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 ビーチ・ボーイズ 
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 更新履歴 

グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス ('93)
Good Vibrations:Thirty Years Of The Beach Boys




93年日本盤(6枚組、TOCP-8021〜6)  98年再発輸入盤(5枚組)  MP3

YouTube(「Kokomo」とディスク6の5曲は入っていない)



ディスク1  ディスク2  ディスク3  ディスク4  ディスク5  ディスク6

太字は初登場音源、もしくはこのボックスでしか聴けないバージョン

【Disc 1】
1-1. Surfin' U.S.A. [demo version]  1:49 モノラル
初登場音源。ブライアンのピアノ弾き語りによるデモ。1963年ごろ。
『ホーソーン、カリフォルニア』('01)にもこの曲のデモが収録されているが、そちらは他のメンバーが楽器を弾いている。
1-2. Little Surfer Girl (B.Wilson)  0:31 モノラル
初登場音源。オルガンとドラムをバックにブライアンが歌うデモ。1963年ごろ。
1-3. Surfin' [rehearsal]  1:31 モノラル
初登場音源。アカペラで歌われるリハーサル音源。61年9月録音か。
『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク1に収録の「3701 West 119th Street, Hawthorne, California: The Surfin' Rehearsal」や、モーガン・テープスの 『Becoming The Beach Boys』('16)ディスク1に収録の「Surfin'」のデモとは別物。。
1-4. Surfin'  2:28 モノラル
『サーフィン・サファリ』 収録のものと同じテイクだが、冒頭に録音中の様子が追加されており、失敗してやり直した後に「Take7」の声が入る。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1にも収録。
このトラックは「テイク1」のコール→テイク1(失敗して中断)→「テイク7」のコール→テイク8(完奏)という形に編集されており、編集前の音源は 『Becoming The Beach Boys - The Complete Hite & Dorinda Morgan Sessions』('16)で聴ける。
テイク8はマスター・テイクになったもので、アルバム 『サーフィン・サファリ』 収録のものと同じ。
1-5. Their Hearts Were Full Of Spring [demo](Bobby Troup)  2:35 モノラル
初登場音源。フォー・フレッシュメンも取り上げたスタンダード・ナンバーのデモ。62年4月19日録音。この日に6、7曲目の「Surfin' Safari」「409」の他、「Lonely Sea」「Judy」も録音され、ブライアンの父でバンドのマネージャーだったマリーがこれらのデモ・テープを持って契約を取るためにレコード会社を回った。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1には「Their Hearts Were Full Of Spring」「Surfin' Safari」「409」の他に「Lonely Sea」も収録されている。
残る「Judy」のデモは 『Becoming The Beach Boys - The Complete Hite & Dorinda Morgan Sessions』('16)に収録された(ディスク2の14)。
1-6. Surfin' Safari  2:16 モノラル
『サーフィン・サファリ』 収録のものと同じテイクだが、フェイド・アウト後まで収録。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1にも収録。
1-7. 409  2:08 モノラル
『サーフィン・サファリ』 『リトル・デュース・クーペ』 収録のものと同じテイクだが少し長く、演奏を止めるところまで聴ける。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1にも収録。
1-8. Punchline [instrumental](B.Wilson)  1:51 モノラル
初登場音源。インスト。63年1月2日録音。
1-9. Surfin' U.S.A.  2:28 モノラル
1-10. Shut Down  1:51 モノラル
1-11. Surfer Girl  2:24 モノラル
ステレオより短いモノラル・バージョン。エンディングの繰り返しが4回目の途中で消える。
2017年12月2日追記
ただしこの盤に収録のモノラルはエンディングの繰り返しの3回目の前で編集された形跡があり、以前のCDに収録のものよりフェイド・アウトが一瞬遅い。以前のモノラルは4回目の「♪Girl, surfer girl, my little surfer girl」の「my」で音が消えたが、この盤では「little」で消える。
これと同じものがベスト盤 『Perfect Harmony』('97)に「Version 2」というタイトルで収録されている。
このバージョンでステレオ・バージョンとほぼ同じ所まで聴けるモノラルがベスト盤 『The Greatest Hits Volume 1 - 20 Good Vibrations』('99)に収録されている。
1-12. Little Deuce Coupe  1:48 モノラル
ステレオよりフェイド・アウトが遅いモノラル・シングル・バージョン。音が消える直前にブライアンの裏声が聴こえる。
『シングル・コレクション(日本企画)』('93)『USシングル・コレクション』('08)や2012年リマスター盤 『サーファー・ガール<モノ&ステレオ>』 にも収録。
1-13. In My Room  2:13 モノラル
1-14. Catch A Wave  2:18 モノラル
ステレオよりフェイド・アウトが遅いモノラル・バージョン。
1-15. The Surfer Moon  2:17 モノラル
ステレオよりフェイド・アウトが遅いモノラル・バージョン。
1-16. Be True To Your School  2:07 モノラル
チアガールのコーラスが入るシングル・バージョン。
1-17. Spirit Of America  2:20 モノラル
1-18. Little Saint Nick [45 rpm]  1:59 モノラル
鉄琴や鈴の音が入ったモノラル・シングル・バージョン。
1-19. Things We Did Last Summer (J.Styne-S.Cahn)  2:27 モノラル
初登場音源。スタンダード・ナンバーのカバー。1963年のTV番組にこの音源を使ってくちパク出演しており、DVD 『エンドレス・ハーモニー』 の本編と特典映像で見ることができる。
1-20. Fun, Fun, Fun  2:19 モノラル
ステレオよりフェイド・アウトが遅いモノラル・バージョン。
1-21. Don't Worry Baby  2:47 モノラル
『シャット・ダウンVol.2』 のステレオと同じ長さで、フェイド・アウト部分でドラムの音が消えないモノラル・バージョン。冒頭に残響音がある(詳細)。
このバージョンをステレオ化したものが 『サマー・ラヴ・ソングス』('09)に収録されている。
ステレオより長いモノラル・シングル・バージョンは 『シングル・コレクション(日本企画)』('93)に収録。
1-22. Why Do Fools Fall In Love?  2:07 モノラル
イントロにバック・コーラスがついていないアルバム・バージョン。
この曲のバージョン違いについてはこちらで。
1-23. The Warmth Of The Sun  2:48 モノラル
ステレオよりフェイド・アウトが少し短い。
1-24. I Get Around  2:13 モノラル
1-25. All Summer Long  2:07 モノラル
1-26. Little Honda  1:51 モノラル
1-27. Wendy  2:19 モノラル
間奏に咳の音が入らないモノラル・バージョン。
このバージョンをステレオ化したものが 『ウォームス・オブ・ザ・サン』('08)に収録されている。
『オール・サマー・ロング』 に収録のステレオは咳の音が入る。
1-28. Don't Back Down  1:53 モノラル
フェイド・アウトがステレオより長く、エンディングにタムのロールが入るモノラル・バージョン。
1-29. Do You Wanna Dance  2:15 モノラル
1-30. When I Grow Up(To Be A Man)  2:01 モノラル
1-31. Dance, Dance, Dance  1:59 モノラル
1-32. Please Let Me Wonder  2:45 モノラル
1-33. She Knows Me Too Well  2:28 モノラル
1-34. Radio Station Jingles  1:03 モノラル
初登場音源。ラジオ局の名を歌ったジングル。
「KYA」「KEWB」「Murray The K」の3つの後に、ビーチ・ボーイズのコンサートの告知用ジングル(モノラル)と、カールの「コンサートで会いましょう」という語り(ステレオ)が収録されているのだが、次のトラックのタイトルからして、この2つはトラック35に入れるべきものではないかと思う(「Hushabye」の頭出しがしやすいようにこうしたのかもしれない)。
「KYA」と「Murray The K」は6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)にも収録。
1-35. Concert Promo / Hushabye [live] 3:56(シークレット・トラックを除くと約2:55) ステレオ / モノラル
初登場音源。
「Concert Promo」は前述の通り、このトラックではなく前のトラックの終わりに入っている。
「Hushabye」は64年8月1日のサクラメントでのライブで、ライブ・アルバム 『ビーチ・ボーイズ・コンサート』 と同じ日の演奏。同じ日のライブから、さらに3曲が本ボックスのディスク5に収録されている。
その後、この日のライブは配信アルバム 『Live In Sacramento 1964』('14)として全演奏曲がリリースされた。
このあとにシークレット・トラック: アカペラ 「ハッピー・バースデイ・ディア・フレッシュメン」(約53秒)
1960年ごろの録音。『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク1にも収録されているが、こちらで冒頭に入っている話し声は含まれていない。


