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 ビーチ・ボーイズ 
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モーガン・テープス
Morgan Tapes

 音源その1
 『Becoming The Beach Boys - The Complete Hite & Dorinda Morgan Sessions』




輸入盤  MP3

【Disc 1】
Surfin' 
1-1. Demo  2:30 モノラル
ブライアンとマイクの共作。
完奏する。
1961年9月にハイト・モーガン宅で録音。
「音源2」のトラック2、「音源3」のトラック11と同じ。
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』 ディスク1に収録の「Surfin' [rehearsal]」や、レア・トラック集 『ホーソーン、カリフォルニア』 ディスク1に収録の「3701 West 119th Street, Hawthorne, California: The Surfin' Rehearsal」とは別物。
1-2. Takes 1-2  2:38 モノラル
テイク1は中断、テイク2は完奏する。
1961年10月もしくは11月にワールド・パシフィク・スタジオかステレオ・マスターズで録音(以下トラック9「Master」まで同じ)。
「音源2」のトラック3、4と同じ。
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』 ディスク1と2013年の6枚組 『カリフォルニアの夢』 ディスク1に収録の「Surfin'」はここからテイク1のコールと演奏を使用している。
1-3. Take 3  0:30 モノラル
中断する。
1-4. Take 4  2:24 モノラル
完奏する。
1-5. Take 5  2:23 モノラル
完奏する。
1-6. Take 6  1:01 モノラル
途中で失敗。ブツ切れで終わる。
1-7. Take 7  2:27 モノラル
完奏する。
演奏前の会話は「音源2」のトラック5と同じ。
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』 ディスク1と2013年の6枚組 『カリフォルニアの夢』 ディスク1に収録の「Surfin'」はここからテイク7のコールを使用している。
1-8. Take 8  2:23 モノラル
完奏する。
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』 ディスク1と2013年の6枚組 『カリフォルニアの夢』 ディスク1に収録の「Surfin'」はこの演奏(もしくは下のマスター)を使用している(エンディングはフェイド・アウト)。
1-9. Master  2:19 モノラル
キャピトルからのデビュー前に出たシングルのマスター・テイク。テイク8を使用して作成(違いは感じられないが、少しピッチが早い)。完奏する。
「音源2」のトラック6はエンディングをフェイド・アウト処理して収録。「音源3」のトラック1はそのまま収録。
キャピトルからのデビュー・アルバム 『サーフィン・サファリ』 に収録されているのもこのテイクだが、エンディングはフェイド・アウト。
Luau 
1-10. Demo - Take 1  1:38 モノラル
ハイト・モーガンの息子ブルースの作曲。
完奏し、演奏後にブライアンの「keep rollin' !」の一言が入る。
1961年9月にハイト・モーガン宅で録音(以下トラック12「Demo Take 3」まで同じ)。
「音源2」のトラック1に収録されているが、「Lavender」のリハーサル録音時(テイク2)のカウントを頭に無理やりくっ付けている。また、演奏後の一言はない。
1-11. Demo - Take 2  1:39 モノラル
完奏する。
1-12. Demo - Take 3  1:39 モノラル
完奏する。
1-13. Takes 1-2  2:10 モノラル

テイク1は中断、テイク2は完奏する。
1961年10月もしくは11月にワールド・パシフィク・スタジオかステレオ・マスターズで録音(以下トラック18
「Master」まで同じ)。
「音源2」のトラック7、8と同じ。

