ディスコグラフィ :
スタジオ・アルバム2('98〜) |
1998年のカール・ウィルソンの死後、アル・ジャーディンが事実上グループを脱退、身内を集めた自身のバンドで音楽活動を開始、ブライアン・ウィルソンもソロ・アルバム
『イマジネーション』
の発表とともにライブツアーを行い、ソロ・アーティストとしての活動が軌道に乗りました。 残ったマイク・ラヴとブルース・ジョンストンは本家ビーチ・ボーイズとしてコンサート活動を継続し、しばらくバンドは3つに分裂したような格好になっていました(ただしブルースやアルがブライアンのライブに参加したりと個別の交流は続いていました)。
その後、2011年末にビーチ・ボーイズのリユニオンが発表され、2012年にはニュー・アルバムが発売されました。
ここでは
『Stars & Stripes Vol.1』
以降の分裂期間の作品で、いちおうビーチ・ボーイズ名義として受け取れそうなものを取り上げます。
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シンフォニック・ビーチ・ボーイズ ('98) Symphonic
Sounds / Music Of The Beach Boys
1. Overture[Medley]: California
Girls/Sloop John B. /Surfer Girl/God Only Knows/In My Room/Don't Worry
Baby/Please Let Me Wonder/Friends/The Warmth Of The Sun/All Summer
Long/California Girls/Good Vibrations 2. Kokomo
(歌:マイク・ラヴ) 3. God Only Knows (歌:タミー・トレント) 4.
Wouldn't It Be Nice? (ギター:マイケル・トンプソン) 5.
Disney Girls (歌:ブルース・ジョンストン) 6.
Darlin' (歌:マット・ジャーディン) 7. (Just for Fun...)
All Surf[Medley]: Catch A Wave/Surfin' Safari/Surf
City/Hawaii/Surfin' U.S.A. 8. The Warmth Of The Sun
(歌:エイドリアン・ベイカー) 9. Water Planet Suite[Medley]: Heroes
And Villains/Help Me, Rhonda/Wouldn't It Be Nice/God Only Knows/Surfer
Girl/In My Room/The Warmth Of The Sun/All Summer Long/You Still Believe In
Me/Caroline No/Good
Vibrations
ロイヤル・フィル・ハーモニーがビーチ・ボーイズの曲を演奏したもの。1と9はオーケストラのみの演奏による組曲で、他の曲はブルースとマイクやツアー・メンバーらがボーカルやコーラスを加えている。 マイクは「Kokomo」で、ブルースは「Disney
Girls」でリード・ボーカルを担当。ブルースのリード・ボーカルが聴けるのは久しぶり。 「Darlin'」のリード・ボーカルのマット・ジャーディンはアルの息子。 ブルースはアルバム・プロデュースも担当。
アマゾン 日本盤 輸入盤 |
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Salute Nascar ('98) マイク・ラヴ、ブルース・ジョンストン&デヴィッド・マークス・オブ・ザ・ビーチ・ボーイズ
1. I Get Around 2. Littke
Duece Coupe 3. Little Old Lady From
Pasadena 4. 409 5. Shut
Down 6. Little GTO 7. Ballad Of
Ole' Betsy 8. Little Honda 9. Fun,
Fun, Fun 10. Don't Worry
Baby
マイクとブルースがビーチ・ボーイズ初期のメンバー、デヴィッド・マークスを加えて作ったカバー・アルバム。アメリカのガソリン・スタンド限定で購入できるCDとして販売された。
実際にはエイドリアン・ベイカーが1980〜90年代に作ったバッキング・トラックにマイクがボーカルを入れただけで、ブルースとデヴィッドは演奏に参加していないらしい。
アマゾン 輸入盤CD
このベイカーとの録音はこのアルバムの他に1996年のマイクのソロ 『Catch A Wave』 と下の 『Summertime
Cruisin'』 として発表されている。
また、ベイカーが自身の名義で配信しているアルバム 『California
Girls』(アマゾン)に1、2、9、10が収録されている。 |
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Summertime Cruisin' ('01) マイク・ラヴ&ブルース・ジョンストン・オブ・ザ・ビーチ・ボーイズ
1. Catch A Wave 2. Do It
Again 3. I Get Around 4.
California Girls 5. Surfin'
Safari 6. Surfin' U.S.A. 7. Surfer
Girl 8. Little Deuce Coupe 9.
Little Old Lady From Pasadena 10. Shut
Down 11. Don't Worry Baby 12.
Kokomo 13. Good Vibrations 14.