【Disc 2】
2-1. California Girls  2:37 モノラル
2-2. Help Me, Rhonda  2:46 モノラル
『サマー・デイズ』 に収録のものと同じ再録バージョン=シングル・バージョン。
2-3. Then I Kissed Her  2:14 モノラル
2-4. And Your Dream Comes True  1:04 モノラル
2-5. The Little Girl I Once Knew [45 version]  2:36 モノラル
シングルのみで発表。「45 version」と表記されているが、この曲には特に別バージョンはないはず。
2-6. Barbara Ann [45 version]  2:03 モノラル
『パーティ』 収録曲のシングル・バージョン。フェイド・アウトで終わらせている。
この曲がベスト盤に収録される時は必ずこのバージョンなので、特に珍しくはない。
2-7. Ruby Baby [Party LP out take](Jerry Leiber-Mike Stoller)  2:10 モノラル
初登場音源。『パーティ』 のアウトテイクで、リーバー&ストーラーのナンバー。『パーティ』 の録音は、65年8月23日、9月8日、 14日、15日、23日に行われている。
2015年発売の 『パーティ』 拡大版のディスク1の20「Ruby Baby [Take2]」と同じだが、そちらはステレオ・ミックスになっている。
2-8. KOMA [radio promo spot]  0:09 モノラル

初登場音源。ラジオ局の名を歌ったジングル。66年3月録音?
配信アルバム 『Graduation Day 1966 : Live At The University Of Michigan』('16)のボーナス・トラック「KOMA Radio Spot」には頭にブライアンのカウントが付いている。