1-14. Takes 3, 5-6  2:27 モノラル
テイク3は中断、テイクのコールが5に飛んでまた中断、テイク6は完奏する。
1-15. Take 7  1:50 モノラル
完奏する。
1-16. Take 8-11  2:30 モノラル
テイク8と9と10は中断、テイク11は完奏する。
1-17. Take 12  1:50 モノラル
完奏する。
1-18. Master  1:47 モノラル
テイク12を使用して作成(あまり違いは感じられない)。完奏する。
「音源2」のトラック9および「音源3」のトラック3と同じ。
Lavender 
1-19. Rehearsal - Take 1  2:14 モノラル
ハイト・モーガンの妻ドリンダの作曲。
途中からフェイドインし、最後まで演奏される。
1961年9月にハイト・モーガン宅で録音(以下トラック21「Rehearsal - Take 3」まで同じ)。
以下リハーサルは楽器なしのアカペラ演奏。
1-20. Rehearsal - Take 2  3:28 モノラル
1分ほどで中断、やり直して完奏する。
ここで聴ける演奏前の会話とカウントが、「音源2」のトラック1「Luau」の頭に無理やりくっ付けられている。
「音源2」のトラック21と「音源3」のトラック10はやり直した方のテイク(ブライアンの「OK、ハイト」という声から)とテイク3を編集したものだと思われる。
1-21. Rehearsal - Take 3  2:26 モノラル
完奏する。
「音源2」のトラック21と「音源3」のトラック10は、エンディングの「until」あたりから演奏後の会話までこのテイクを使っている(たぶん)。ただし「音源3」は演奏後の会話の途中でフェイド・アウトして終わる。
1-22. Take 1  0:49 モノラル

途中で中断する。音が割れている。
1961年10月もしくは11月にワールド・パシフィク・スタジオかステレオ・マスターズで録音(以下トラック24「Take 4」まで同じ)。
以下本番は楽器の伴奏付き。

1-23. Take 2  1:23 モノラル
途中で中断する。「Take2, demo」とコールされる。音が割れている。
1-24. Take 4  2:39 モノラル
完奏する。「Take4, demo」とコールされる。音が割れている。
Surfin' Safari 
1-25. Takes 3-4  2:30 モノラル
ブライアンとマイクの共作。
テイク3は中断、テイク4は完奏する。
1962年2月8日にワールド・パシフィック・スタジオで録音(以下トラック31「Master」まで同じ)。
1-26. Takes 5-6  2:50 モノラル
テイク5は中断、テイク6は完奏する。
演奏前の会話は「音源2」のトラック13と同じ。
1-27. Take 10  2:10 モノラル
完奏する。
1-28. Overdub - Take 1 on Take 6  2:21 モノラル
テイク6にリード・ギターをダビングしたもの。完奏する。
演奏後に「That was take 9.」とコールされる。
「音源2」のトラック12と同じだが、そちらは演奏前後の会話はカットされている。
1-29. Overdub - Take 2 on Take 10  2:15 モノラル
テイク10にリード・ギターをダビングしたもので、上とはメロディが異なる。
完奏する前にブツ切れで終わる。
1-30. Stereo Overdub  2:08 ステレオ
テイク6にリード・ギターとドラムをダビングしたもので、間奏のギターは上の2つとはメロディが異なる。
完奏する前にブツ切れで終わる。
「音源2」のトラック20はエンディングをフェイド・アウト処理して収録。そちらもステレオだが、ドラムとベースが左chで他が右chという「泣き別れステレオ」の別ミックスになっている。
これのモノラル・ミックスが1962年11月にドイツ・アリオラからシングルで出ている。
2013年発売の非公式盤 『Surfin' 1962』(←アマゾン)や、日本のインディ・レーベルが1993年に出したCD 『レア・ワークス・オブ・ブライアン・ウィルソン』 にはそのシングルから収録したモノラル・ミックスが収録されている。
1-31. Master  2:05 モノラル
トラック29「Overdub, Take 2 on Take 10」を使用して作成。完奏する。
「音源2」のトラック14はエンディングで若干フェイド・アウト処理されている。「音源3」のトラック2はそのままで収録されているが、ピッチが早い。
キャピトルからのデビュー・アルバム 『サーフィン・サファリ』 に収録の同曲は再録音されたもので、このテイクではない。


