カール・ウィルソン(1946〜1998) : ソロおよびユニット参加の作品 |
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カール・ウィルソン ('81) Carl Wilson
1. Hold Me [Carl Wilson-Myrna Smith] 2.
Bright Lights [C.Wilson-M.Smith] 3. What You
Gonna Do About Me? [C.Wilson-M.Smith] 4. The Right
Lane [C.Wilson-M.Smith] 5. Hurry Love
[C.Wilson-M.Smith] 6. Heaven [C.Wilson-M.Smith-Michael
Sun] 7. The Grammy [C.Wilson-M.Smith] 8.
Seems So Long Ago [C.Wilson-M.Smith]
ビーチ・ボーイズの
『キーピン・ザ・サマー・アライヴ』(1980年)リリース後からデニスの死(1983年暮れ)までの一時期、カールはビーチ・ボーイズから離れてソロ活動を行っている。
これは1981年リリースのファースト・ソロ・アルバムで、プロデューサーはジェイムズ・ウィリアム・ガルシオ。
R&B好きのカールが、ビーチ・ボーイズではやりたくてもできなかった音楽をやるために作ったアルバムなので、ビーチ・ボーイズらしさはあまりないが、「Heaven」などカールらしい繊細なバラードも収録されている。
アマゾン 91年日本盤 15年輸入盤 |
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Bright Lights - My Father's Place, NYC, April 11th
1981, WLIR-FM Broadcast ('16) '81年のライブ
1stソロ・アルバム発売後、1981年4月5日から始まったカールのソロ・ツアーの音源で、パッケージの記載によればニューヨーク、マイ・ファーザーズ・プレイスでの1981年4月11日の演奏。
FMラジオ局のWLIRが収録したもの。音質はあまり良くない。
1.
Too Early To Tell 2. Bright Lights
3. What You Gonna Do About Me? 4. Long
Promised Road 5. Hurry Love 6.
The Grammy 7. Heaven 8.
Hold Me 9. The Right Lane 10.
I Thank You
2、3、5〜9は1stソロ・アルバムから。1は2ndソロ・アルバムに収録される曲。4はビーチ・ボーイズで発表した曲。10はサム&デイヴの曲のカバー。
アマゾン 輸入盤
このCDと下の 『Long Promised Road』
のセット商品(といっても2枚をOPP袋に入れただけだが)『Live Broadcasts 1981』(アマゾン)もある。
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Long Promised Road - Bottom Line, NYC, April 13th
1981, WNEW-FM Broadcast ('15) Too Early To Tell - Live At The Bottom Line, New York
City 1981 ('16) '81年のライブ
1stソロ・アルバム発売後、1981年4月5日から始まったカールのソロ・ツアーの音源で、ニューヨーク、ボトムラインでの1981年4月13日の演奏。
FMラジオ局のWNEWが収録したもので、この日の全演奏曲が聴ける。
音質はあまり良くない。
1.
Too Early To Tell 2. Bright Lights
3. What You Gonna Do About Me? 4. Long
Promised Road 5. Hurry Love 6.
The Grammy 7. Heaven 8.
Treat Me Right 9. I'm Not Dreaming
10. Hold Me 11. The Right Lane
12. I Thank
You
2、3、5、6、7、10、11は1stソロ・アルバムから。1は2ndソロ・アルバムに収録される曲。4はビーチ・ボーイズで発表した曲。12はサム&デイヴの曲のカバー。 8と9はツアー・メンバーとして参加したマーナ・スミスが歌うパット・ベネター作のナンバー。
アマゾン 『Long Promised Road』 『Too Early To Tell』
英アマゾンではMP3でも販売されており、30秒ずつの試聴が可能
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「This Is Elvis」 ('15) カール・ウィルソン&マーナ・スミス '81年録音?
カールとマーナ・スミスが1981年のドキュメンタリー映画 『ジス・イズ・エルヴィス』
のために作ったが未発表だった曲。2015年9月29日からダウンロード販売された。
マーナ・スミスはカールの2枚のソロ・アルバムで共作・共演した黒人女性シンガー・ソングライターで、エルヴィス・プレスリーのバック・コーラス隊のメンバーだった。
リード・ボーカルはマーナ・スミスが取っていて、カールの声はコーラスで聴こえる程度。
アマゾン MP3 iTunes
examiner.com のニュース(英語)
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ヤングブラッド ('83) Youngblood
1. What More Can I Say [Carl Wilson-Myrna
Smith] 2. She's Mine [C.Wilson-M.Smith] 3.