2-9. Sloop John B  2:55 モノラル
2-10. Wouldn't It Be Nice  2:23 モノラル
2-11. You Still Believe In Me  2:29 モノラル
2-12. God Only Knows  2:47 モノラル
2-13. Hang On To Your Ego [alternate version](B.Wilson-Terry Sachen)  3:12 モノラル
初登場音源。『ペット・サウンズ』 のCD化の際のボーナス・トラックとして収録されたものとは別テイク。
「I Know There's An Answer」の変更前のタイトルと歌詞のバージョンで、ビーチ・ボーイズらしくない歌詞であるとしてメンバーの反対にあったため書き直された。
ほとんどの 『ペット・サウンズ』 のCDのボーナス・トラックに収録されているのはブライアンが全編でリード・ボーカルを取るバージョンだが、こちらはマイクが1番と2番の最初のフレーズだけリードを取っている(1番の最初のフレーズを歌い終わったマイクが「ブルルル…」という声を発する)。
このテイクは 『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)『ペット・サウンズ 40thアニヴァーサリー・エディション』('06)『ペット・サウンズ 50周年記念スーパー・デラックス・エディション』('16)にも収録されている。
2-14. I Just Wasn't Made For These Times  3:11 モノラル
2-15. Pet Sounds  2:20 モノラル
2-16. Caroline, No  2:51 モノラル
電車の通過音と犬の鳴き声も含む。
2-17. Good Vibrations [45 version]  3:35 モノラル
『スマイリー・スマイル』 に収録のものと同じ。
2-18. Our Prayer  1:06 モノラル
初登場音源。『スマイル』 セッションで録られたオリジナル・テイク。『20/20』 に収録されたものは後からボーカルがダビングされている。66年9月19日録音。
2-19. Heroes And Villains [alternate version]  2:56 モノラル
中間部で、「in the cantina …」と歌われるパートがある別バージョン。
『スマイリー・スマイル』 のボーナス・トラックと同じ。
2-20. Heroes And Villains [sections]  6:39 モノラル
初登場音源。『スマイル』 セッションで録られた「Heroes and Villains」の様々な断片をつなげたもの。
67年1〜2月録音。
『スマイル』('11)のディスク1に収録の「Heroes And Villains Sections [stereo mix]」はこれにもう少し断片が加えられ、ステレオ化されている。
2-21. Wonderful  2:02 モノラル
初登場音源。『スマイル』 セッションで録られたテイク。のちに再録音され、『スマイリー・スマイル』 に収録。
66年9月1日録音。
2-22. Cabinessence  3:32 ステレオ
2-23. Wind Chimes  2:31 モノラル
初登場音源。『スマイル』 セッションで録られたテイク。のちに再録音され、『スマイリー・スマイル』 に収録。
66年8月3日録音。
2-24. Heroes And Villains [intro]  0:35 モノラル
初登場音源。『スマイル』 セッションで録られた曲。『スマイル』 収録予定の「Fire」という曲のイントロに使用されることになる。67年3月1日録音。
『スマイル・コレクターズ・ボックス』('11)ディスク2に収録の「Heroes And Villains: Organ Waltz / Intro」はこの時のセッション音源。
2-25. Do You Like Worms (B.Wilson-V.D.Parks)  4:00 モノラル
初登場音源。『スマイル』 セッションで録られた曲。一部が1984年のドキュメンタリー 『アン・アメリカン・バンド』 で使用されていた。 66年10月18日録音。
2-26. Vegetables  3:28 モノラル
初登場音源。『スマイル』 セッションで録られたテイク。のちに再録音され、『スマイリー・スマイル』 に収録。
67年4月12日録音。
2-27. I Love To Say Da Da (B.Wilson)  1:32 モノラル
初登場音源。『スマイル』 セッションで録られた曲。67年5月16日録音。
2-28. Surf's Up  3:38 モノラル
初登場音源。『スマイル』 セッションで録られたテイク。ブライアンがピアノだけで全編を歌う。66年12月15日録音。
『スマイル・コレクターズ・ボックス』('11)ディスク3と 『スマイル・デラックス・エディション』('11)ディスク2に収録の「Surf's Up: Piano Demo [master take]」も同じ音源だが、ステレオ化されており、演奏をやめるところまで聴ける。

1967年11月の 『ワイルド・ハニー』 セッションでの録音が以下に収録されている。
・『スマイル・コレクターズ・ボックス』('11)『スマイル・デラックス・エディション』('11)ディスク1に収録の「Surf's Up 1967 [solo version, new Brian demo]」
・6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6に収録の「Surf's Up [1967 Version, 2012 mix]」
・『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』('17)ディスク2に収録の「Surf's Up [1967 version]」
2-29. With Me Tonight  2:17 モノラル