【Disc 2】
Surfer Girl 
2-1. Take 1  2:07 モノラル
ブライアン作曲。
途中で中断。ブライアンのリードボーカルが録音されておらず、中間部がコーラスだけになる。
1962年2月8日にワールド・パシフィック・スタジオで録音(以下トラック8「Overdub - Lead Vocals」まで同じ)。
「音源2」のトラック15はここからテイク1の前後の会話を使用している。
2-2. Take 2  2:41 モノラル
完奏する。中間部のブライアンのソロやエンディングのファルセットが歌われない。
「音源2」のトラック15はここからテイク2の頭の会話を使用している。
2-3. Take 3  1:23 モノラル
途中で中断。中間部のブライアンのソロが歌われない。
2-4. Take 4  2:38 モノラル
完奏する。中間部のブライアンのソロやエンディングのファルセットが歌われない。
2-5. Take 5  1:40 モノラル
途中で中断。中間部のブライアンのソロが歌われない。
2-6. Take 6  2:34 モノラル
完奏。中間部のブライアンのソロやエンディングのファルセットが歌われない。
「音源2」のトラック15はここからテイク6の終りの会話を使用している。
2-7. Master  2:26 モノラル
テイク4を使用して作成。ブライアンのリード・ボーカル入り。
エンディングはフェイド・アウトする。
「音源2」のトラック16および「音源3」のトラック6と同じだが、「音源3」は早めにフェイド・アウトする。
キャピトルからのアルバム 『サーファー・ガール』 に収録の同曲は再録音されたもので、このテイクではない。
2-8. Overdub - Lead Vocals  2:22 モノラル
テイク4を使用して作成。ブライアンでない誰かが中間部のソロやエンディングのファルセットを歌っている。
エンディングはフェイド・アウトする。
Judy 
2-9. Take 1  2:21 モノラル
ブライアンが当時の恋人を題材に作った曲。
完奏する。
1962年2月8日にワールド・パシフィック・スタジオで録音(以下トラック13「Master」まで同じ)。
2-10. Take 2  2:36 モノラル
途中で中断。テイク2のまま再スタートして完奏する。
2-11. Overdub - Takes 1-2  2:47 モノラル
上のテイク2にリード・ギターをオーバーダブしたもの。 
「音源2」のトラック17は完奏している演奏のみを収録。
2-12. Overdub - Take 4  2:25 モノラル
テイク2に再度リード・ギターをダビング(上とはメロディが違う)。
完奏する。演奏後に会話あり。
「音源2」のトラック18はエンディングが若干フェイド・アウト処理され、演奏後の会話はカット。
2-13. Master  2:09 モノラル
上の「Overdub, Take 4」を使用して作成。エンディングはフェイドアウト。
「音源3」のトラック7はピッチが早い。
2-14. Demo - April 1962 Guitar Solo  2:18 モノラル
テイク2に11とも12とも違うメロディのリード・ギターをダビングしたもの。完奏する。
1962年4月に作られたデモとのことだが、時期からするとマリー・ウィルソンがレコード会社との契約を取るために用意した5曲のデモのうちの1曲だと思われる。
他の4曲は「Surfin' Safari」「409」「Their Hearts Were Full Of Spring」「Lonely Sea」で、2013年の6枚組 『カリフォルニアの夢』 ディスク1に収録されている(「Surfin' Safari」「409」「Their Hearts Were Full Of Spring」は 『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』 ディスク1にも収録)。
また、「Surfin' Safari」「409」「Lonely Sea」は多少手を加えてアルバム 『サーフィン・サファリ』 『サーフィンU.S.A.』 などに収録された。
Beach Boy Stomp (a.k.a. Karate) 
2-15. Take 1  1:30 モノラル

カール作曲のインスト・ナンバー。「カラテ」というタイトルで表記したレコードも多かった。
完奏する。
1962年2月8日にワールド・パシフィック・スタジオで録音(以下トラック19「Master」まで同じ)。

