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 ビーチ・ボーイズ 
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サウンズ・オブ・サマー/サイツ・アンド・サウンズ・オブ・サマー(DVD付)('03/04)
Sounds Of Summer/Sights And Sounds Of Summer  DVD付を見る
サウンズ・オブ・サマー(リマスター・デラックス)('22)
Sounds Of Summer (Expanded Edition)


『サウンズ・オブ・サマー』('03)



日本盤(TOCP-67657)  日本盤(TOCP-67752)  輸入盤  MP3

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『サウンズ・オブ・サマー(リマスター)』('22)



日本盤 3CD(UICY-16072〜4)  1CD(UICY-16075)  MP3
輸入盤 3CD  1CD  6LP  2LP

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リマスター・デラックス盤 ディスク2  ディスク3 

【Disc 1】(2003/2022)
『サウンズ・オブ・サマー』 本編(全30曲)
1-1. California Girls

【2003】 2002 stereo mix
『サマー・デイズ』('65)収録曲。2003年盤で登場した3つ目のステレオ・ミックス。
この曲のステレオ・ミックスは 『エンドレス・ハーモニー』('98)で初登場し、 2000年の改訂版ではミックスをやり直した2000年ミックスに差し替えられていたが、ここには2000年版にさらに手を加えた修正版で収録された。
1分以降の1回目のサビ「♪I wish they all could be California girls…」の繰り返しをまるごと2回目のものと差し替えている(2回目の方がリズムが安定しているから?)。
ちなみに1998年版はイントロのブラスが右で、2000年/2002年版の方は真ん中で鳴っており、全体にエコーが強い。
この2002年ミックスは 『USシングル・コレクション』('08)、
『サマー・ラヴ・ソングス』('09)、2012年リマスター盤 『サマー・デイズ<モノ&ステレオ>』、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク2などにも収録されている。
【2022】 2001 stereo mix → 2002 stereo mix と同じ
商品上の表記は「2001 stereo mix」だが、音自体は上記の「2002 stereo mix」と同じ。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
1998ステレオ・ミックス
2000ステレオ・ミックス
2001/2002ステレオ・ミックス

1-2. I Get Around

【2003】 mono
『オール・サマー・ロング』('64)からのモノラル・ミックス。
【2022】 2021 stereo mix
2012年リマスター盤 『オール・サマー・ロング<モノ&ステレオ>』 の初ステレオに続く新規作成のステレオ・ミックス。
この曲にはマルチトラック・テープを使ってモノラル・ミックスを作る際に追加で録音された音があるが、その音は完成したモノラルのマスターに他の音と一緒になった状態でしか残っていないため、 編集ソフトを使ってその音を抽出(extraction)することで初めてステレオ・ミックスを作ることが可能になった。
と言っても2012年版はバッキング・トラックはほぼ中央に位置しており、 コーラスが左右に広がって聴こえるものの変に音が揺れるような感じのある疑似ステレオみたいな微妙な出来で、 今回の2021年版も右にドラム、左にリード・ギターが配されている以外はほとんど中央にまとめられている


◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2012ステレオ・ミックス
2121ステレオ・ミックス

1-3. Surfin' Safari
【2003】 mono
『サーフィン・サファリ』('62)からのモノラル・ミックス。
【2022】 2021 stereo mix
初ステレオ・ミックス。
アルバム 『サーフィン・サファリ』 はモノラルでしかリリースされておらず、これまでステレオ化されることがなかったが、上記の「抽出技術」 を使ってステレオ・ミックスが作られた。
しかし、これがまた不自然な感じの否めない微妙な出来。特に左のモニャモニャしたギターがいかにも「抽出しました」感ありあり。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2021ステレオ・ミックス
1-4. Surfin' U.S.A.
【2003】 stereo
『サーフィンU.S.A.』('63)からのオリジナル・ステレオ・ミックス。
【2022】 2021 stereo mix
オリジナルのステレオ・ミックスに続く新規作成のステレオ・ミックス。
この曲にはリリース時からステレオ・ミックスがあり、 ボーカルは左右に配されていたがバッキング・トラックは一塊のモノラル状態だった。
今回「抽出技術」を使って楽器の音を分離してあり、それほど違和感はない。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
オリジナル・ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
1-5. Fun, Fun, Fun
【2003】 mono
『シャット・ダウン Vol.2』('64)からのモノラル・ミックス。
ステレオ・ミックスよりエンディングのフェイド・アウトが遅い。
2012年リマスター盤 『シャット・ダウン Vol.2<モノ&ステレオ>』、1990/2001年リマスター盤 『シャット・ダウン Vol.2』 のボーナス・トラック、『ザ・ビーチ・ボーイズ・ボックス』('80)、『シングル・コレクション(日本企画)』('93)、『USシングル・コレクション』('08)、 『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)にも収録。
【2022】 2013 stereo mix
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1で初登場したステレオ・ミックス。
オリジナルのステレオは左右の音が離れた状態で時代を感じさせるミックスだったが、 新ミックスは自然なバランスになって音の厚みも増している。また、エンディングはフェイド・アウトが遅いモノラル・ミックスとほぼ同じ長さになっている。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
オリジナル・ステレオ・ミックス
2013ステレオ・ミックス(シングル・バージョンとほぼ同じ長さ)
1-6. Surfer Girl
【2003】 stereo
『サーファー・ガール』('63)からのオリジナル・ステレオ・ミックス。
【2022】 2021 stereo mix
オリジナルのステレオ・ミックスに続く新規作成のステレオ・ミックス。
この曲にはリリース時からステレオ・ミックスがあり、 ボーカルは左右に配されていたがバッキング・トラックは一塊のモノラル状態だった。
今回「抽出技術」を使って楽器の音を分離してあり、それほど違和感はない。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
オリジナル・ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
1-7. Don't Worry Baby
【2003】 mono single version → mono album version 
「mono single version」と表記されているが、アルバム 『シャット・ダウン Vol.2』 収録のモノラル・ミックスで収録されている。冒頭に残響音がある(詳細)。
モノ・シングル・バージョンはエンディングがアルバム・バージョンより長く、同時にリリースされたステレオ・ミックスはモノ・ アルバム・バージョンと同じ長さだが、エンディングでドラムの音が消えない。
『サマー・ラヴ・ソングス』('09)、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1、配信アルバム 『Keep An Eye On Summer』('14)にはモノ・アルバム・バージョンをステレオ化した新ステレオ・ミックスを収録。
モノ・シングル・バージョンは 『シングル・コレクション(日本企画)』('93)、『The Greatest Hits Volume 2 - 20 More Good Vibrations』('99)に収録されている。
【2022】 2021 stereo mix
オリジナルのステレオ・ミックスと 『サマー・ラヴ・ソングス』('09)で初登場した新ステレオ・ミックスに続く新規作成のステレオ・ミックス。
この曲にはリリース時からステレオ・ミックスがあり、ボーカルとリード・ギターのみ極端に左右に配されていたが他の楽器は一塊のモノラル状態だった。
今回「抽出技術」を使って楽器の音を分離してあり、右にピアノ、左にドラムが配されている。それほど違和感はない。
オリジナルのステレオ・ミックスはエンディングでバックのドラムが先にフェイド・アウトし、アカペラのようになって終わるが、新ステレオ・ミックスはどちらも ドラムが最後まで鳴っているモノラル・ミックスの形を踏襲している。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
モノ・シングル・ミックス
オリジナル・ステレオ・ミックス
2009ステレオ・ミックス(アルバムのモノラルのステレオ化)
2021ステレオ・ミックス(アルバムのモノラルのステレオ化)
1-8. Little Deuce Coupe
【2003】 stereo
『サーファー・ガール』('63)からのステレオ・ミックス。
【2022】 stereo
2003年盤のリマスター。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
オリジナル・ステレオ・ミックス
1-9. Shut Down

