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 更新履歴 

The Greatest Hits Volume 1 - 20 Good Vibrations ('99)
The Greatest Hits Volume 2 - 20 More Good Vibrations ('99)


 

Vol.1  Vol.2



Volume 1、2とも、ほぼ全曲がシングル/EP収録時のミックスで収録されています。

【The Greatest Hits Volume 1】
1-1. Surfin' Safari  2:06 モノラル
『シングル・コレクション(日本企画)』('93)収録のものはエコーがかかっていたが、この音源にはかかっていない。
アルバム 『サーフィン・サファリ』 収録のものと同じ。
1-2. 409  2:00 モノラル
アルバム 『サーフィン・サファリ』 『リトル・デュース・クーペ』 のモノラル盤収録のものと同じ。
1-3. Surfin' U.S.A.  2:28 モノラル
アルバム 『サーフィン U.S.A.』 のモノラル盤収録のものと同じ。
1-4. Shut Down  1:51 モノラル 
アルバム 『サーフィン U.S.A.』 『リトル・デュース・クーペ』 のモノラル盤収録のものと同じ。
1-5. Surfer Girl  2:28 モノラル 

この曲のエンディングのフェイド・アウトは、ステレオではエンディングの繰り返しの4回目の「♪Girl, surfer girl, my little surfer girl」の後のブライアンの「♪little〜」まで聴こえ、モノラルは少し早く音が消えるはずだが、ここに収録されているモノラルはステレオとほぼ同じ長さ。
2017年12月2日追記
初期のCDに収録のモノラルは「♪Girl, surfer girl, my little surfer girl」の「my」で音が消えたが、『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)にエンディングの繰り返しの3回目の前で編集された形跡のあるモノラルが収録され、「little」で消えていた(1997年のベスト盤 『Perfect Harmony』 には「Version 2」というタイトルで収録)。
ここに収録されているのはその「Verson 2」のフェイド・アウトをもう少し遅くしたもの。

1-6. Little Deuce Coupe  1:50 モノラル 

エンディングがステレオより長く、音が消える前にブライアンの裏声が聴ける。
アルバム 『サーファー・ガール』 『リトル・デュース・クーペ』 のモノラル盤収録のものと同じ(ただし2012年発売のモノ&ステレオ2イン1CDでは、『リトル・デュース・クーペ』 の方のモノラルはステレオと同じ長さになっている)。

1-7. Catch A Wave  2:19 モノラル 
アルバム 『サーファー・ガール』 のモノラル盤から。
1-8. Be True To Your School  2:07 モノラル 
チアガールのコーラスが入るシングル・バージョン。
アルバム 『リトル・デュース・クーペ』 に収録のモノラルはステレオと同じでチアガールのコーラスは入っていない。
1-9. Fun, Fun, Fun   2:19 モノラル

エンディングのフェイド・アウトがステレオより10秒以上長い。
アルバム 『シャット・ダウン Vol.2』 のモノラル盤収録のものもこの長さ。

ここに収録されたモノラルは、曲の開始前に一瞬誰かの声が聴こえる(ブライアンのカウントの声の残りではないかと思われる)。他の盤(CD)でこの声が聴けるのは2014年の Analogue Productions のSACD 『シャット・ダウン Vol.2』 しか知らない。

1-10. I Get Around  2:14 モノラル 
アルバム 『オール・サマー・ロング』 のモノラル盤収録のものと同じ。
1-11. Dance, Dance, Dance  2:00 モノラル 
アルバム 『トゥデイ』 のモノラル盤収録のものと同じ。
1-12. Do You Wanna Dance?  2:19 モノラル 
アルバム 『トゥデイ』 のモノラル盤収録のものと同じ。
1-13. Help Me, Rhonda  2:48 モノラル 
アルバム 『トゥデイ』 収録のものとは別録音のシングル・バージョン。
アルバム 『サマー・デイズ』 のモノラル盤に収録されている。
1-14. California Girls  2:45 モノラル
アルバム 『サマー・デイズ』 のモノラル盤収録のものと同じ。
1-15. Barbara Ann  2:09 モノラル
アルバム 『パーティ』 収録曲で、シングルにする際にエンディングをフェイド・アウト処理したもの。
この曲がベスト盤に入る場合はだいたいこの編集バージョンで収録される。
1-16. Sloop John B  2:56 モノラル
アルバム 『ペット・サウンズ』 のモノラル盤収録のものと同じ。
1-17. Wouldn't It Be Nice  2:24 モノラル 
アルバム 『ペット・サウンズ』 のモノラル盤収録のものと同じ。
1-18. God Only Knows  2:50 モノラル
アルバム 『ペット・サウンズ』 のモノラル盤収録のものと同じ。
1-19. Good Vibrations  3:37 モノラル
アルバム 『スマイリー・スマイル』 のモノラル盤収録のものと同じ。
1-20. Kokomo  3:38 ステレオ
アルバム 『スティル・クルージン』 収録のものと同じ。