2-16. Rehearsal - Take 2  1:24 モノラル
途中から始まり中断。その後再スタートするが、完奏する前に音が止まる。
2-17. Overdub - Take 1 on Take 1  1:32 モノラル
テイク1にリード・ギターをダビングしたもの。完奏する。
エンディングのリード・ギターの音数が多く、最後の「カラテ!」の声なし。
2-18. Overdub - Take 2 on Take 1  1:41 モノラル
テイク1に再度リード・ギターをダビングしたもの。完奏する。
エンディングのリード・ギターの音数が少なく、最後の「カラテ!」の声あり。
2-19. Master  2:11 モノラル
トラック18の「Overdub, Take 2 on Take 1」を使用してテープ編集で長くしたもの。完奏する。
「カラテ!」までで1度ブレイクし、間奏部分から再スタート、「カラテ!」で終わる。
「音源3」のトラック5と同じ。
「音源2」のトラック19は別編集バージョンで、「カラテ!」でブレイクする前までの部分にトラック17の「Overdub, Take 1 on Take 1」を使用している。
Barbie - Kenny And The Cadets
2-20. Overdub - Take 1  2:37 ステレオ
「ケニー&ザ・カデッツ」名義で1962年4月に出たシングルのA面収録曲。ハイト・モーガンの息子ブルースの作曲。
B面収録曲の「What Is A Young Girl Made Of」とともに1962年3月8日にステレオ・マスターズで歌入れが行われ、ブライアン、カール、アル、オードリー(ウィルソン兄弟の母)が参加した。
トラック20から23まではリード・ボーカルをオーバーダビングしたセッション・テイク。
この曲にはシングル・バージョンとアルバム・バージョンがあり、各フレーズの終りの歌詞が少し異なる。このテイクは完奏し、「She loves only me」→「You love only me」→展開部→「You love only me」の順で歌われる。
2-21. Overdub - Takes 2-4  1:42 ステレオ
テイク2と3は始まってすぐに中断。テイク4は「She loves only me」→「You love only me」→展開部で中断する。
2-22. Overdub - Take 5  1:52 ステレオ

「She loves only me」→「She loves only me」→展開部と来て、ブライアンが「歌詞忘れちゃった」と言って中断する。

2-23. Overdub - Take 7  2:31 ステレオ
完奏する。「She loves only me」→「You love only me」→展開部→「You love only me」の順に歌われる。
2-24. Single Master  2:17 モノラル
シングルに収録されたもの。上記テイクとはリードボーカルが違う。エンディングはフェイドアウト。
「She loves only me」→「She loves only me」→展開部→「You love only me」の順に歌われる。
「音源2」のトラック10にはステレオで収録されている。
2-25. Album Master  2:21 モノラル
1969年発売のアルバム 『The Beach Boys Biggest Beach Hits』 に収録されたもの。トラック23の「Overdub, Take 7」をモノラルにミックスしたもので、エンディングはフェイドアウト。
「She loves only me」→「You love only me」→展開部→「You love only me」の順に歌われる。
「音源3」のトラック4と同じ。
What Is A Young Girl Made Of - Kenny And The Cadets 
2-26. Demo  2:05 モノラル
上の「Barbie」のシングルB面収録曲。ハイト・モーガンの息子ブルースの作曲。
ピアノの伴奏をバックに、ブライアンでない誰かがリード・ボーカルを取っている。おそらくビーチ・ボーイズのメンバーは参加していない。
2-27. Overdub - Take 1  1:52 ステレオ
ブライアンが途中で笑い出して中断。
2-28. Overdub - Take 3  1:51 ステレオ
ブライアンが途中で歌うのをやめて中断。
2-29. Overdub - Takes 4-5  2:39 ステレオ
テイク4はブライアンが歌い出せずに中断。
テイク5は完奏し、曲の終わりの「Mostly a young man's dream」の繰り返しがファルセットで歌われる。
テイク5は「音源2」のトラック11にもステレオで収録されているが、そちらはブライアンのボーカルが左chで他が右chという「泣き別れステレオ」の別ミックスになっている。また、最後にテイク7の演奏後の会話が加えられている。
2-30. Overdub - Take 6  2:16 ステレオ
テイク6なのに「テイク5」とコールしている。完奏する。
エンディングのボーカルはファルセットにならない。
2-31. Overdub - Take 7  2:22 ステレオ
テイク7なのに「テイク6」とコールしている。完奏する。
エンディングのボーカルはファルセットになる。
「音源2」のトラック11(テイク5)の最後にはこのテイクの演奏後の会話がくっ付けられている。
2-32. Master  2:10 モノラル
シングルB面に収録されたもの。トラック30の「Overdub, Take 6」をモノラルにミックスしたもので、エンディングはフェイドアウト。
エンディングのボーカルはファルセットにならない。
「音源3」のトラック8と同じ