【2003】 new stereo mix
『サーフィンU.S.A.』('63)収録曲の新ステレオ・ミックス。2003年盤で初登場。『USシングル・コレクション』('08)にも収録。
『サーフィンU.S.A.』 に収録の旧ステレオ・ミックスは右と左の音がはっきりと分かれた時代を感じさせるステレオだが、 その点は改善されているものの、疑似ステレオのようなすっきりしない感じがある。
旧ステレオ・ミックスの左右の音を中央寄りにしたものが ベスト盤 『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション』('12)ディスク1や6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1に収録されている。

【2022】 2021 stereo mix
上記2003年の新ステレオ・ミックスに続く新規作成のステレオ・ミックス。
「抽出技術」を使って演奏の音を分離して再ミックスしたもので、
音の配置が変更され、疑似ステレオのような感じはなくなった。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
オリジナル・ステレオ・ミックス1
オリジナル・ステレオ・ミックス2(左右の音を中央に寄せている)
2003ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス

1-10. Help Me, Rhonda
【2003】 mono single version
『サマー・デイズ』('65)からのモノラル・ミックス。
『サマー・デイズ』 に収録のものと同じ再録バージョン=シングル・バージョン。
【2022】 2021 stereo mix
2012年リマスター盤 『サマー・デイズ<モノ&ステレオ>』 に「抽出技術」を用いた初ステレオ・ミックスが収録されたが、 それに続く新規作成のステレオ・ミックス。
どちらもすっきりしないモコモコとしたステレオで、むしろ2021年版の方がその感じが強まっている。
2012年版はドラムが左寄り、2021年版は右寄りに配されている。

◎この曲(シングル・バージョン)のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2012ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
この他に、アルバム 『トゥデイ』('65)に収録されている完全な別テイクのステレオとモノラルがある
1-11. Be True To Your School
【2003】 mono single version
『リトル・デュース・クーペ』('63)収録曲のモノ・シングル・バージョン。チアガールのコーラスが入る。
『リトル・デュース・クーペ』 のボーナス・トラック、 『シングル・コレクション(日本企画)』('93)、『USシングル・コレクション』('08)、『ザ・ビーチ・ボーイズ・ボックス』('80)、『グレイテスト・ヒッツ1』('00)などにも収録。
【2022】 mono single version 
2003年盤のリマスター。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス(チアガールなし)
モノ・シングル・ミックス(チアガールあり)
オリジナル・ステレオ・ミックス(チアガールなし)
1-12. When I Grow Up (To Be A Man)

【2003】 mono
『トゥデイ』('65)からのモノラル・ミックス。
【2022】 2021 stereo mix
新規作成のステレオ・ミックス。
この曲のステレオ・ミックスは微妙な編集違いで都合3バージョン作られていた。『USシングル ・コレクション』('08)の初ステレオはボーカルにかかるエコーが左右に広がっている。2012年リマスター盤 『トゥデイ<モノ&ステレオ>』 収録のものは エコーの強さは同じだが中央にまとめる編集が行われている。ベスト盤 『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション』('12)と6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1と2015年の Analogue Productions 盤収録のものは「モノ&ステレオ」盤のバージョンをさらに編集したもので、エコーが弱められている。
これまでのステレオはハープシコードとハーモニカが左、 ドラムが右寄りに配されていたが、2021年版ではハープシコードとハーモニカは右、ドラムは中央になっている。

この曲と次の曲の曲間になぜかヒスノイズが入っている。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2008ステレオ・ミックス
2012ステレオ・ミックス
2012ステレオ・ミックス改訂版
2021ステレオ・ミックス

1-13. In My Room
【2003】 stereo
『サーファー・ガール』('63)からのオリジナル・ステレオ・ミックス。
【2022】 2021 stereo mix
オリジナルのステレオ・ミックスに続く新規作成のステレオ・ミックス。
この曲にはリリース時からステレオ・ミックスがあり、ボーカルは左右に配されていたが バッキング・トラックは一塊のモノラル状態だった。
今回「抽出技術」を使って楽器の音を分離してあり、左と中央に配置されている。

この曲と前の曲の曲間になぜかヒスノイズが入っており、この曲だけ聴こうとすると頭に一瞬ノイズが流れてから曲が始まる。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
オリジナル・ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
1-14. God Only Knows
【2003】 1996 stereo mix 
『ペット・サウンズ』('66)収録曲のステレオ・ミックス。『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)が初出。
エンディングの頭のリード・ボーカルがモノラルではブライアンだがステレオではカール。
【2022】 1996 stereo mix
2003年盤のリマスター。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
1996ステレオ・ミックス
1-15. Sloop John B.
【2003】 1996 stereo mix
『ペット・サウンズ』('66)収録曲のステレオ・ミックス。『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)が初出。
【2022】 1996 stereo mix
2003年盤と同じミックスだがフェイド・アウトが少し長い。
この曲のフェイド・アウトは、『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)では「♪go home」で音が消えたが、『ペット・サウンズ<モノ&ステレオ>』('12)と Mobile Fidelity のSACD('12)と 『ペット・サウンズ』 50周年記念盤('16)ではその先の「♪yeah yeah」で消え、2015年の Analogue Productions 盤ではさらに7秒ほど長く聴ける。
この盤には「♪year year」で消えるものを収録。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
1996ステレオ・ミックス
1-16. Wouldn't It Be Nice
【2003】 2001 stereo mix
『ペット・サウンズ』('66)収録曲のステレオ・ミックス。2001年の改訂版ステレオ。
中間部のリード・ボーカルがモノラル・ミックス同様マイクになっている(1996ミックスではここがブライアン)。
【2022】 2013 stereo mix
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク2に収録されたステレオ・ミックス。
「抽出技術」を使ってモノラル・ミックスからマイクのボーカルのみ取り出して中間部のミックスをやり直した再修正版。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
1996ステレオ・ミックス 中間部のボーカルがブライアン(マイクのボーカルのみの音声がなかったため)  『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)に収録
2001ステレオ・ミックス 中間部のボーカルをモノラル同様マイクに戻した修正版(モノラルの音声をバッキング・トラックごと重ねてミックス)  『ペット・サウンズ』 40周年記念盤('06)はこれと同じだが、『ペット・サウンズ<モノ&ステレオ>』('12)と Mobile Fidelity のSACD('12)と 『ペット・サウンズ』 50周年記念盤('16)はこのミックスの中間部以降に何らかの編集が加えられた形跡があり、2015年の Analogue Productions 盤にはそこからさらにイントロ部分に何らかの編集が加えられた形跡がある
2013ステレオ・ミックス 「抽出技術」を使った再修正版 6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)が初出
1-17. Getcha Back
【2003】 
『ビーチ・ボーイズ』('85)から。
【2022】 
2003年盤のリマスター。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
1-18. Come Go With Me
【2003】 
『M.I.U.アルバム』('78)から。オリジナル・バージョン。
『M.I.U.アルバム』 の初回CD(エピック盤、日本ではソニー盤)にピアノが大きくフィーチャーされた別ミックスが収録されている。
【2022】 
2003年盤のリマスター。

◎この曲のミックスまとめ(全てステレオ)
オリジナル・ミックス
別ミックス
1-19. Rock And Roll Music
【2003】 
『15ビッグ・ワンズ』('76)から。アルバム・バージョン。
1番にコーラスが入らず一部ボーカルが別テイクのシングル・バージョンは 『グレイテスト・ヒッツ3(ベスト・オブ・ブラザー・イヤーズ)』('00) や 『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』('81、ただし1991年CDを除く)で聴ける。
【2022】 2013 stereo mix
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4に収録の「2012 mix w/extra verse」(最終的に削除されたヴァースを含み、一部コーラスを追加)の1分52秒〜2分29秒をカットしてアルバム・バージョンとほぼ同じ長さにしたもの。
このエディット版は今回が初登場だが、2013年に制作されたということか。