The Greatest Hits Volume 2】
2-1. In My Room  2:12 モノラル
アルバム 『サーファー・ガール』 のモノラル盤収録のものと同じ。
2-2. The Warmth Of The Sun  2:52 モノラル
アルバム 『シャット・ダウン Vol.2』 のモノラル盤収録のものと同じ。
2-3. Don't Worry, Baby  2:51 モノラル
エンディングがステレオより長いシングル・バージョン。
『シングル・コレクション(日本企画)』('93)ではこのバージョンのマスターが入手できず、盤起こしで収録されており、1分32秒あたりの「alright」で音が割れたりしているが、ここに収録のものはそれより明らかに音質がいい。

アルバム 『シャット・ダウン Vol.2』 のモノラル盤収録のものは長さはステレオと同じだが、ステレオとはエンディングでドラムの音が消えないという細かい違いがある。

また、ステレオ/モノラルともに、この曲は盤によって演奏が始まる前に残響音が鳴るものとその部分がカットされているもののどちらかで収録されている(詳細は下記参照)。
2-4. All Summer Long  2:07 モノラル
アルバム 『オール・サマー・ロング』 のモノラル盤収録のものと同じ。
2-5. Wendy  2:25 モノラル
間奏で誰かの咳の音が入らないモノラル・バージョン。1964年リリースの旧ステレオには入っているが、2007年の新規作成ステレオには入っていない。
アルバム 『オール・サマー・ロング』 のモノラル盤収録のものと同じ。
2-6. Little Honda  1:52 モノラル
アルバム 『オール・サマー・ロング』 のモノラル盤収録のものと同じ。
2-7. When I Grow Up (To Be A Man)  2:04 モノラル
アルバム 『トゥデイ』 のモノラル盤収録のものと同じ。
2-8. Please Let Me Wonder  2:47 モノラル
アルバム 『トゥデイ』 のモノラル盤収録のものと同じ(ただし2012年発売のモノ&ステレオ2イン1CDには、新たに作られたと思われるピッチが遅いモノラルが収録されている)。
2-9. You're So Good To Me  2:16 モノラル
アルバム 『サマー・デイズ』 のモノラル盤収録のものと同じ。
2-10. The Little Girl I Once Knew  2:36 モノラル
シングルのみで発売された曲。
2-11. Caroline, No  2:19 モノラル
アルバム 『ペット・サウンズ』 のモノラル盤収録のものと同じだが、電車の通過音と犬の鳴き声が出る前にフェイド・アウトする。
2-12. Heroes And Villians  3:38 モノラル
アルバム 『スマイリー・スマイル』 のモノラル盤収録のものと同じ。
2-13. Wild Honey  2:38 モノラル
アルバム 『ワイルド・ハニー』 のモノラル盤収録のものと同じ。
2-14. Darlin'  2:13 モノラル
アルバム 『ワイルド・ハニー』 のモノラル盤収録のものと同じ。
2-15. Friends  2:32 モノラル
『シングル・コレクション(日本企画)』('93)に収録のものと同じだと思われる。