キャピトル・レコードからのデビュー前にハイト・モーガン(ウィルソン兄弟の父マリー・ウィルソンの友人で、スタジオを持っていた)のスタジオで録音された音源を集めたCD。
これまでにも一部が商品化されてきたが、2016年に「完全版」と銘打って2枚組でリリースされた。

まず1961年9月にモーガンの自宅で演奏を見るためのリハーサルが行われた後、本番のレコーディングは同年10月もしくは11月と翌年の2月8日に行われ、このレコーディングから「Surfin' / Luau」のシングルが出た。グループ名は「ザ・ペンドルトーンズ」だったが、勝手に「ビーチ・ボーイズ」に変えられてしまった。
このシングル・バージョンの「Surfin'」はキャピトルからのファースト・アルバム 『サーフィン・サファリ』 にも収録された(「Surfin' Safai」も収録されているが、こちらは再録音されたもの)。

1962年3月8日にはケニー&ザ・カデッツの「Barbie / What Is A Young Girl Made Of」のシングルとなる2曲の歌入れが行われたが、これにはブライアン、カール、アル、オードリー(ウィルソン兄弟の母)が参加していた。

※録音の日付についてはこの商品の記載に倣った。また、付属ブックレットの最終ページに記載の「この音源の過去のリリース状況」は細かい部分で間違いがあるので鵜呑みにしない方が良い。

キャピトルではなく、Omnivore Rcordings というレーベルからのリリースだが、ブラザー・レコーズのクレジットがあり、ビーチ・ボーイズの公式盤のミックスを手掛けているマーク・リネットも「Audio Production」としてクレジットされており、実質公式リリースと言えると思う。




 音源その2
 『Lost And Found!(1961-62)』
 『Studio Sessions '61-'62』(日本盤 『スタジオ・セッションズ 61〜62』)ほかに収録


P.EYS.JPG - 74,543BYTES

『Lost And Found!(1961-62)』 輸入盤
『Studio Sessions '61-'62』 日本盤  輸入盤
『アーリー・イヤーズ』 日本盤
  