◎この曲のミックスまとめ(全てステレオ)
アルバム・ミックス
シングル・ミックス
2013ミックス
1-20. Dance, Dance, Dance
【2003】 new stereo mix
『トゥデイ』('65)収録曲の2つ目のステレオ・バージョン。
この盤と 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)と 『USシングル・コレクション』('08)にそれぞれ違うステレオ・ミックスが収録されている。
この新ステレオ・ミックスではイントロのギターが左右両方で鳴るが 『ホーソーン、カリフォルニア』 収録のミックスでは中央で鳴り、 『USシングル・コレクション』 収録のミックスでは最初のフレーズは左で次のフレーズから左右になる。
2012年リマスター盤の 『トゥデイ<モノ&ステレオ>』 に収録されているのは 『USシングル・コレクション』 版。
【2022】 2021 stereo mix
4つ目のステレオ・ミックス。
イントロのギターは中央で鳴り、ドラムは右(2001年版と2003年版は中央、2008年版は左)。

また、この曲には1990年にアルバム 『トゥデイ』 が 『サマー・デイズ』 との2イン1でCD化された際にボーナス収録された別テイク(ステレオ)があるが、それにも2つ目のステレオが作られており、配信アルバム 『Keep An Eye On Summer』('14)に収録されている。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2001ステレオ・ミックス
2003ステレオ・ミックス
2008ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
1-21. Barbara Ann
【2003】 mono single version
『パーティ』('65)収録曲のシングル・バージョン。フェイド・アウトで終わらせている。
この曲がベスト盤に収録される時はほとんどこのバージョンなので、特に珍しくはない。
【2022】 2021 stereo mix
新規作成のステレオ・ミックス。
この曲は2012年リマスター盤 『パーティ<モノ&ステレオ>』 で初ステレオ化され、 ベスト盤 『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション』('12)と6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク2にはシングル・バージョン と同じ長さにフェイド・アウト処理したものが収録されていた。
2012年版はボーカルが左右に響き、ギターが左、手拍子が右に配されていたが、 2021年版はボーカルは中央でモノラル状態で、やはりギターが左寄り、手拍子が右寄りに配されているものの、2012年版よりは中央寄りになっている。

◎この曲(シングル・バージョン)のミックスまとめ
モノ・シングル・ミックス
2012ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
1-22. Do You Wanna Dance? 
【2003】 mono
『トゥデイ』('65)からのモノラル・ミックス

【2022】 2021 stereo mix
2012年の初ステレオ・ミックスに続く新規作成のステレオ・ミックス。
2012年版.は演奏の大部分は左に配されていたが、2021年版ではドラムが右、 ギターが左に分けられている。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2012ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
1-23. Heroes And Villains
【2003】 2002 stereo mix
『スマイリー・スマイル』('67)収録曲のステレオ・ミックス。
『ホーソーン、カリフォルニア』('01)に収録された初ステレオ・ミックスに手を入れたもののようだが、 どこが違うのかさっぱりわからず、おそらく調整程度の編集がされたものだと思われる(強いて言えば、2002年版の方がエンディングで音が消えるのがほんのわずか早い)。
【2022】 2017 stereo mix → 2012 stereo mix修正版? 
「2017 stereo mix」と表記されているが、2012年に出ていた2012ステレオ・ミックス修正版と同じような感じがする。
上記2001(2002)ステレオ・ミックスの後、2012年リマスター 盤 『スマイリー・スマイル<モノ&ステレオ>』 に2012ステレオ・ミックスが収録されたが、先に出た日本盤のものは冒頭から18秒や38秒のところで鳴る楽器 (管楽器?ハーモニウム?)の音が欠落しており、遅れて出た輸入盤やベスト盤 『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション』('12)ディスク2、 6枚組 『カリフォルニアの夢』 ディスク2には修正版(18秒のところは欠落がないが、38秒のところは欠落のまま)が収録されていた。
今回の2017年版はその2012年版の修正版と同じにしか聴こえない。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2001ステレオ・ミックス
2002ステレオ・ミックス(2001と同じ?)
2012ステレオ・ミックス
2012ステレオ・ミックス修正版
2017ステレオ・ミックス(2012修正版と同じ?)
1-24. Good Timin'
【2003】 
『L.A.(ライト・アルバム)』('79)から。
【2022】 
2003年盤のリマスター。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
1-25. Kokomo
【2003】 
『スティル・クルージン』('89)から。
【2022】 
2003年盤のリマスター。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
1-26. Do It Again
【2003】 mono → mono single version 
『20/20』('69)収録曲のシングル・バージョン。
特に表記されていないが、アルバム・バージョンのエンディングで聴ける大工道具の効果音(スマイル・セッションで録られたもの)がないシングル・バージョンで収録されている。
『MADE IN U.S.A.』('86)、『シングル・コレクション(日本企画)』('93)、『グレイテスト・ヒッツ2』('00)にも収録。
【2022】 2021 stereo mix
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に収録の2012ステレオ・ミックスに続く新規作成のシングル・バージョンのステレオ。
25秒あたりからのブラスと手拍子の位置が逆になっている(2012年版は右がブラスで左が手拍子)など音の配置が変っている他、低音が強調されている感じ。

◎この曲(シングル・バージョン)のミックスまとめ
モノ・シングル・ミックス
2012ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
1-27. Wild Honey
【2003】 mono
『ワイルド・ハニー』('67)からのモノラル・ミックス。
【2022】 2021 stereo mix
新規作成の3つ目のステレオ・ミックス。
ベスト盤 『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション』('12)ディスク2の初ステレオは、モノラルでは聴こえる1分12秒〜19秒のバックコーラス(「♪Sweet, sweet, a honey bee / Eat, eat up, eat up honey」)が1回分消えてしまっている。
『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』('17)ディスク1の2つ目のステレオではこのコーラスが復活している他、エンディングのフェイド・アウトが少し遅く、若干ボーカルのエコーが浅めで、 間奏のオルガンのミックスもちょっと違う感じ。
2021年版はイントロのピアノが左寄りになった他、2017年版より音がクリアになった印象。
と言ってもミックス自体はどれも大差なく、なぜこんなに何度も作るのか理解に苦しむ。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2012ステレオ・ミックス
2017ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
1-28. Darlin'
【2003】 mono
『ワイルド・ハニー』('67)からのモノラル・ミックス。
【2022】 2021 stereo mix → 2017 stereo mix? 
輸入盤のパッケージ公式サイト米アマゾンの配信YouTube では「2021 stereo mix」と表記されている。
日本のユニバーサル公式アマゾンの配信では最初は「2021ステレオ・ミックス」だったが、商品発売時には「2017ステレオ・ミックス」に修正された。
ミックス自体は2017年版と同じだが、何か音質調整的な処理がされているのかもしれない。