【Disc 3】
3-1. Heroes And Villains [45 version]  3:36 モノラル
『スマイリー・スマイル』 に収録のものと同じ。
3-2. Darlin'  2:11 モノラル
3-3. Wild Honey  2:36 モノラル
3-4. Let The Wind Blow  2:19 モノラル
3-5. Can't Wait Too Long [alternate version]  3:50 ステレオ
初登場音源。1967年の 『ワイルド・ハニー』 セッションでの録音。
既に 『スマイリー・スマイル』 のボーナス・トラックとして発表されていたバージョン(5:34)は別個に録音された4つのパートをつなげたものだったが、こちらはそのうちの3つ目までのパートを使った別編集版で、中間でブライアンの語りが入ったり、全編ステレオ化されていたりといった違いがある。

◎これまでに発表されたミックスまとめ
1.『スマイリー・スマイル』 の1990年CDのボーナス・トラック (5:34)
 ……別個に録音された4つのパートをつなげたもの(一部モノラル)。
2.『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)ディスク3 「Alternate Version」(3:50)
 ……1の3つ目までのパートの新たな編集版。中間でブライアンの語りが入ったり、全編ステレオ化されている。
3.『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク2 と 6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3 「A Capella Mix」(0:49)
 ……1968年録音で、既出バージョンの冒頭のパートをアカペラで収録したもの。
4.『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』('17)ディスク1 「Alternate Early Version」(2:49)
 ……頭の50秒ぐらいはピアノ伴奏による初期テイク。後半のテイクは1と2の3つ目のパートに近いが別ミックス。
5.『1967 - Sunshine Tomorrow 2』('17) 「Alternative Mix With Tag」(2:37)
 ……4の後半部分のテイクの更なる別ミックス。エンディングに別のパート(1の4つ目のパートをステレオ化したもの)が付けられている。
6.『1968 - I Can Hear Music』('18) 「Been Way Too Long [Sections]」(7:56)
……1と2の構成を踏襲しつつ、1968年になって録音された素材を追加したもの。
7.3枚組 『サウンズ・オブ・サマー』('22)ディスク3 「2021 Mix」(3:46)
……2に非常に似ているが、1の4つ目のパートまで含まれている。
3-6. Cool, Cool Water  1:11 ステレオ

初登場音源。『ワイルド・ハニー』 セッションでの録音。のちに 『サンフラワー』 に収録される同タイトルの曲の冒頭部分になった。

このテイクはこれまで以下の編集盤に収録されており、すべてミックスが異なる。
・『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)ディスク3「Cool, Cool Water」 … 冒頭のマイクの「♪Cool'n so cool'n cool'n me...」がある。
・『スマイル・コレクターズ・ボックス』('11)ディスク4「Cool, Cool Water [version 2]」 … 冒頭のマイクの「♪Cool'n so cool'n cool'n me...」がない。2回目から他の盤にない「ウ〜」というコーラスが加わる。
・『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』('17)ディスク1「Cool, Cool Water [alternate early version]」 … 冒頭のマイクの「♪Cool'n so cool'n cool'n me...」がない。
・『1967 - Sunshine Tomorrow 2』('17)「Cool, Cool Water [alternate mix]」 … 『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』 版から楽器の伴奏の音量を下げ、アカペラのようにしたもの。

『スマイル・コレクターズ・ボックス』('11)ディスク4に収録の「Cool, Cool Water [version 1]」は 『スマイリー・スマイル』 セッションで録音された初期のテイク。

3-7. Meant For You  0:37 ステレオ
3-8. Friends  2:31 ステレオ
3-9. Little Bird  1:57 ステレオ
3-10. Busy Doin' Nothin'  3:03 モノラル
3-11. Do It Again  2:25 疑似ステレオ
エンディングで大工道具の効果音(スマイル・セッションで録られたもの)が入るアルバム・バージョン。
その効果音のないシングル・バージョンは 『MADE IN U.S.A.』('86)『シングル・コレクション(日本企画)』('93)『グレイテスト・ヒッツ2』('00)などに収録。
3-12. I Can Hear Music  2:37 ステレオ
3-13. I Went To Sleep  1:36 ステレオ
3-14. Time To Get Alone  2:41 ステレオ
3-15. Break Away  2:53 ステレオ
3-16. Cotton Fields(The Cotton Song)[45 version]  3:00 モノラル
『20/20』 に収録のものとは別テイクのシングル・バージョン。ただしここに収録されたものはイントロの音が少し欠けている。
欠けがないものは 『ザ・ビーチ・ボーイズ・ボックス』('80)『レアリティーズ』('83)に収録。
『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク2にシングル・バージョンのステレオ・ミックス、『フィール・フロウズ』('21)に新ステレオ・ミックスを収録。
3-17. San Miguel (D.Wilson-Gregg Jacobson)  2:25 ステレオ
『サンフラワー』 セッション初期に録られた曲。69年1月録音。
『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』('81)で初めて世に出た。
『フィール・フロウズ』('21)に新ステレオ・ミックスを収録。
3-18. Games Two Can Play (B.Wilson)  2:01 ステレオ
初登場音源。『サンフラワー』 セッションで録られた曲。69年10月20日録音。
『フィール・フロウズ』('21)にバック・コーラスを左右に広げた2019年ミックスが収録されている。
3-19. I Just Got My Pay (B.Wilson)  2:19 ステレオ