このベスト盤の趣旨からするとシングル用のモノラル・ミックスで収録されているのではないかと思われる。
ただしステレオ版との違いはほとんど感じられず、強いて言えば終り間近の「♪ディンディプリー、ディンディプラー、ディンディプルー、ディンディアイオー」の「アイ」がステレオより小さめにミックスされているかな、 という程度(というか、ステレオがその部分のボーカルだけ強めになるのだが)。
2-16. Do It Again  2:20 モノラル
エンディングに大工道具の効果音(スマイル・セッションで録られたもの)が入らないシングル・バージョン。
アルバム 『20/20』 に収録のものは疑似ステレオで、エンディングに大工道具の効果音が入る。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に新規作成のステレオ・ミックスが収録されている。
2-17. Bluebirds Over The Mountain  2:51 モノラル
これまでCDでは聴いたことがないモノラル・ミックス。
アルバム 『20/20』 収録のステレオ・バージョンにはないパーカッションとキーボードがミックスされている。
この曲の別ミックスとしては 『ザ・ビーチ・ボーイズ・ボックス』('80)『レアリティーズ』('83)に収録されているものが知られており、ここに収録されたモノラル・ミックスもそれに近いが、若干異なる。

【既発の別ミックスの特徴】
・アルバム 『20/20』 バージョンにはないパーカッションやギター、キーボードがミックスされており、パーカッションとギターが不自然に大きい。
・中間部の「♪Well I'm in pain can't you see」の後の「アウ!」というシャウトはアルバム・バージョンのシャウトとは異なる。
・『ザ・ビーチ・ボーイズ・ボックス』('80)にはモノラルで収録されているが、イントロで音がよれるなど音質が悪い。1998年の 『The Dutch Singles Collection』(←アマゾン)にはこれより音質の良いものが収録されているが、盤起こしのような音で、エンディングのフェイド・アウトが若干早い。
・『レアリティーズ』('83)には非常に不自然なステレオで収録されている。左チャンネルにモノラル・ミックスが配置され、右チャンネルにはアルバム・バージョンにないギターやパーカッションが非常に大きな音で配置されている。
また、左チャンネルのモノラル・ミックスもアルバム・バージョンでは聴こえないキーボードがはっきりと聴こえ(特に最後の「♪Bluebirds over the mountain〜」の部分)、中間部の「♪Well I'm in pain can't you see」の後の「ワ〜ウ!」というシャウトがない(その代わり右チャンネルに別のシャウトが入っている)。

このベスト盤に収録されたモノラル・ミックスに追加されているのはパーカッションとキーボードのみで、ギターは追加されておらず、音量も不自然ではない(つまり 『レアリティーズ』 のステレオの左チャンネルのモノラル・ミックスに、右チャンネルのパーカッションとシャウトを適正な音量でミックスしたもの)。
配信アルバム 『1968 - I Can Hear Music』('18)にも収録された。
2-18. I Can Hear Music  2:39 ステレオ
アルバム 『20/20』 に収録のものと同じ。
2-19. Break Away  2:55 ステレオ
シングルのみで発売された曲。
2-20. Cottonfields (The Cotton Song)  3:05 モノラル
アルバム 『20/20』 収録のものとは別録音のシングル・バージョン。
CDでは 『ザ・ビーチ・ボーイズ・ボックス』('80)『レアリティーズ』('83)で聴けたが、あまり音質が良くなかった。
その後 『グッド・ヴァイブレーション・ボックス』('93)に収録されたものの、イントロの音が少し欠けていた。

ここに収録されたものは頭が欠けておらず、このバージョンでは今のところ最新のリマスターということになろうかと思う。




1999年に米キャピトルが出したベスト盤。

よくあるコンピレーション盤だと思ってスルーしていたのだが、ちゃんと確認してみたら、意外に見過ごせない盤だった。

コンセプトとしてはシングルとしてリリースされた曲をオリジナルのミックスで収録するというもので、ライナー記載の以下の文章を見ても、なかなか気合が入っていることが感じられる。

「All selections are presented in their original single mixes, except 'Catch A Wave' which is presented in its original mix from the mono 'Surfer Girl' album.」

「The sound on this collection is the result of an exhaustive vault search of both Capitol and Brother Records' tape libraries.