ベスト盤 『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション』('12)ディスク2の初ステレオは1分57秒あたりの「♪Darlin'〜」が消えていた。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3には修正版が収録され、モノラル・ミックス通りに 「♪Darlin'〜」の「ダ」が欠けた状態で復活している。
『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』('17)ディスク1には更なる修正版が収録され、「♪Darlin'〜」の「ダ」が欠けていない他、エンディングのフェイド・アウトが少し遅く、ボーカルのエコーが若干浅めな感じ。
と言ってもミックス自体はどれも大差なく、単純に最初のミックスの修正版を2つ作ったという感じ。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2012ステレオ・ミックス
2012ステレオ・ミックス修正版
2017ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス(2017と同じ?)
1-29. I Can Hear Music
【2003】 
『20/20』('69)からのステレオ・ミックス。
【2022】 
2003年盤のリマスター。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・ステレオ・ミックス
オリジナル・モノラル・ミックス(シングル用にステレオをモノラルにしただけ)
1-30. Good Vibrations
【2003】 mono
『スマイリー・スマイル』('67)からのモノラル・ミックス。
【2022】 2021 stereo mix
2012年リマスター盤 『スマイリー・スマイル<モノ&ステレオ>』 の初ステレオに続く2つ目のステレオ・ミックス。
出だしのカールの「♪アァァア」の頭が一瞬切れてしまっている。
2012年版はリード・ボーカルが中央、コーラスを2つに分けて右寄り左寄りに配していたが、 2021年版ではすべて中央に配してエコーを強くかけている。
楽器の配置はあまり変わらないが、1分41秒からの「♪テイショ〜〜ン」のパートのピアノは2021年版では 大きく広げて配置されている。また、2021年版にはエンディング間際の「♪ナ〜ナナナナ〜ナナナ〜」のパートでモノラルではカットされていたピアノの音が入っている。
2012年版はオリジナル・モノラル・ミックスとほぼ同じ長さでフェイド・アウトしていたが、2021年版はそれより少し長く、1995年のDCCのゴールドCD 『Endless Summer』 に収録されていたモノ・ロング・バージョンとほぼ同じところで音が消える。
公式サイトのみ「2019 stereo mix」と表記されているが間違いだと思われる。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2012ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス


【Disc 2】(2022)
2-1. All Summer Long [2012 stereo mix]

『オール・サマー・ロング』('64)収録曲のステレオ・ミックス。
『ウォームス・オブ・ザ・サン』('07)が初出で、 2012年リマスター盤 『オール・サマー・ロング<モノ&ステレオ>』 とこの盤に収録されたものもミックス自体は同じだが、 2012年盤に収録の際に何か音質調整的な処理をしたのかもしれない(フェイド・アウトで音が消えるタイミングはすべて微妙に異なるが)。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2007
ステレオ・ミックス
2012ステレオ・ミックス(2007と同じ?)

2-2. Good To My Baby [2012 stereo mix]
『トゥデイ』('65)収録曲のステレオ・ミックス。
『サマー・ラヴ・ソングス』('09)が初出で、 2012年リマスター盤 『トゥデイ<モノ&ステレオ>』 とこの盤に収録されたものもミックス自体は同じだが、 2012年盤に収録の際に何か音質調整的な処理をしたのかもしれない。
米アマゾンの配信と YouTube では「2021 stereo mix」と表記されているが間違いだと思われる。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2009ステレオ・ミックス
2012ステレオ・ミックス(2009と同じ?)
2-3. This Whole World
『サンフラワー』('70)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
2-4. All I Wanna Do
『サンフラワー』('70)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
2-5. Disney Girls (1957)
『サーフズ・アップ』('71)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
2-6. Kiss Me, Baby [2012 stereo mix]
『トゥデイ』('65)収録曲のステレオ・ミックス。
この曲のステレオ・ミックスは 『エンドレス・ハーモニー』('98)で初登場し、 2000年の改訂版ではミックスをやり直した2000年ミックスに差し替えられていた。
ここには2012年リマスター盤 『トゥデイ<モノ&ステレオ>』 と同じものが収録されており、 ミックス自体は2000年版と同じだが、43秒あたりのマイクのボーカルの「♪We said it was over」の「セ」の空気音が弱められている感じがする。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
1998ステレオ・ミックス
2000ステレオ・ミックス
2012ステレオ・ミックス(2000と同じ?)
2-7. Let The Wind Blow [2017 stereo mix] → 2001 stereo mix 
『ワイルド・ハニー』('67)収録曲のステレオ・ミックス。
「2017 stereo mix」と表記されているが、実際には2001ステレオ・ミックスで収録されている。
この曲のステレオ・ミックスは 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)で初登場し、 『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』('17)ディスク1に2つ目のステレオが収録されていた。
旧ステレオのボーカルは左右に広げて配されているが、 新ステレオのボーカルは真ん中でモノラルのようにまとめて配されており、エコーも少し浅めな感じ。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2001ステレオ・ミックス
2017ステレオ・ミックス
2-8. Forever
『サンフラワー』('70)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
2-9. Sail On, Sailor
『オランダ』('73)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
2-10. Long Promised Road
『サーフズ・アップ』('71)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
2-11. Cotton Fields [2020 stereo mix] → 2021 stereo mix 
『20/20』('69)収録のものとは別録音のシングル・バージョンのステレオ・ミックス。
リリース時にはモノラル・ミックスしかなかったが、 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)と6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に初ステレオ・ミックスが収録されていた。
その後、『フィール・フロウズ』('21)の5CD/2CDに2021ステレオ・ミックス、4LP/2LPに2020ステレオ・ミックスが収録されているが、 この2つの違いは冒頭の子供の声の有無だけ(2021にはあって2020にはない)で、曲自体のミックスは同じ。
この新ミックスは歌い出しのアルのボーカルが遠くからやって来るような処理がされ、 2001年版よりオリジナルのシングル・バージョンに近い仕上がりになっている(イントロのギターは2001年版と同様、 オリジナルのモノラル・ミックスより1音多い)。
冒頭の子供の声はアルの息子のマット(2歳半)で、この声は1970年に米TV 『Something Else』 に出演した時にも使われていた。
ということで、この盤に収録されたのは子供の声入りなので、「2021 stereo mix」が正しい。

◎この曲(シングル・バージョン)のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2001ステレオ・ミックス
2020ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
2-12. Pom Pom Play Girl
『シャット・ダウン Vol.2』('64)からのオリジナル・ステレオ・ミックス。
この曲には3つのステレオ・ミックスがある。
・『シャット・ダウンVol.2』('64)収録のオリジナル・ステレオ・ミックス … リード・ボーカルとフロア・タムと手拍子が左、コーラスとカールのリード・ギターが右、残りの演奏が中央。
・6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1収録の2013ステレオ・ミックス … リード・ボーカルとフロア・タムと手拍子が中央、コーラスとカールのリード・ギターが中央寄りの右、残りの演奏が中央寄りの左。エンディングのブライアンのアドリブが別テイクで、フェイド・アウトせずに終わる。
・配信アルバム 『Keep An Eye On Summer』('14)収録の2014ステレオ・ミックス … リード・ボーカルと演奏が中央、手拍子が中央寄りの右、コーラスは左右で、エンディングのブライアンのアドリブはオリジナルと同じだが、フェイド・アウトが若干遅い。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
オリジナル・ステレオ・ミックス
2013ステレオ・ミックス
2014ステレオ・ミックス
2-13. Wind Chimes [2013 stereo mix] → 2011 stereo mix? 
『スマイル』('11)収録曲のステレオ・ミックス。
2011年にリリースされた 『スマイル』 は全編モノラル・ミックスだったが、コレクターズ・ボックスに同梱され 別売もされた2枚組アナログLPには数曲のステレオ・ミックスが収録されており、この曲は6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク2にも収録されてCD化されていた。
アナログLPとCDには音の違いはないようなので「2011 stereo mix」が正しいのでは?