初登場音源。『サンフラワー』 セッションで録られた曲で、1964年9月に録音した「All Dressed Up For School」(『オール・サマー・ロング』 のボーナス・トラックや 『US シングル・コレクション』('08)、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1で聴ける)のメロディを流用したもの。さらにこのメロディは 『カール&ザ・パッションズ〜ソー・タフ』 収録の「Marcella」に流用されて世に出た。70年1月5日録音。
『フィール・フロウズ』('21)に2019年ミックスが収録されており、ミックス自体に大きな違いはないが、新ミックスはフェイド・アウトが 17〜8秒遅くなっている。

3-20. This Whole World  1:55 ステレオ
3-21. Add Some Music  3:32 ステレオ
このボックスではタイトルが略されているが、『サンフラワー』 に収録の「Add Some Music To Your Day」と同じ。
3-22. Forever  2:39 ステレオ
3-23. Our Sweet Love  2:38 ステレオ
3-24. H.E.L.P. Is On The Way (B.Wilson)  2:30 ステレオ
初登場音源。『サーフズ・アップ』 セッションで録られた曲。70年8月17日録音。
『フィール・フロウズ』('21)にバック・コーラスを左右に広げた2019年ミックスが収録されている。
3-25. 4th Of July (D.Wilson-Jack Rieley)  2:44 ステレオ
初登場音源。『サーフズ・アップ』 セッションで録られた曲。デニス作で、ボーカルはカール。71年4月録音。
『フィール・フロウズ』('21)に 2019年ミックスが収録されている。
旧ミックスでは歌の終わりから途切れることなくピアノの伴奏が続いていくが、新ミックスはしばらくの間が空いてからピアノが鳴ってきて、フェイド・アウトも少し遅い。また、旧ミックスに比べて低域が強調されている
3-26. Long Promised Road  3:26 ステレオ
『サーフズ・アップ』 収録曲だが、ここに収められたものはイントロがカットされている。
3-27. Disney Girls  4:06 ステレオ
3-28. Surf's Up  4:10 ステレオ
『サーフズ・アップ』 に収録のものと同じ。
後半のバックで左チャンネルに別の音楽のようなものがかすかに聴こえている。 詳細
3-29. 'Til I Die  2:29 ステレオ


【Disc 4】
4-1. Sail On Sailor  3:18 ステレオ
4-2. California  3:20 ステレオ
『オランダ』 に収録のアルバム・バージョン。 
『グレイテスト・ヒッツ3(ベスト・オブ・ブラザー・イヤーズ)』('00)『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』('81、ただし1991年CDを除く)に収録されているシングル・バージョンは、1分9秒あたりでアルバム版では消されている「on my way」という合いの手が入り、出だしのボーカルの位置も違う(シングル:中央、アルバム:右)。
4-3. Trader  5:03 ステレオ
4-4. Funky Pretty  4:09 ステレオ
4-5. Fairy Tale Music  4:05 ステレオ
初登場音源。『オランダ』 の付録EP 『ヴァーノン山と小道』(現在は 『オランダ』 のCDに追加収録)の音楽のみ。 
「Mt. Vernon and Fairway Theme / Better Get Back in Bed / Magic Transistor Radio / I'm the Pied Piper / Radio King Dom」の4曲。

『セイル・オン・セイラー 1972』('22)に再構成されたリニューアル版「2022ミックス」が収録された。
「I'm the Pied Piper」と「Magic Transistor Radio」の順番が入れ替わっている他、細かく音が追加されている。
4-6. You Need A Mess Of Help To Stand Alone  3:25 ステレオ
4-7. Marcella  3:51 ステレオ
4-8. All This Is That  3:59 ステレオ
4-9. Rock & Roll Music  2:27 ステレオ
『15ビッグ・ワンズ』 に収録のアルバム・バージョン。 
1番にコーラスが入らないシングル・バージョンは 『グレイテスト・ヒッツ3(ベスト・オブ・ブラザー・イヤーズ)』('00)『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』('81、ただし1991年CDを除く)で聴ける。
4-10. It's O.K.  2:10 ステレオ
『15ビッグ・ワンズ』 に収録のアルバム・バージョン。 
『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』('81、ただし1991年CDを除く)と『グレイテスト・ヒッツ3(ベスト・オブ・ブラザー・イヤーズ)』('00)に収録されているシングル・バージョンは少しスピードが速められている。
4-11. Had To Phone Ya  1:42 ステレオ
4-12. That Same Song  2:13 ステレオ
4-13. It's Over Now (B.Wilson)  2:50 ステレオ
初登場音源。『15ビッグ・ワンズ』 の次のアルバム(仮タイトル 『アダルト・チャイルド』)のためのセッションで録られた曲。カールとブライアンと妻のマリリンがボーカルを取る。77年初頭録音。
少しテープ・スピードが遅くされているようだが、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4には速度を補正した新ミックスが収録された。
4-14. Still I Dream Of It (B.Wilson)  3:26 ステレオ
初登場音源。上と同様、『アダルト・チャイルド』 セッションで録られた曲。77年録音。 
ブライアンの1995年のソロ 『駄目な僕 〜 I Just Wasn't Made For These Times』 に、デモ・バージョンが収録されている。
4-15. Let Us Go On This Way  1:57 ステレオ
4-16. The Night Was So Young  2:13 ステレオ
4-17. I'll Bet He's Nice  2:34 ステレオ
4-18. Airplane  3:02 ステレオ
4-19. Come Go With Me  2:04 ステレオ
『M.I.U.アルバム』 に収録のオリジナル・バージョン。
同アルバムの91年のソニー盤CDでは別バージョンで収録された(イントロからピアノなどが入っており、全体にピアノが大きくフィーチャーされている)。
4-20. Our Team (B.Wilson-C.Wilson-D.Wilson-A.Jardine-M.Love)  2:33 ステレオ
初登場音源。『M.I.U.アルバム』 セッションで録られた曲。78年録音。
4-21. Baby Blue  3:16 ステレオ
4-22. Good Timin'  2:09 ステレオ
4-23. Goin' On  3:02 ステレオ
4-24. Getcha Back  3:01 ステレオ
4-25. Kokomo  3:35 ステレオ