Summertime Music 15. Camp
California
こちらもマイク&ブルースが出したカバー・アルバム。上と同じ時期のセッションで録られたものらしい。一部の曲は重複している。
14と15は別の時期に録音されたマイク作曲の新曲。ブルースも参加している。
カナダのクライスラー車ディーラーが販促のために顧客に配布した限定盤とのこと。
また、ベイカーが自身の名義で配信しているアルバム
『California
Girls』(アマゾン)に1、2、3、4、6、8、11、13が収録されており、「Kokomo」は単独で配信されている(アマゾン)。
YouTube 『California Girls』 Kokomo |
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Songs From Here & Back ('06)
1. Intro 2. Dance, Dance,
Dance 3. Wouldn't It Be Nice 4.
Surfer Girl 5. Kokomo 6.
Car Medley Intro 7. Little Deuce
Coupe 8. I Get Around 9. Good
Vibrations
10. The Spirit Of Rock &
Roll [B.Wilson] 11. PT Cruiser
[A.Jardine] 12. Cool Head, Warm Heart
[M.Love]
10年ぶりにちゃんと「ビーチ・ボーイズ」名義で出た新譜。ただし内容は1〜9曲目までがライブで、残り3曲はブライアン、アル、マイクがそれぞれソロで録音した曲を持ち寄ったもの。アルの曲は2002年にシングルで出たもので、マイクの曲は後にリミックスされて2017年のソロ・アルバム 『Unleash
The Love』 に収録された。ブライアンの曲はこれでしか聴けない。
ライブについてはブックレットに「Tracks 1-9
recorded live at Universal Amphitheater, Universal City,
CA」とあるが、いつの録音かは書いていない。 ユニバーサル・アンフィシアターでのライブは1979年6月と1983年11月と1987年4月にしか行っていないようなので、場所が正しいとすると1988年リリースの「Kokomo」は別会場ということになる。
英語版ウィキペディアによると3と9が1974年、残りは1989年となっていて、すべてユニバーサル・アンフィシアターではないということになる。
グリーティング関連商品を扱うアメリカの「ホールマーク」が自社のショップ限定で発売したものだが、一部の輸入レコード店や海外のネット・オークションなどで日本でも割合簡単に入手できた。
アマゾン 輸入盤 輸入盤 |
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カリフォルニア・ミュージック・プレゼンツ・アド・サム・ミュージック ('21) カリフォルニア・ミュージック California Music Presents Add
Some Music
1. Add Some Music To Your Day (feat. Mike
Love, Al Jardine, and Bruce Johnston) 2. Ram Raj
(feat. Mike Love) 3. Jenny Clover (feat. Al
Jardine) 4. She Believes In Love Again (feat. Bruce
Johnston) 5. Long Promised Road (feat. David
Marks) 6. Friends 7. Get Together
(feat. Jeffrey Foskett) 8. Golden State (feat. Rob
Bonfiglio) 9. Add Some Music To Your Day [a cappella
version] 10. Add Some Music To Your Day [instrumental
version]
※上記はパッケージに記載の曲順だが、CDでは7と8が逆に収録されている。配信版はパッケージの曲順通りなので、CDへの収録ミスだと思われる。
アメリカの貧困問題改善に取り組む非営利団体「Feeding
America」を支援するチャリティ・アルバム。 ブライアン以外のメンバーとビーチ・ボーイズ・ファミリーが集結した「Add Some
Music To Your Day」の再録音版を収録。 1曲のみではあるが、事実上結成60周年記念のリユニオンと考えていい。 発売元HP
2はマイクの2017年のソロ・アルバム 『Unleash The
Love』 収録のものと同じ(最後に入っていた話し声はカット)。 3はアルが2021年に限定シングルとしてリリースしたCD 『Waves
Of Love
2.0』 のカップリングだった曲の頭にストリングスのイントロを付けたもの。 4は2007年に出たプロモ盤でしか聴けなかったブルースのソロ・レコーディング(ビーチ・ボーイズでリリースした曲の再録音)と同じだが、やたらとノイズが多い。 5はビーチ・ボーイズのファンクラブ会報 『Endless
Summer Quarterly』 2006年冬号の付録CD 『Under
Gold』(カール追悼コンピレーション)に収録されていたデヴィッド・マークスのギターによるカバーと同じ。 6はメンバーの子供たちが録音した未発表カバー。 7はジェフリー・フォスケットの2000年のアルバム 『トゥエルヴ・アンド・トゥエルヴ』 の日本盤ボーナス・トラックだったものと同じ(最後のドラム・ロールはカット)で、ヤングブラッズが1967年にシングルでリリースしたことで知られる曲のカバー。 8はロブ・ボンフィグリオの2014年のアルバム 『Freeway』 収録のものと同じ(フェイド・アウトで終わっており、40秒ほど短くなっている)。
「Add Some
Music...」のシングル・エディットは最後のアカペラになる直前でフェイド・アウトする。
YouTube アルバム Add Some
Music To Your Day (Single Edit) ミュージック・ビデオ Add Some
Music To Your Day
アマゾン 輸入盤 日本盤 アルバムMP3 シングル・エディットのMP3 HMV 輸入盤 日本盤 タワーレコード 輸入盤 日本盤 |
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