◎この曲のミックスまとめ
モノラル・ミックス
ステレオ・ミックス
2-14. I Went To Sleep
『20/20』('69)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
2-15. Farmer's Daughter ミックス表記なし → 2021 stereo mix
『サーフィンU.S.A.』('63)収録曲の新ステレオ・ミックスだがミックス表記がない。
オリジナルのステレオ・ミックスは中央にリード・ボーカル、左にコーラス、 右に演奏という配置だが、新ステレオは「抽出技術」を使ってギター・ベース・ドラムの音を分離し、中央から少し左右に広げて配置し、コーラスも左右に広げられている。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
オリジナル・ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
2-16. Let Us Go On This Way [2021 mix]
『ラヴ・ユー』('77)収録曲の新ステレオ・ミックス。
音の配置はほぼ同じだが全体にリバーブが盛大に追加されている。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
2-17. You Need A Mess Of Help To Stand Alone [2021 mix]
『カール&ザ・パッションズ〜ソー・タフ』('72)収録曲の新ステレオ・ミックス。
左右に配されていたリード・ボーカルが中央にまとめられ、演奏はピアノ、 エレキギター、ドラムがメインのミックスになっており、バンジョーやエレキ・バイオリンの音がほとんど聴こえない。
1分42〜45秒あたりのギターはカットされている。
『セイル・オン・セイラー 1972』('22)にはこのミックスは収録されず、リード・ボーカルを抜いた「track & backing vocals」だけが収録されている。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
2-18. The Night Was So Young
『ラヴ・ユー』('77)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
2-19. Marcella [2021 mix]
『カール&ザ・パッションズ〜ソー・タフ』('72)収録曲の新ステレオ・ミックス。
オリジナル・ミックスではコーラスがあまり前面に出ていなかったが、 新ミックスではリード・ボーカルともどもよく聴こえる(ただし「♪One arm over my shoulder…」のパートのマイクの「♪デンデンデデデ…」というコーラスは1回目はカット、2回目もほとんど聴こえない位小さくなっている)。
1分54秒あたりのギターがカットされ、間奏のギター2本のうち1本はほぼカット、間奏開けから鳴る鈴の音は中央から左に移動している。
『セイル・オン・セイラー 1972』('22)にはこのミックスは収録されず、ボーカルを抜いた「track」だけが収録されている。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
2-20. You're So Good To Me [2012 stereo mix]
『サマー・デイズ』('65)収録曲のステレオ・ミックス。
『ウォームス・オブ・ザ・サン』('07)が初出で、 2012年リマスター盤 『サマー・デイズ<モノ&ステレオ>』 とこの盤に収録されたものもミックス自体は同じだが、 2012年盤に収録の際に何か音質調整的な処理をしたのかもしれない。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2007ステレオ・ミックス
2012ステレオ・ミックス(2007と同じ?)
2-21. Aren't You Glad [2017 stereo mix]
『ワイルド・ハニー』('67)収録曲のステレオ・ミックス。
「2017 stereo mix」といっても、『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』('17)ディスク1収録のミックスと、配信アルバム 『1967 - Sunshine Tomorrow 2』('17)収録の「stereo single mix」の2つがあり、ここに収録されたのは後者の方。
両者の違いは1番の歌に入る前の一小節分のキーボードがモノラル同様にカットされているかどうかだけで、「stereo single mix」ではカットされている。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2017ステレオ・ミックス1
2017ステレオ・ミックス2(stereo single mix)
2-22. Baby Blue [2021 mix]
『L.A.(ライト・アルバム)』('79)収録曲の新ステレオ・ミックス
ピアノが前面に出て、全体に高音域を強調しているためヒスノイズが出ている。
音の配置はほとんど変っていない。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス
2-23. It's About Time
『サンフラワー』('70)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
2-24. Do You Like Worms (Roll Plymouth Rock) [2021 stereo mix]
『スマイル』('11)収録曲のステレオ・ミックス。
2011年にリリースされた 『スマイル』 は全編モノラル・ミックスで、 一部の曲はステレオでもリリースされたが、この曲は今回が初ステレオ化。

◎この曲のミックスまとめ
モノラル・ミックス
2021ステレオ・ミックス
2-25. Surf's Up
『サーフズ・アップ』('70)から。
後半のバックで左チャンネルにかすかに聴こえていた別の音楽のようなものが消されている方のバージョン(詳細)。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ


【Disc 3】(2022)
3-1. Add Some Music To Your Day
『サンフラワー』('70)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
3-2. It's OK [alternate mix] 

『15ビッグ・ワンズ』('76)収録曲の別ミックス。6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4が初出。
ミックス自体はそれほど大きく変わっていないが、コーラスが小さめになり、 ロイ・ウッドのサックスが大きめになっている。また冒頭にセッション中の音が少し追加され、エンディングは従来のミックスより短い。
『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』('81、ただし1991年CDを除く)や 『グレイテスト・ヒッツ3(ベスト・オブ・ ブラザー・イヤーズ)』('00)に収録されているシングル・バージョンは少しスピードが速められている。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ

3-3. Goin' On

『キーピン・ザ・サマー・アライヴ』('80)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ

3-4. San Miguel [2021 mix] → 2020 mix? 

ベスト盤 『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』('81)で初めて発表された曲で、『フィール・フロウズ』('21)に収録の新ミックスで収録。
バッキング・トラックが増強され、フェイド・アウトが遅い。
『フィール・フロウズ』('21)の5CDに収録された「2020 mix」のフェイド・アウトを早くして10数秒短くしたものが
2CDと4LPに収録されているが、ここに収録されたのはそれと全く同じにしか聴こえず。何か調整的な処理が加えられているのだろうか。

◎この曲のミックスまとめ(全てステレオ)
オリジナル・ミックス
2020ミックス
2021ミックス(2020と同じ?)

3-5. The Warmth Of The Sun [2013 stereo mix] → 2012 stereo mix? 
『シャット・ダウン Vol.2』('64)収録曲の新ステレオ・ミックス。6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1が初出で、配信アルバム 『Keep An Eye On Summer』('14)にも収録。
この曲にはリリース時からステレオ・ミックスがあり、リード・ボーカルが左、コーラスが右の「“泣き別れ”ミックス」だったが、 この新ステレオ・ミックスはリード・ボーカルが中央、コーラスが左右に配されている。
『Keep An Eye On Summer』 では「2012 stereo mix」表記だったがそれと全く同じにしか聴こえず。何か調整的な処理が加えられているのだろうか。
米アマゾンの配信YouTube では「2021 mix」と表記されているが間違いだと思われる。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
オリジナル・ステレオ・ミックス
2012ステレオ・ミックス
2013ステレオ・ミックス(2012と同じ?)
3-6. Everyone's In Love With You

『15ビッグ・ワンズ』('76)から

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ

3-7. All This Is That
『カール&ザ・パッションズ〜ソー・タフ』('72)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
3-8. California Saga (On My Way To SunnyCaliforn-i-a) 
『オランダ』('73)から。アルバム・バージョン。
この曲にはシングル・ミックスがあり、『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』('81、ただし1991年CDを除く)、 『グレイテスト・ヒッツ3(ベスト・オブ・ブラザー・イヤーズ)』('00)、『セイル・オン・セイラー 1972』('22)に収録されている。
アルバム・バージョンより若干スピードが速められており、1分7秒あたりでアルバム版では消されている「on my way」という合いの手が入る。出だしのボーカルの位置も違う(シングル:真ん中、アルバム:右)。エンディングはフェイド・アウトで少し早めに終わる。

◎この曲のミックスまとめ(全てステレオ)
アルバム・ミックス
シングル・ミックス
3-9. Feel Flows ミックス表記なし → 2013 mix?
『サーフズ・アップ』('70)収録曲。6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4に収録の修正版(?)と同じ。
1番の「♪Feel goes (White hot glistening shadowy flows)」のあと(頭から48秒目くらい)で、キーボードのようなシンセサイザーのような音が聴こえるが、この音はそれ以前のCDでは聴こえなかった。
2番の「Feel flows」のあたり(1分30秒付近)ではこの音がもっとよく聴こえるが、こちらはこれまでも聴こえていた。
『カリフォルニアの夢』 とこの盤以外のCDでは、この部分(頭から48秒目くらい)で右チャンネルに 「プツッ」というノイズのようなパーカッションのような音が聴こえる。

◎この曲のミックスまとめ(全てステレオ)
アルバム・ミックス
修正(?)ミックス
3-10. Wendy [2013 stereo mix]

『オール・サマー・ロング』('64)収録曲の新ステレオ・ミックス。
『ウォームス・オブ・ザ・サン』('07)で初登場した2007ステレオ・ミックスと同じようだが、若干ピッチが速くなっており、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13) に収録のものも同じ速さなので、その時に何か手を加えたために「2013 stereo mix」表記になっているのかもしれない。

旧ステレオ・ミックスは間奏で咳の音が入っていたが、新ステレオではモノラル同様カットされている。それ以外の音の配置などはほぼ一緒。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
オリジナル・ステレオ・ミックス
2007ステレオ・ミックス
2013ステレオ・ミックス(2007と同じ?)