【Disc 5】 “Special Bonus CD:Sessions”
5-1. In My Room [demo]  2:33 モノラル
デモ・バージョン。コーラス付きのイントロで始まる。ベスト盤 『Perfect Harmony』('97)にも収録。
5-2. Radio Spot #1  0:10 モノラル
ラジオ局KDWBへの感謝のメッセージ。たぶん64年10月26日録音。
5-3. I Get Around [track only]  2:17 ステレオ
バッキング・トラックのみだが、ボーカルがかすかに聴こえる部分もある。
配信アルバム 『Keep An Eye On Summer』('14)にはバッキング・トラックの録音風景とバッキング・トラックの新ステレオ・ミックスを収録。そちらは左右のチャンネルが逆で、演奏を止めるところまで聴ける。どちらもリード・ギターとオルガンは入っていない。
5-4. Radio Spot #2  0:14 モノラル
ラジオDJのロジャー・クリスチャン(「Little Deuce Coupe」などの共作者)へのブライアンからのメッセージ。自分たちのレコードをかけてくれることのお礼のあと、イギリス・ツアーから戻ったらビートルズやストーンズの話をしたい、と語っている。64年10月26日録音。 
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6にも収録。
『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク1にこれの失敗テイクが収録されている。
5-5. Dance, Dance, Dance [tracking session]  2:12 ステレオ
バッキング・トラックのみ。
配信アルバム 『Keep An Eye On Summer』('14)にはバッキング・トラックの録音風景とバッキング・トラックの新ステレオ・ミックスを収録(全体の音が中央に寄っている)。
5-6. Hang On To Your Ego [sessions]  6:40 ステレオ
セッション風景(3:16まで)と完成版のカラオケ(6:40まで)。 
セッション風景は基本的に 『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)と 『ペット・サウンズ 50周年記念スーパー・デラックス・エディション』('16)に収録の「Highlights from Tracking Date」(4:47)の短縮版(ただし、ほんの少し 『セッションズ』 で聴けない部分もあり)。完成版のカラオケは「Stereo backing track」(3:24)とほぼ同じ(エンディングが若干違う)。 
※この中でブライアンが「Very funny album」と言っているコメディ・アルバム 『How To Speak Hip』('59) → アマゾンCD アマゾンMP3 
5-7. God Only Knows [tracking session]  9:14 ステレオ
3:13までがセッション風景、6:17までが完成版のカラオケ、9:14までがエンディングにアカペラ・タグの付いた別バージョン。 
セッション風景は基本的に 『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)と 『ペット・サウンズ 50周年記念スーパー・デラックス・エディション』('16)に収録の「Highlights from Tracking Date」(9:26)の短縮版(ただし、ほんの少し 『セッションズ』 『50周年記念盤』 で聴けない部分もあり)。
完成版のカラオケは 『セッションズ』 『50周年記念盤』 の「Stereo backing track」(3:07)とほぼ同じ。エンディングにアカペラ・タグの付いた別バージョンは「with a cappella tag」(2:57)と同じ。
5-8. Good Vibrations [sessions]  15:18 モノラル(11:26からのバッキング・トラックのみステレオ)
テイク1からセッションの断片をつなげたもの(4:07まで)/イントロから最初の「Good good good, good vibrations〜」までの部分のバッキング・トラック(4:58まで)/同じ部分のサックス入りのバッキング・トラック(5:47まで)/「Gotta keep those lovin' good…(ハーンビダン…)」のパートのバッキング(6:52まで)/その前の「I don't know where but she sends me there」のパートのバッキング(8:27まで)/『スマイリー・スマイル』 のボーナス・トラック「Early Take」と同じもの(11:26まで)/完成版のカラオケ(エンディングは少し違う)(15:18まで)という構成。

■『スマイリー・スマイル』 のボーナス・トラックの「Various Sessions」(6:54)はこのトラックの6:52までとまったく同じで、「Early Take」(3:04)はこのトラックの8:27から11:26までと同じ(ただし、最後にこのトラックの8:23で聴けるブライアンの一言を付け加えてある)。すべてモノラル。また、「Good Vibrations」の40周年記念CDシングルには「Various Sessions」のステレオ・ミックスが収録されている。