Givin' You Up [C.Wilson-M.Smith-Jerry Schilling] 4.
One More Night Alone [Billy Hinsche] 5.
Rockin' All Over The World [J.C.Fogerty] 6.
What You Do To Me [John Hall-Johanna Hall] 7.
Young Blood [Jerry Leiber-Mike Stoller-Doc Pomus] 9.
Of The Times [C.Wilson-M.Smith] 9. Too Early
To Tell [C.Wilson-M.Smith-John Daly] 10. If I Could
Talk To Love [C.Wilson-M.Smith] 11. Time
[C.Wilson-M.Smith]
ボーナス・トラック 12. Givin' You Up
(single edit)
2作目のプロデューサーはジェフ・バクスター(スティーリー・ダン、ドゥービー・ブラザーズ)で、よりハードなサウンドへとシフトしている。
やはりバラードの4や10でのカールのボーカルが印象に残る。
アマゾン ボーナス・トラック入りリマスター盤 10年輸入盤 11年日本盤 12年日本盤(紙ジャケット) MP3
ボーナス・トラックなしの初CD化盤 91年日本盤 |
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ライク・ア・ブラザー ('00) ベックリー・ラム・ウィルソン Like A Brother /
Beckley-Lamm-Wilson
1. Today [John Waite-Phil
Galdston] ※ 2. Feel The Spirit [Robert Lamm-Peter
Wolf-P.Galdston] 3. I Wish For You [Carl Wilson-Robert
White Johnson-P.Galdston] ※ 4. Run Don't Walk
[C.Wilson-P.Galdston] ※ 5. Watching The Time [Gerry
Beckley] ◎ 6. Life In Motion [R.Lamm-Gerard
McMahon] 7. Sheltering Sky [G.Beckley] ◎ 8.
They're Only Words [C.Wilson-P.Galdston] ※ 9.
Without Her [Harry Nilsson] 10. Like A
Brother
[C.Wilson-P.Galdston] ※
日本盤ボーナス・トラック 11.
Standing At Your Door [R.Lamm-John Van Eps] 12.
Blue After All [R.Lamm-Bruce Gaitsch] 13. In
The Dark [G.Beckley-P.Galdston]
アメリカのジェリー・ベックリー、シカゴのロバート・ラムとのコラボレーションによるアルバム。
1990年代半ばに断続的に録音が行われていたものの、オムニバス盤などで一部の曲が発表されていただけだったが、カールの死(1998年)をきっかけにアルバムとして発売された。
カールは3、4、8、10の4曲を作曲、※の5曲でリード・ボーカルを取る(◎では他の2人と一緒に歌っている)。
この3人の録音で他のアルバムに収録されているものもある。 Kiss
Of Life [G.Beckley] ジェリー・ベックリー 『ヴァン・ゴー・ギャン』('95)に収録 Hidden Talent
[G.Beckley] アメリカ 『Human
Nature』('98)に収録 Watching The Time Go
By [G.Beckley] ロバート・ラム 『In My Head』('99)に収録 5曲目の「Watching The
Time」と同じ曲だが別バージョン
アマゾン 00年輸入盤(10曲) 01年日本盤(10+3曲) MP3(10+3曲) |
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ゲスト参加作品
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カールにはコーラスでゲスト参加している作品が多数あります。 詳しくは書籍 『ビーチ・ボーイズ・コンプリート』
などを参照して下さい。
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エルトン・ジョン 「Don't Let The Sun Go Down On Me(僕の瞳に小さな太陽)」
('74) 『Caribou』(日本盤 『カリブ』)に収録
ブルースとともにコーラスに参加。
サビのカールのコーラスが魅力のバラード。
シングル・カットされたので、エルトン・ジョンのベスト盤にもかなりの確率で収録されている。
アマゾン 13年日本盤 MP3 YouTube
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デイヴィッド・リー・ロス 「California Girls(カリフォルニア・ガールズ)」
('85) 『Crazy From The Heat』(日本盤