3-11. Girl Don't Tell Me [2012 stereo mix]

『サマー・デイズ』('65)収録曲のステレオ・ミックス。
2012年リマスター盤 『サマー・デイズ<モノ&ステレオ>』 が初出。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2012ステレオ・ミックス

3-12. Let Him Run Wild [2007 stereo mix]
『サマー・デイズ』('65)収録曲のステレオ・ミックス。
『ウォームス・オブ・ザ・サン』('07)が初出。
この盤や2012年リマスター盤 『サマー・デイズ<モノ&ステレオ>』 に収録のものは若干ピッチが速くなっている。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2007ステレオ・ミックス
3-13. All I Want To Do [alternate take, 2021mix]

『20/20』('69)収録曲の別テイクの新ステレオ・ミックス。
配信アルバム 『1968 - I Can Hear Music』('18)収録の「Dennis Wilson lead vocal take 2」(作者のデニスが間奏前までリード・ボーカルを取っている)を再ミックスしたもので、大きくは変えられていないが、デニスのボーカルのうち40秒〜50秒あたりを別テイクに差し替え、 トランペットを左に移動し、ラストのデニスの一言の前を少し詰めている。

◎この曲のミックスまとめ
2018
ミックス
2021ミックス

3-14. Susie Cincinnati [2021 mix]

『15ビッグ・ワンズ』('76)収録曲の新ステレオ・ミックス。
もともとはアルバム 『サンフラワー』 セッションで録音され、1970年2月にシングル「Add Some Music To Your Day」のB面としてモノラルでリリースされている。

この曲のステレオ・ミックスは計5つあり、以下の2点で判別できる。
1.イントロと37秒あたり(「…seconds flat」のあと)に入る車の排気音の有無
2.イントロと2分25秒あたりのハーモニカの位置とエコーの有無
・アルバム 『15ビッグ・ワンズ』 ミックス … 1は2回目のみ入る、2はどちらも中央でノンエコー
・2012ミックス … 1は両方入る、2はどちらも左でノンエコー、初出は 『カリフォルニアの夢』('13)
・2019ミックス … 1は両方入る、2はどちらも中央でエコーあり、初出は 『フィール・フロウズ』('21)2CD/4LP
・2020ミックス … 1は両方なし、2はどちらも中央だがエコーはイントロのみ、初出は 『フィール・フロウズ』('21)5CD
・2021ミックス … 1は両方入るがイントロでドアを閉める音のみカット、2はどちらも中央でノンエコー、初出は 『サウンズ・オブ・サマー』('22)

2012ミックスはアルバム・ミックスより アルのボーカルがはっきり聴こえ(特にエンディングのアドリブ)、左寄りにあったイントロのパーカッションが右寄りに移動。
2019/2020/2021ミックスは基本は同じで、2012年版から楽器の配置を若干変更してアルのリード・ボーカルに強めのエコーをかけた感じの仕上がりになっている。

◎この曲のミックスまとめ
1970モノラル・ミックス
1976ステレオ・ミックス
2012ステレオ・ミックス
2019ステレオ・ミックス
2020ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス

3-15. Vegetables [2012 stereo mix]
『スマイリー・スマイル』('67)収録曲のステレオ・ミックス。
2012年リマスター盤 『スマイリー・スマイル<モノ&ステレオ>』 が初出。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
2012ステレオ・ミックス
3-16. Time To Get Alone
『20/20』('69)からのオリジナル・ステレオ・ミックス。
『サマー・ラヴ・ソングス』('09)に新ステレオ・ミックスが収録されている。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・ステレオ・ミックス
2009ステレオ・ミックス
3-17. Where I Belong
『ビーチ・ボーイズ』('85)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
3-18. I Just Wasn't Made For These Times [1996 stereo mix]
『ペット・サウンズ』('66)収録曲のステレオ・ミックス。『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)が初出。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・モノラル・ミックス
1996ステレオ・ミックス
3-19. Little Bird
『フレンズ』('68)からのステレオ・ミックス。

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・ステレオ・ミックス
オリジナル・モノラル・ミックス(シングル用にステレオをモノラルにしただけ?)
3-20. 'Til I Die
『サーフズ・アップ』('70)から。

◎この曲のミックスまとめ
アルバム収録のステレオ・ミックスのみ
3-21. (Wouldn't It Be Nice To) Live Again [2019 mix]

『サーフズ・アップ』 セッションで録られたデニスの作品。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4が初出で、『フィール・フロウズ』('21) に各音の大きさ以外はあまり変っていない2019ミックスが収録された。
2013ミックスでは3分30秒過ぎから曲調が変わる部分が短く編集されて1分ぐらいでフェイド・アウトしていたが、 『フィール・フロウズ』 の5CDに収録されたエクステンデッド・ミックスは3分以上続き、2CD/4LPにはそれをフェイド・アウトで2分以上短くしたものが収録された


ここに収録されたのは2019ミックスの短い方。

◎この曲のミックスまとめ(全てステレオ)
2013ミックス
2019ミックス
エクステンデッド2019ミックス

3-22. Friends
『フレンズ』('68)からのステレオ・ミックス

◎この曲のミックスまとめ
オリジナル・ステレオ・ミックス
オリジナル・モノラル・ミックス(シングル用にステレオをモノラルにしただけ?)
3-23. Devoted To You (Unplugged Version) [2021 stereo mix]

『パーティ』('65)収録曲のパーティ・ノイズをカットした新ステレオ・ミックス。
この曲のアンプラグド・バージョンは 『ホーソーン、カリフォルニア』('01) に収録されたものが初出で、その後 『ビーチ・ボーイズ・パーティ!〜アンカヴァード・アンド・アンプラグド』('15)ディスク1に新ミックスで収録されていたが、今回のものはそれに続く新ミックス。
どれもギターの伴奏とデュエットのボーカルだけでほとんどモノラル状態なため、判別が難しいが、2001年版はボーカルにかかるエコーが一番多く、 2015年版はもっとドライな状態になっており、 録音中の会話が被さっている(ディスク2の「Take 3」は同じテイクだがディスク1の2015ミックスよりギターの音量が小さく左寄りに配置されている)。
2021年版はボーカルのエコーが2001年版と2015年版の中間ぐらいになっている。

日本盤のみ発売前に「2021ステレオ・ミックス」から「2015ステレオ・ミックス」に修正されたが、2021が正しいと思う。

◎この曲(アンプラグド・バージョン)のミックスまとめ(全てステレオ)
2001ミックス
2015ミックス
2021ミックス

3-24. Can't Wait Too Long [2021 mix]