All selections were matched to original first pressing singles to insure that the mix, pitch, feel and fade that you hear is the same as the song's single release.」

「The original mono single masters were transferred using a full track analog tape machine for proper imaging and were mastered via Capitol's custom 24-Bit system.」
(『Volume 1』 のライナーから)

リマスターはロン・マクマスターとアンドリュー・サンドヴァルが担当していて、おなじみのマーク・リネットが一切関わっていないのも面白いところ。

『Volume 2』 の「Bluebirds Over The Mountain」以外はこの盤でしか聴けないものはないのだが、タイトルを太字にしてあるのが要注目の曲で、他の盤より音質が良かったりする。

この後の 『Volume 3』 に当たるのが、日本盤も出た 『グレイテスト・ヒッツ3(ベスト・オブ・ブラザー・イヤーズ)』 になる(米盤は多少選曲が異なる)。


ちなみに 『Volume 1』 は1995年に出た 『20 Good Vibrations - The Greatest Hits』 というベスト盤の改訂版で、収録曲は同じだが、曲順と使用したマスターが異なっていて、旧版にはオリジナル・シングルのミックスにこだわる姿勢は全くない。
同じ商品かと思うほどにパッケージが似通っているので、間違って買わないように注意されたい。
Discogs  1995年盤  1999年盤 

旧盤の曲目(*はモノラル)
1. Surfin' Safari* /2. Surfin' U.S.A. /3. Surfer Girl /4. Little Deuce Coupe /5. Be True To Your School[チアガールのコーラスのないアルバム・バージョン]/6. Fun, Fun, Fun /7. I Get Around* /8. Shut Down /9. Dance, Dance, Dance* /10. Do You Wanna Dance?* /11. Help Me, Ronda[『トゥデイ』 収録のアルバム・バージョン]/12. California Girls* /13. Barbara Ann[フェイド・アウトがシングル・バージョンより遅く、2分20秒ある]* /14. Sloop John B* /15. Wouldn't It Be Nice* /16. Good Vibrations* /17. 409* /18. God Only Knows* /19. Catch A Wave /20. Kokomo





【 Don't Worry Baby の冒頭の残響音について】

あまりに些末な話なのでこれまで触れなかったが、この曲には演奏が始まる前に何かの残響音が鳴ってから始まるものと、その部分をカットしているものがある。
調べた範囲では収録盤は以下の通り。

ステレオ
残響音あり 残響音なし
シャット・ダウンVol.2 '89日本盤
シャット・ダウンVol.2 '90マスター使用盤
シャット・ダウンVol.2 '01マスター使用盤
シャット・ダウンVol.2 '14日本盤
シャット・ダウンVol.2 '14 Analogue Productions SACD

ベスト盤 終りなき夏 '74('87CD化)
ベスト盤 イン・マイ・ルーム '93
ベスト盤 カリフォルニア・フィーリン '02

シングル・コレクション(米編集) '08
シャット・ダウンVol.2 '12モノ&ステレオ盤

ベスト盤 ツイン・ベスト・ナウ '88
ベスト盤 バラード '91
ベスト盤 ゴールデン・ヒッツ '91
ベスト盤 フォー・ザ・ガールズ '93
ベスト盤 I Love You(ラヴ・ソングス) '93
ベスト盤 スーパー・ベスト '93
ベスト盤 ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ(カリフォルニアの夢 ) '96
ベスト盤 グッド・ヴァイブレーション '97
ベスト盤 グレイテスト・ヒッツ '98
ベスト盤 ザ・グレイテスト '98
ベスト盤 プレミアム・ツイン・ベスト '10

以下は'09新ステレオ
ベスト盤 サマー・ラヴ・ソングス '09
ベスト盤 偉大なる50年 '12
6枚組 カリフォルニアの夢  '13
Keep Eye On Summer '14
以下は'21新ステレオ
ベスト盤 サウンズ・オブ・サマー(リマスター) '22
モノラル
残響音あり 残響音なし
シャット・ダウンVol.2 '14 Analogue Productions SACD

ベスト盤 Perfect Harmony '97
ベスト盤 サウンズ・オブ・サマー(日編集) '03
ベスト盤 サウンズ・オブ・サマー(米編集) '03

ザ・ビーチ・ボーイズ・ボックス '80('90CD化の日本盤)
グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス '93
シングル・コレクション(米編集) '08

以下はエンディングがステレオより長いモノラル
シングル・コレクション(日編集) '93
ベスト盤 The Greatest Hits Volume 2 '99
シャット・ダウンVol.2 '12モノ&ステレオ盤

ベスト盤 Made In USA '86
ベスト盤 グレイテスト・ヒッツ1(1962〜1965) '00

ザ・ビーチ・ボーイズ・ボックス '80('89CD化の輸入盤)


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