『クレイジー・フロム・ザ・ヒート』)に収録
ビーチ・ボーイズのヒット曲のカバーにクリストファー・クロスとともにコーラスで参加。
ビーチ・ボーイズ版でブルースが歌うエンディングのコーラス(「♪Wish
they all could be california」)をカールが歌っている。
シングル・カットされたので、ロスのベスト盤 『ザ・ベスト』(アマゾン)にも収録されている。
アマゾン 12年輸入盤 MP3 YouTube
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オリビア・ニュートン・ジョン 「You Were Great, How Was I?(愛の行方)」
('85) 『Soul Kiss』(日本盤 『麗しの瞳』)に収録
オリビア・ニュートン・ジョンの楽曲にゲスト出演してデュエットを聴かせる。
ジョン・ファーラーとトム・スノウの作。
アマゾン 11年日本盤 YouTube
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DVD ロックン・ロール・オールスター・ジャム ('10) '85年のライブ
ボー・ディドリーとチャック・ベリーのライブにギターで参加。1985年10月25日。
純粋なギタリストとしての参加で、演奏する姿が時々映るだけ。 あとは「ギターを始めた理由はチャック・ベリーだ」という短いインタビュー映像。
◎主なゲスト・ミュージシャン ギター
: ロン・ウッド、カール・ウィルソン ドラムス&パーカッション :
ケニー・ジョーンズ、ミック・フリートウッド、ミッチ・ミッチェル、カーマイン・アピス キーボード :
ビル・チャンプリン、ジョン・メイオール ベース : ジョン・ロッジ、ルディ・サーゾ ボーカル :
チャック・ネグロン、ロニー・レイン ホーン :
ボビー・キーズ、フィル・ケンジー、リー・ソーンバーグ
アマゾン 日本盤 DVDのみの通常盤 CD付の初回限定盤
海外では複数の発売元からDVDやCDやダウンロード版で出ている。 アマゾンの検索結果
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プロデュース作品 |
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The Flame ('70) ザ・フレイム The Flame / The Flame
1. See The Light [Blondie Chaplin-Ricky
Fataar] 以下作詞作曲はすべて同じ 2. Make It Easy 3.
Hey Lord 4. Lady 5.
Don't Worry, Bill 6. Get Your Mind Made
Up 7. Highs And Lows 8. I'm So
Happy 9. Dove 10. Another Day
Like Heaven 11. See The Light(reprise)
カールがプロデュースした南アフリカ出身のバンドのアルバム。 ツアー中に目をつけたカールがブラザー・レコードに契約させた。
グループとしては最後のアルバムとなり、メンバーのブロンディ・チャップリンとリッキー・ファッターは
『ソー・タフ』('72)と 『オランダ』('73)の時期のビーチ・ボーイズのメンバーとなる。
アマゾン 06年輸入盤 MP3
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ビーチト ('77) リッキー・マーティン Beachd / Ricci
Martin
1. Stop Look Around 2.
Moonbeams 3. Belle Of Balls 4.
Everybody Knows My Name カールが共作 5.
Streets Of Love 6. Spark Of Me
7. My Old Radio 8. Precious Love
9. I Don't Like It 10. I Had A
Dream 11. Here I Go Again
ボーナス・トラック 12. Stop Look Around (single
version) 13. Moonbeams (single version)
※2015年の再発はさらに上記2曲のプロモ用モノ・バージョンを追加した全15曲
歌手で俳優のディーン・マーティンの次男(長男はディノ、デシ&ビリーのディノ)のアルバムで、カールとビリー・ヒンシ(ディノ、デシ&ビリーのビリー)がプロデュース。
カールとデニスが全曲で演奏に参加しているほか、ジェリー・ベックリー(アメリカ)、ピーター・セテラとジェームズ・パンコウ(シカゴ)、ヴァン・ダイク・パークス、ジミー・マカロック(ウイングス)らが参加している。
4曲目の「Everybody
Knows My
Name」のみマーティンとカールの共作で、他はすべてリッキー・マーティン作。
のちにカールは最初の妻だったビリー・ヒンシの姉と別れ、リッキー・マーティンの妹のジーナと再婚している。
アマゾン シングル・バージョン2曲(ステレオとモノ)計4曲追加 15年輸入盤 15年日本盤 MP3
シングル・バージョン2曲(ステレオ)追加 06年日本盤(紙ジャケット) |
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