もともとは1967年の 『ワイルド・ハニー』 セッションでの録音で、その後何度も録音したり編集をしたが結局未発表となった曲。

これまでに「Can't Wait Too Long」や「Been Way Too Long」というタイトルで複数の編集盤にいろいろなバージョンが収録されてきた。

◎この曲のミックスまとめ
1.『スマイリー・スマイル』 の1990年CDのボーナス・トラック (5:34)
……別個に録音された4つのパートをつなげたもの(一部モノラル)。
2.『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)ディスク3 「Alternate Version」(3:50)
……1の3つ目までのパートの新たな編集版。中間でブライアンの語りが入ったり、全編ステレオ化されている。
3.『ホーソーン、カリフォルニア』('01) ディスク2 と 6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3 「A Capella Mix」(0:49)
……1968年録音で、既出バージョンの冒頭のパートをアカペラで収録したもの。
4.『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』('17)ディスク1 「Alternate Early Version」(2:49)
……頭の50秒ぐらいはピアノ伴奏による初期テイク。後半のテイクは1と2の3つ目のパートに近い
が別ミックス。
5.『1967 - Sunshine Tomorrow 2』('17) 「Alternative Mix With Tag」(2:37)
……4の後半部分のテイクの更なる別ミックス。エンディングに別のパート(1の4つ目のパートをステレオ化したもの)が付けられている。
6.『1968 - I Can Hear Music』('18) 「Been Way Too Long [Sections]」(7:56)
……1と2の構成を踏襲しつつ、1968年になって録音された素材を追加したもの。
7.3枚組 『サウンズ・オブ・サマー』('22)ディスク3 「2021 Mix」(3:46)
……2に非常に似ているが、1の4つ目のパートまで含まれている。

3-25. California Feelin' [2021 mix]
『L.A.』('79)セッション中の1978年に録音された未発表曲で、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4が初出。
今回の新ミックスは冒頭のブライアンのボーカルが別テイクに差し替えられているが、それ以外はほぼ一緒。

ベスト盤 『カリフォルニア・フィーリン』('02) にはブライアンがソロで再録音したものが収録されており、アルの1stソロ・アルバム 『ポストカード・フロム・カリフォルニア』('10)にはアルがソロで再録音したものが収録されている。

◎この曲のミックスまとめ(全てステレオ)
2013ミックス
2021ミックス



2003年に発売されたベスト盤 『サウンズ・オブ・サマー』 は息の長いセールスを記録し、結成60周年の2022年にリマスター/リミックスされて再発され、 50曲を追加した3枚組のデラックス・エディションもリリースされた。

ビーチ・ボーイズにはモノラル・ミックスしかない曲というのがいくつもあったが、この盤から本格的にそれらのステレオ化が始まり、2012年に60年代のアルバムがモノ&ステレオ2イン1の形で再発されたことで、 ほぼ全曲のステレオ化が実現した。

しかし曲によっては編集盤がリリースされる度に何度も改訂版が作られ、多いものでは4〜5種類もの別ステレオ・ミックスが存在する事態になっているものもある。

ほとんどの人にはどうでもいいことだろうし、私自身も普段スピーカー(超安物)で聴く時は別段モノラル/ステレオなど意識せずに曲だけ聴いているのだが(どういう状態で聴いても曲の魅力は変らない)、 こんなサイトをやっているがために確認・整理の必要にかられるので困っている次第である。

編集ソフトの進化によって1つのトラックに入っている複数の音から1つだけを抜き出す抽出技術の精度が上がってきたことで、今回のリマスター/リミックスでも大量の新ステレオ・ミックスが登場している。
その技術を使わずに済む曲でもほんの修正程度の変更が行われてきたものもあり、 私の能力的には判別が難しくなってきた(ので100%信用しない方が良いかと思われます)。
また、制作の裏側も知り得ないため、何をもって「○○年ミックス」と表記しているのかわからないものもあり、「?」とか「かもしれない」という表現が頻出することになってしまったが、ご了承いただきたい。

何十年も昔のヴィンテージなロックで今後も商売していくためには未発表音源をリリースするかリマスターするかリミックスするかしかないだろうし、編集の技術も進化し続けるだろうから、 今後もこの調子で別バージョンが増え続けていくことだろう。

いまだにステレオ・ミックスが作られていない1965年のシングル曲「The Little Girl I Once Knew」は今回がいい機会だったと思うのだが、まあ今後のお楽しみということにしておこう。


で、恒例というか、今回もミックス表記の混乱があったのでまとめておく。

大元の海外からの情報では、1CD版は「新ミックス13曲(初ステレオ1曲)」で、3CD版は「新ミックス24曲(初ステレオ2曲)」だったが、どの曲がそうなのかの明確な記載はなかった。 パッケージに2021年ミックスと記載されている曲の数は1CD版が16曲、3CD版が27曲で数が合わない。

ユニバーサル・ジャパンでは新ミックスには「*」、初ステレオには「★」の記号を入れ、 当初は海外からの情報と同じ曲数で発表した(おそらく内訳も伝えられていたと思われる)が、しばらくして1CD版は「新ミックス15曲(初ステレオ1曲)」、3CD版は「新ミックス26曲(初ステレオ2曲)」と訂正し、 日本盤のみ商品のパッケージもその通りの記載となった。

サイト主が確認した限りでは1CD版は「新ミックス15曲(初ステレオ1曲)」で、内訳はユニバJPと同じ。3CD版は「新ミックス26曲(初ステレオ2曲)」で、曲数はユニバJPと同じだが内訳が異なる。

ディスク1 輸入盤パッケージ ユニバJP(最初) ユニバJP(修正後) 当サイトの検証
1. California Girls 2001 stereo mix 2001ステレオ 2003年盤の2002ステレオと同じ?
2. I Get Around 1 2021 stereo mix 1 2021ステレオ* 1 1 初登場ミックス
3. Surfin' Safari 2 2021 stereo mix 2 2021ステレオ*★ 2 *★ 2 初登場ミックス(初ステレオ化)
4. Surfin' U.S.A. 3 2021 stereo mix 3 2021ステレオ* 3 3 初登場ミックス
5. Fun, Fun, Fun 2013 stereo mix 2013ステレオ 『カリフォルニアの夢』('13)が初出
6. Surfer Girl 4 2021 stereo mix 4 2021ステレオ* 4 4 初登場ミックス
7. Don't Worry Baby 5 2021 stereo mix 5 2021ステレオ* 5 5 初登場ミックス
8. Little Deuce Coupe 表記なし 表記なし オリジナル・ステレオ・ミックス
9. Shut Down 6 2021 stereo mix 2021ステレオ 6 *が付いた 6 初登場ミックス
10. Help Me, Rhonda 7 2021 stereo mix 6 2021ステレオ* 7 7 初登場ミックス
11. Be True To Your School (single version) mono モノ モノ・シングル・バージョン
12. When I Grow Up (To Be A Man) 8 2021 stereo mix 7 2021ステレオ* 8 8 初登場ミックス
13. In My Room 9 2021 stereo mix 8 2021ステレオ* 9 9 初登場ミックス
14. God Only Knows 1996 stereo mix 1996ステレオ 『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)が初出
15. Sloop John B 1996 stereo mix 1996ステレオ 『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)が初出
16. Wouldn't It Be Nice 2013 stereo mix 2013ステレオ 『カリフォルニアの夢』('13)が初出
17. Getcha Back 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
18. Come Go With Me 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
19. Rock And Roll Music 2013 mix 2013ミックス 初登場のエディット版
エディット前のものは 『カリフォルニアの夢』('13)に収録
20. Dance, Dance, Dance 10 2021 stereo mix 9 2021ステレオ* 10 10 初登場ミックス
21. Barbara Ann 11 2021 stereo mix 10 2021ステレオ* 11 11 初登場ミックス
22. Do You Wanna Dance? 12 2021 stereo mix 11 2021ステレオ* 12 12 初登場ミックス
23. Heroes And Villains 2017 stereo mix 2017ステレオ 2012年発表の修正版と同じ?
24. Good Timin' 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
25. Kokomo 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
26. Do It Again 13 2021 stereo mix 12 2021ステレオ* 13 13 初登場ミックス
27. Wild Honey 14 2021 stereo mix 2021ステレオ 14 *が付いた 14 初登場ミックス
28. Darlin' 15 2021 stereo mix 2021ステレオ 2017ステレオに修正 『サンシャイン・トゥモロウ』('17)収録版と同じ?
29. I Can Hear Music 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
30. Good Vibrations 16 2021 stereo mix 13 2021ステレオ* 15 15 初登場ミックス
ディスク2 輸入盤パッケージ ユニバJP(最初) ユニバJP(修正後) 当サイト検証
1. All Summer Long 2012 stereo mix 2012ステレオ 『ウォームス・オブ・ザ・サン』('07)収録版を微調整?
2. Good To My Baby 2012 stereo mix 2012ステレオ 『サマー・ラヴ・ソングス』('09)収録版を微調整?
3. This Whole World 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
4. All I Wanna Do 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
5. Disney Girls (1957) 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
6. Kiss Me, Baby 2012 stereo mix 2012ステレオ 『エンドレス・ハーモニー』 改訂版('00)収録版を微調整?
7. Let The Wind Blow 2017 stereo mix 2017ステレオ 2017ではなく 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)の2001ステレオと同じ
8. Forever 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
9. Sail On, Sailor 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
10. Long Promised Road 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
11. Cotton Fields 2020 stereo mix 2020ステレオ 『フィール・フロウズ』('21)の2021ステレオと同じ
12. Pom Pom Play Girl 表記なし 表記なし オリジナル・ステレオ・ミックス
13. Wind Chimes [Smile version] 2013 stereo mix 2013ステレオ 『スマイル』 LP('11)収録版と同じ?
14. I Went To Sleep 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
15. Farmer's Daughter 表記なし 14 表記なし* 16 16 初登場ステレオ・ミックス
16. Let Us Go On This Way 17 2021 mix 15 2021ミックス* 17 17 初登場ミックス
17. You Need A Mess Of Help To Stand Alone 18 2021 mix 16 2021ミックス* 18 18 初登場ミックス
18. The Night Was So Young 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
19. Marcella 19 2021 mix 17 2021ミックス* 19 19 初登場ミックス
20. You're So Good To Me 2012 stereo mix 2012ステレオ 『ウォームス・オブ・ザ・サン』('07)収録版を微調整?
21. Aren't You Glad 2017 stereo mix 2017ステレオ 『Sunshine Tomorrow 2』('17)収録の single stereo mix と同じ
22. Baby Blue 20 2021 mix 18 2021ミックス* 20 20 初登場ミックス
23. It's About Time 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
24. Do You Like Worms (Roll Plymouth Rock) 21 2021 stereo mix 19 2021ステレオ*★ 21 *★ 21 初登場ミックス(初ステレオ化)
25. Surf's Up 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
ディスク3 輸入盤パッケージ ユニバJP(最初) ユニバJP(修正後) 当サイト検証
1. Add Some Music To Your Day 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
2. It's OK alternate mix 別ミックス 『カリフォルニアの夢』('13)が初出
3. Goin' On 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
4. San Miguel 22 2021 mix 2021ミックス 『フィール・フロウズ』('21)2CD/4LP収録の2020ステレオと同じ?
5. The Warmth Of The Sun