1961/9/15 ハイト・モーガン宅(カリフォルニア)で録音
1. Luau  モノラル
演奏は「音源1」ディスク1の10「Demo Take 1」と同じ。
冒頭の会話は「Lavender」のリハーサル時のカウントを無理やりくっ付けている。
2. Surfin'  モノラル
「音源1」ディスク1の1「Demo」および「音源3」のトラック11と同じ。
1961/10/3 ワールド・パシフィック・スタジオ(カリフォルニア)で録音
3. Studio Chatter  モノラル
「Surfin'」演奏前の会話。「テイク1」のコールのあとイントロで失敗して「テイク2」のコールが入る。
「音源1」ディスク1の2「Takes 1-2」の前半と同じ。
4. Surfin' [First Attempt]  モノラル
テイク2。
「音源1」ディスク1の2「Takes 1-2」の後半と同じ。
5. Studio Chatter  モノラル
「Surfin'」演奏前の会話。「テイク7」のコールとメンバーのつぶやき声。
「音源1」ディスク1の7「Take 7」の会話部分と同じ。
6. Surfin' [Master Take: X-301, Candix 301, 331, Capitol LPT-1081]  モノラル
キャピトルからのデビュー前に出たシングルのマスター・テイク(テイク8を使用)。
エンディングがフェイド・アウト処理されているが、「音源1」ディスク1の9「Master」および「音源3」のトラック1では最後まで聴ける。
7. Studio Chatter  モノラル
「Luau」演奏前の会話。「テイク1」のコールのあと失敗して「テイク2」のコールが入る。
「音源1」ディスク1の13「Takes 1-2」の前半と同じ。
8. Luau [First Attempt]  モノラル
テイク2。
「音源1」ディスク1の13「Takes 1-2」の後半と同じ。
9. Luau [Master Take: B Side of X-301, Candix-301, 331]  モノラル
6のシングルB面のマスター・テイク(テイク12を使用)。
「音源1」ディスク1の18「Master」および「音源3」のトラック3と同じ。
1962/3/8 ステレオ・マスターズ(カリフォルニア)で録音
10. Barbie [Master: Randy-422]  ステレオ
「ケニー&ザ・カデッツ」名義で1962年4月に出たシングル用の録音。ステレオ。 
「音源1」ディスク2の24「Single Master」にはモノラルで収録されており、ステレオはここでしか聴けない
11. What Is A Young Girl Made Of  ステレオ
上のシングルB面曲の未発表テイク(テイク5)。ステレオ。
「音源1」ディスク2の29「Overdub, Takes 4-5」にもステレオで収録されているが、ミックスが違う
また、演奏後の会話はテイク7の後のものをくっ付けている(「音源1」ディスク2の31「Overdub, Take 7」で聴ける)。
1962/2/8 ワールド・パシフィック・スタジオ(カリフォルニア)で録音
12. Surfin' Safari  モノラル
テイク6にリード・ギターをオーバーダブしたもの。
演奏は「音源1」ディスク1の28「Overdub, Take 1 on Take 6」と同じ。
13. Studio Chatter  モノラル
「Surfin' Safari」演奏前の会話。「テイク5」のコール。
「音源1」ディスク1の26「Takes 5-6」の冒頭の会話と同じ。
14. Surfin' Safari [Take Approved as Master]  モノラル
マスター・テイクとされたもの(テイク10にリード・ギターをオーバーダブ)。
エンディングが若干フェイド・アウト処理されているが、「音源1」ディスク1の31「Master」および「音源3」のトラック2に収録されているものはフェイド・アウトしない。
15. Studio Chatter  モノラル
「Surfer Girl」演奏前の会話。テイク1の演奏の前後とテイク2の演奏前とテイク6の演奏後の会話をつなげたもの。
「音源1」ディスク2の1「Take 1」、2「Take 2」、6「Take 6」の会話部分を編集しているが、ほんの一瞬ここでしか聴けない音がある
16. Surfer Girl [Take Approved as Master]  モノラル
マスター・テイクとされたもの(テイク4にオーバーダブ)。
「音源1」ディスク2の7「Master」および「音源3」のトラック6と同じだが、「音源3」は早めにフェイド・アウトする。
17. Judy  モノラル
テイク2にリード・ギターをオーバーダブしたもの。
「音源1」ディスク2の11「Overdub, Takes 1-2」の完奏している方の演奏と同じ。
18. Judy [Take Approved as Master]  モノラル
マスター・テイクとされたもの。上のリード・ギターをダビングし直したもの。
エンディングが若干フェイド・アウト処理されているが、「音源1」ディスク2の12「Overdub, Take 4」に収録のものは最後まで聴ける(演奏後の会話も)。
19. Beach Boys Stomp (a.k.a. Karate)  モノラル
2つのテイクを編集したもの。「音源1」ディスク2の19「Master」および「音源3」のトラック5に収録のものとは別編集で、ブレイクする前までの演奏のテイクが異なる。
編集前の2つのテイクは、「音源1」ディスク2の17「Overdub, Take 1 on Take 1」と18「Overdub, Take 2 on Take 1」で聴ける。
20. Surfin' Safari [An Attempt at Overdubbing]  ステレオ
テイク6にリード・ギターとドラムを重ねたもの(トラック12とは別のオーバーダブ)。エンディングはフェイド・アウト処理されている。
これのモノラル・ミックスが1962年11月にドイツ・アリオラからシングルで出た。このCDで聴けるのはステレオ・バージョン。
「音源1」ディスク1の30「Stereo Overdub」にもステレオで収録されているが、ミックスが違う
1961 デモ
21. Lavender  モノラル
リハーサルで演奏された2つのテイクを編集したもの。この編集バージョンは「音源1」には未収録
「音源3」のトラック10と同じだが、そちらは演奏後の会話の途中で終わる。
編集前の2つのテイクは「音源1」ディスク1の20「Rehearsal Take 2」と21「Rehearsal Take 3」で聴ける。
トラック1、2と同様1961年9月15日の録音だと言われている。



この音源はアナログ時代から何度かリリースされてきたが、CDでも複数のレーベルが同じ内容で商品化している。

「音源その1」の2枚組が出たおかげでほぼ価値がなくなった感じだが、10・11・20のステレオ・バージョンおよび19・21の2つの編集バージョンは「音源その1」には収録されていない(もしくはミックスが異なる)ので貴重といえば貴重。