■『スマイル・デラックス・エディション』('11)ディスク2に収録の「Session Highlights」(8:19)は、このトラックの8:27までとほぼ同じ(エンディングが8:12ぐらいで終り、0コンマ数秒短くなっている所が何箇所かある)だが、すべてステレオになっている。また、この「Session Highlights」の2:06のブライアンの「Here we go」の声より前をカットした短縮版が、『スマイル・コレクターズ・ボックス』('11)ディスク5に収録の「Session Masters」(6:14)。

■6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6に収録の「Stereo Track Sections」(3:50)は上の「Session Highlights」の短縮版で(つまり、「Session Highlights」を短くした「Session Masters」をさらに短くしたもの)、2:06のブライアンの「Here we go」の声から5:47までの部分の抜粋に、8:15で聴ける最後のブライアンの一言を付け加えてある。

※ここまでをまとめると、『スマイリー・スマイル』 のボーナス・トラックの「Various Sessions」(6:54)に音源を追加して伸ばしたものが 『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)ディスク5に収録の「Sessions」(15:18)で、それの 8:27までをステレオ化したものが 『スマイル・デラックス・エディション』('11)に収録の「Session Highlights」(8:19)で、それの冒頭約2分をカットしたものが 『スマイル・コレクターズ・ボックス』('11)ディスク5に収録の「Session Masters」(6:14)で、それを3分50秒に縮めたのが 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6に収録の「Stereo Track Sections」(3:50)。

■『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)と 『ペット・サウンズ 50周年記念スーパー・デラックス・エディション』('16)に収録の「Highlights from Tracking Date」(2:42)は、頭の1分半くらいまではこのトラックとほぼ同じで、残りはこのトラックがカットした部分。「Stereo backing track」(3:15)は、このトラックの8:27から11:26まで(=『スマイリー・スマイル』 のボーナス・トラック「Early Take」)のカラオケで、エンディングがフェイド・アウトせず、最後まで聴ける。すべてステレオ。 

■『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク2に収録の「Stereo Track Sections」(3:13)はいろいろな部分のバッキング・トラックを短くつないだもの。
5-9. Heroes And Villains [track only]  0:46 モノラル
完成版のカラオケ。最初のパートのみ。
『スマイル・コレクターズ・ボックス』('11)ディスク2に収録の「Heroes And Villains: Verse [master take]」も同じ音源だが、前後が長い。
5-10. Cabinessence [track only]  3:57 ステレオ
完成版のカラオケ。
5-11. Surf's Up [track only]  1:40 ステレオ

完成版に使用された前半部分のカラオケ。
『スマイル・コレクターズ・ボックス』('11)ディスク3と 『スマイル・デラックス・エディション』('11)ディスク2に収録の「Surf's Up: 1st Movement」ではセッションの様子を含めて聴ける。

5-12. Radio Spot #3  0:06 モノラル
ラジオ局向けプロモーション用メッセージから、メンバー6人全員が自分の名前を言う部分。
5-13. All Summer Long [vocals]  2:11 ステレオ
ボーカルを右に、演奏を左に振ったバージョン。歌うのをやめるところまで聴ける。
配信アルバム 『Keep An Eye On Summer』('14)にはバッキング・トラックのみとボーカルのみを個別に収録。
5-14. Wendy [vocals]  2:25 ステレオ
ボーカルを右に、演奏を左に振ったバージョン。間奏で咳の音あり。通常バージョンのフェイド・アウト後まで聴ける。
配信アルバム 『Keep An Eye On Summer』('14)にはアカペラ・ミックスを収録。
5-15. Hushabye [vocals]  2:40 ステレオ
ボーカルを右に、演奏を左に振ったバージョン。エンディングはフェイド・アウトではなく、自然に終わる。
『Perfect Harmony』('97)にはボーカルを前面に出し、演奏は後ろ(若干左寄り)で小さく聴こえる「ボーカルズ・アップ・バージョン」を収録。
配信アルバム 『Keep An Eye On Summer』('14)にはバック・コーラス入りのバッキング・トラックを収録。
5-16. When I Grow Up(To Be A Man)[vocals]  2:18 ステレオ
ボーカルを右に、演奏を左に振ったバージョン。通常バージョンのフェイド・アウト後まで聴ける。頭に録音中のスタジオの音を追加。
『Perfect Harmony』('97)にはボーカルを前面に出し、演奏は後ろ(若干左寄り)で小さく聴こえる「ボーカルズ・アップ・バージョン」を収録。
配信アルバム 『Keep An Eye On Summer』('14)にはアカペラ・ミックスを収録。
5-17. Wouldn't It Be Nice [vocals]  2:42 ステレオ
ボーカルを右に、演奏を左に振ったバージョン。歌うのをやめるところまで聴ける。頭に録音中のスタジオの音を追加。
『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)でバッキング・トラックとボーカルのみが個別に聴けるようになった。
5-18. California Girls [vocals]  2:34 ステレオ
ボーカルのみ。歌うのをやめるところまで聴ける。
5-19. Radio Spot #4  0:11 モノラル
ラジオ局向けプロモーション用メッセージから、ブライアン以外の5人が自分の名前を言う部分。1966年録音。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6にも収録。
5-20. Concert Intro/Surfin' U.S.A. - live 1964  3:15 ステレオ
20〜22はライブ・アルバム 『ビーチ・ボーイズ・コンサート』(64年8月1日のカリフォルニア州サクラメントでのライブ)のアウトテイク。
その後、この日のライブは配信アルバム 『Live In Sacramento 1964』('14)として全演奏曲が公式にリリースされた。
5-21. Surfer Girl - live 1964  2:52 ステレオ
5-22. Be True To Your School - live 1964  2:27 ステレオ
5-23. Good Vibrations - live 1966  5:13 ステレオ
1966年10月22日、ミシガン州立大学でのライブ。この日2回行われたうちの2回目のセットから。
「Good Vibrations」がライブで演奏されたのはこの日が初めてで、ブライアンが同行してきちんと演奏できるように監督した。
『エンドレス・ハーモニー』('98)には同じ日の1回目のセットから「Medley:Surfin' Safari / Fun, Fun, Fun / Shut Down / Little Deuce Coupe / Surfin' U.S.A.」が収録されている。
『ペット・サウンズ』 50周年記念盤('16)には同じ日の1回目のセットから「Wouldn't It Be Nice」「Sloop John B」「God Only Know」が収録されている。
その後、この日のライブは配信アルバム 『Graduation Day 1966』('16)として全演奏曲が公式にリリースされた。
5-24. Surfer Girl - live in Hawaii rehearsals 1967  2:18 ステレオ
このボックスでは「live in Hawaii rehearsals 1967」という以外の情報がなかったが、『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』('17)ディスク2に1967年9月11日のスタジオ録音テイクとしてモノラル・ミックスで収録された(なので「live in Hawaii rehearsals」は正確ではない)。 
この時の音源についてはライブのページで。