2013 stereo mix

20 2013ステレオ* 22 『カリフォルニアの夢』('13)が初出
6. Everyone's In Love With You 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
7. All This Is That 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
8. California Saga 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス(アルバム・バージョン)
9. Feel Flows 表記なし 表記なし 『カリフォルニアの夢』('13)収録の修正版?と同じ
10. Wendy 2013 stereo mix 21 2013ステレオ* 23 『カリフォルニアの夢』('13)が初出
11. Girl Don't Tell Me 2012 stereo mix 2012ステレオ 『サマー・デイズ<モノ&ステレオ>』('12)が初出
12. Let Him Run Wild 2007 stereo mix 2007ステレオ 『ウォームス・オブ・ザ・サン』('07)が初出
13. All I Want To Do [alternate take] 23 2021 mix 22 2021ミックス* 24 22 初登場ミックス
14. Susie Cincinnati 24 2021 mix 2021ミックス 23 初登場ミックス
15. Vegetables 2012 stereo mix 2012ステレオ 『スマイリー・スマイル<モノ&ステレオ>』('12)が初出
16. Time To Get Alone 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
17. Where I Belong 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
18. I Just Wasn't Made For These Times 1996 stereo mix 1996ステレオ 『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)が初出
19. Little Bird 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
20. 'Til I Die 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
21. (Wouldn't It Be Nice To) Live Again 2019 mix 2019ミックス 『フィール・フロウズ』('21)2CD/4LP収録版と同じ
22. Friends 表記なし 表記なし オリジナル・ミックス
23. Devoted To You [unplugged version] 25 2021 stereo mix 2021ステレオ 2015ステレオに修正 24 初登場ミックス
24. Can't Wait Too Long 26 2021 mix 23 2021ミックス* 25 25 初登場ミックス
25. California Feelin' 27 2021 mix 24 2021ミックス* 26 26 初登場ミックス



『サイツ・アンド・サウンズ・オブ・サマー(DVD付)』('04)



DVD付き日本盤(TOCP-67658)  DVD付き輸入盤 



このベスト盤は2004年に 『サイツ・アンド・サウンド・オブ・サマー』 のタイトルでDVD付きでも発売されていて、短いながらもこれが結構充実した内容だった。



【DVDの内容】
 
1. Surfin' U.S.A. (live on the T.A.M.I. Show, 1964)
2. I Get Around (〃)
3. Surfer Girl (〃)
4. Dance, Dance, Dance (〃)
以上4曲は1964年10月28日の「T.A.M.I.ショー」出演時のライブ。1、3、4が 『アン・アメリカン・バンド』、2が 『エンドレス・ハーモニー』 で使用されていたが、ここで完全な形で見ることができるようになった。
5. Little Deuce Coupe (live from The Lost Concert, 1964)
1964年3月14日にカリフォルニアのバーバンクで収録されたライブで、ビートルズのワシントンDCでのライブとともにアメリカの限られた映画館でクローズド・サーキット方式で放送された。 長らくフィルムが行方不明になっていたが、2001年になって 『ライヴ 1964(The Lost Concert)』 のタイトルでビデオ化されている(9曲収録)。
この曲はDVD 『エンドレス・ハーモニー』 にも収録されている。
6. Sloop John B. (promotional video, 1966)
1966年4月24日撮影。メンバーがプールでふざける映像。水の効果音付きのオリジナル音声版。
DVD 『エンドレス・ハーモニー』 や 『ペット・サウンズ』 のDVD-Audio版及び40周年記念盤などにも収録されている(40周年記念盤のみリマスターされた音声をカブせ直してある)。
映像自体はドキュメンタリー 『アン・アメリカン・バンド』 『エンドレス・ハーモニー』 でも使用されていた。
7. Pet Sounds promotional film (1966)
1966年4月25日撮影。メンバーの仲間に入れてもらえないマイクが怪物(森の精?)と仲良く靴を磨くという内容。
『ペット・サウンズ』 のDVD-Audio版及び40周年記念盤にも収録されているが、そちらはリマスターされた音声をカブせ直してあり、ここに収録されたものはオリジナル音声のままのようである。
映像自体はドキュメンタリー 『アン・アメリカン・バンド』 『エンドレス・ハーモニー』 でも部分的に使用されていた。
8. God Only Knows (live montage, 1967/1968)
1967年8月25日のハワイでのライブ映像に、アルバム 『ライヴ・イン・ロンドン』(1968年12月8日)の音声をカブせたもので、ドキュメンタリー 『アン・アメリカン・バンド』 からの抜粋(ただしマイクのMCを少し編集してある)。
9. Good Vibrations (live on The Ed Sullivan Show, 1968)
10. Do It Again (〃)
以上2曲は1968年10月13日放送の 『エド・サリヴァン・ショー』 の映像で、カラオケに合わせて歌っている。
ドキュメンタリー 『アン・アメリカン・バンド』 『エンドレス・ハーモニー』 でも使用されていた。



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