※録音日やスタジオ名は一番左の 『Lost & Found!』 に掲載されているものを転記した。完全に正しいかどうかは不明。




 音源その3
 『Surfin'』(日本盤 『サーフィン』)




日本盤(CVVC-8035)  輸入盤  

モーガン・テープス
1. Surfin'  モノラル
「音源1」ディスク1の9「Master」と同じ。
「音源2」のトラック6はエンディングがフェイド・アウト処理されている。
2. Surfin' Safari  モノラル
「音源1」ディスク1の31「Master」と同じだがピッチが早い。
「音源2」のトラック14はエンディングがフェイド・アウト処理されている。
3. Luau  モノラル
「音源1」ディスク1の18「Master」および「音源2」のトラック9と同じ。
4. Barbie  モノラル
「音源1」ディスク2の25「Album Master」と同じ。
「音源2」のトラック10は「Single Master」で、リード・ボーカルが異なる。
5. Beach Boys Stomp (a.k.a. Karate)  モノラル
2つのテイクを編集したもの。「音源1」ディスク2の19「Master」と同じ。
「音源2」のトラック19は別編集バージョンで、ブレイクする前までの部分に別テイクの演奏を使っている。
編集前の2つのテイクは、「音源1」ディスク2の17「Overdub, Take 1 on Take 1」と18「Overdub, Take 2 on Take 1」で聴ける。
6. Surfer Girl  モノラル
「音源1」ディスク2の7「Master」および「音源2」のトラック16と同じだが早めにフェイド・アウトする。
7. Judy  モノラル
「音源1」ディスク2の13「Master」と同じだがピッチが早い。
8. What Is A Young Girl Made Of  モノラル
「音源1」ディスク2の32「Master」と同じ。
「音源2」の11はマスターより前のテイクで、リード・ボーカルが異なる(「音源1」ディスク2の29「Overdub, Takes 4-5」のテイク5と同じ)。
9. Surfin' Safari [Stereo] [Alternate Take]  ステレオ
「音源1」ディスク1の30「Stereo Overdub」にもステレオで収録されているが、ミックスが違う
「音源2」のトラック20と同じ。
10. Lavender [Demo]  モノラル
リハーサルで演奏された2つのテイクを編集したもの。この編集バージョンは「音源1」には未収録
編集前の2つのテイクは「音源1」ディスク1の20「Rehearsal Take 2」と21「Rehearsal Take 3」で聴ける。
「音源2」のトラック21と同じだが演奏後の会話の途中で終る。
11. Surfin' [Demo]  モノラル
「音源1」ディスク1の1「Demo」および「音源2」のトラック2と同じ。
The Tri-Five のシングル
12. Come And Get It  モノラル
13. Like Chop  モノラル
1963年3月に出たトライ・ファイヴのシングルで、デニスがドラム、カールがギターで参加している(ブライアンも参加しているという話もある)。
「Come And Get It」はトラディショナル・ソングで、のちにビーチ・ボーイズも録音、アルバム 『サーファー・ガール』 に「The Rocking Surfer」のタイトルで収録した。
The Four Speeds のシングル
14. R.P.M.  モノラル
15. My String Ray  モノラル
ゲイリー・アッシャーのスタジオ・ワークのひとつで、フォー・スピーズ名義で1963年2月にシングル発売されたもの。
15にデニスがドラムで参加している(ブライアンも参加しているという話もある)。



映画のサントラ盤の復刻で知られる Varese Sarabande から出たCDで、1〜11が「モーガン・テープス」の音源。

2016年に「音源その1」が出るまでは「音源その2」との微妙な違い(1曲目の「Surfin'」と2曲目の「Surfin Safari」の曲の終りのフェイド・アウト処理とか)があってマニア的な魅力もあったのだが、「モーガン・テープス」の音源については今となってはお役御免といったところ。

ただし、12〜15ではウィルソン兄弟が参加した貴重なシングル2枚の音源も収録しており、まだ購入する価値はある。



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