【Disc 6】 “Special Bonus CD” ※米盤CD、iTunes には付属していない
6-1. Bluebrids Over The Mountain  2:51 ステレオ
『20/20』 に収録のものと同じ。
6-2. Tears In The Morning  4:05 ステレオ
『サンフラワー』 に収録のものと同じ。
6-3. Here Comes The Night  10:43 ステレオ
ディスコ・バージョン。「12inch version」と記載されているが、アルバム 『L.A.』 に収録のものと同じ(まあアルバムもアナログなら12インチだけど)。ただしこちらの方は少しピッチが早く、10秒ほど短くなっている。
当時出た12インチ・シングル・バージョンはこれとは少し違う(未CD化)。
7インチ・シングル・バージョン(4分31秒)が 『グレイテスト・ヒッツ3(ベスト・オブ・ブラザー・イヤーズ)』('00)の日本盤で聴ける。
6-4. Lady Lynda  3:04 ステレオ
『L.A.』 収録のものは曲の前後にバッハの「主よ人の望みよ喜びよ」が付いているが、ここに収録されたものはカットされている(日米盤シングルに収録されたバージョン)。
6-5. Sumahama  4:28 ステレオ
『L.A.』 に収録のものと同じ。
『L.A.』 からシングル・カットされた際、4分過ぎでフェイド・アウトするショート・エディット(単にフェイド・アウトが早いだけだけど)で収録されており、CDでは日本制作のベスト盤 『カリフォルニアの夢 〜ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ』('96)と 『ザ・グレイテスト』('98)で聴ける。



結成30周年を記念して1993年に出たボックス・セット。アメリカでは5枚組、日本やイギリスでは6枚組。

時期的には1990年にすべてのオリジナル・アルバムがCD化されたあとに出た商品で、ディスク1から4までは編年体の代表曲集の合間に未発表音源をはさむという構成になっている(当時のボックス・セットの主流だった)。
そして、「Sessions」と題されたディスク5はすべてが未発表音源集。6枚目は5曲しか入っておらず、本当に「オマケ」の1枚。

それまでのビーチ・ボーイズの編集盤といえば、『ザ・ビーチ・ボーイズ・ボックス(The Capitol Years)』 が多少マニアックな内容だったのを除けば、似たようなベスト盤ばかりで、このようにきちんと彼らの音楽的業績を振り返る商品が出るのは初めてだった。日本盤は発売日が一度変更になって少し待たされたと記憶しているが、それを待つのも楽しかったし、実際の商品の装丁や内容も満足できるものだった。

未発表音源については、既にキャピトルからの2イン1CDシリーズのボーナス・トラックにいろいろと収録されていたこともあり、衝撃度という点ではそれほどでもなかったが、何といっても 『スマイル』 からの音源が収録されるというのが発売前から話題で、『スマイル』 が完成した形でそっくり収録されるなどという噂も流れるほどだった(当時はまだネットも普及していなかったし)。

収録された曲については、人によりいろいろ不満もあろうが、70年代前半の作品にそれなりの分量を割いているのが私の嗜好性には合っていた。
不満な点といえば、曲ごとのデータがあまり細かくないことと、各ディスクのインナージャケットのあまりにもアメリカ〜ンで大味なイラストが雰囲気をぶちこわしていることぐらいか。


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