【Disc 1】(2003/2022) |
『サウンズ・オブ・サマー』 本編(全30曲) |
1-1. California Girls |
【2003】 2002 stereo
mix
『サマー・デイズ』('65)収録曲。2003年盤で登場した3つ目のステレオ・ミックス。 この曲のステレオ・ミックスは 『エンドレス・ハーモニー』('98)で初登場し、
2000年の改訂版ではミックスをやり直した2000年ミックスに差し替えられていたが、ここには2000年版にさらに手を加えた修正版で収録された。 1分以降の1回目のサビ「♪I
wish they all could be California
girls…」の繰り返しをまるごと2回目のものと差し替えている(2回目の方がリズムが安定しているから?)。
ちなみに1998年版はイントロのブラスが右で、2000年/2002年版の方は真ん中で鳴っており、全体にエコーが強い。 この2002年ミックスは 『USシングル・コレクション』('08)、『サマー・ラヴ・ソングス』('09)、2012年リマスター盤 『サマー・デイズ<モノ&ステレオ>』、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク2などにも収録されている。 【2022】 2001 stereo mix → 2002 stereo mix
と同じ 商品上の表記は「2001 stereo
mix」だが、音自体は上記の「2002 stereo
mix」と同じ。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス 1998ステレオ・ミックス 2000ステレオ・ミックス
2001/2002ステレオ・ミックス |
|
1-2. I Get Around |
【2003】 mono
『オール・サマー・ロング』('64)からのモノラル・ミックス。 【2022】
2021 stereo
mix 2012年リマスター盤 『オール・サマー・ロング<モノ&ステレオ>』 の初ステレオに続く新規作成のステレオ・ミックス。
この曲にはマルチトラック・テープを使ってモノラル・ミックスを作る際に追加で録音された音があるが、その音は完成したモノラルのマスターに他の音と一緒になった状態でしか残っていないため、
編集ソフトを使ってその音を抽出(extraction)することで初めてステレオ・ミックスを作ることが可能になった。 と言っても2012年版はバッキング・トラックはほぼ中央に位置しており、
コーラスが左右に広がって聴こえるものの変に音が揺れるような感じのある疑似ステレオみたいな微妙な出来で、
今回の2021年版も右にドラム、左にリード・ギターが配されている以外はほとんど中央にまとめられている。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス 2012ステレオ・ミックス 2121ステレオ・ミックス |
|
1-3. Surfin' Safari |
【2003】 mono
『サーフィン・サファリ』('62)からのモノラル・ミックス。 【2022】
2021 stereo
mix 初ステレオ・ミックス。 アルバム 『サーフィン・サファリ』 はモノラルでしかリリースされておらず、これまでステレオ化されることがなかったが、上記の「抽出技術」
を使ってステレオ・ミックスが作られた。 しかし、これがまた不自然な感じの否めない微妙な出来。特に左のモニャモニャしたギターがいかにも「抽出しました」感ありあり。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス 2021ステレオ・ミックス |
|
1-4. Surfin' U.S.A. |
【2003】 stereo
『サーフィンU.S.A.』('63)からのオリジナル・ステレオ・ミックス。 【2022】 2021 stereo
mix オリジナルのステレオ・ミックスに続く新規作成のステレオ・ミックス。 この曲にはリリース時からステレオ・ミックスがあり、
ボーカルは左右に配されていたがバッキング・トラックは一塊のモノラル状態だった。
今回「抽出技術」を使って楽器の音を分離してあり、それほど違和感はない。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス
オリジナル・ステレオ・ミックス 2021ステレオ・ミックス |
|
1-5. Fun, Fun, Fun |
【2003】
mono 『シャット・ダウン
Vol.2』('64)からのモノラル・ミックス。 ステレオ・ミックスよりエンディングのフェイド・アウトが遅い。
2012年リマスター盤 『シャット・ダウン Vol.2<モノ&ステレオ>』、1990/2001年リマスター盤 『シャット・ダウン
Vol.2』 のボーナス・トラック、『ザ・ビーチ・ボーイズ・ボックス』('80)、『シングル・コレクション(日本企画)』('93)、『USシングル・コレクション』('08)、
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)にも収録。 【2022】 2013
stereo mix
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1で初登場したステレオ・ミックス。 オリジナルのステレオは左右の音が離れた状態で時代を感じさせるミックスだったが、
新ミックスは自然なバランスになって音の厚みも増している。また、エンディングはフェイド・アウトが遅いモノラル・ミックスとほぼ同じ長さになっている。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス オリジナル・ステレオ・ミックス 2013ステレオ・ミックス(シングル・バージョンとほぼ同じ長さ) |
|
1-6. Surfer Girl |
【2003】 stereo
『サーファー・ガール』('63)からのオリジナル・ステレオ・ミックス。 【2022】 2021 stereo
mix オリジナルのステレオ・ミックスに続く新規作成のステレオ・ミックス。 この曲にはリリース時からステレオ・ミックスがあり、
ボーカルは左右に配されていたがバッキング・トラックは一塊のモノラル状態だった。 今回「抽出技術」を使って楽器の音を分離してあり、それほど違和感はない。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス オリジナル・ステレオ・ミックス 2021ステレオ・ミックス |
|
1-7. Don't Worry Baby |
【2003】 mono single
version → mono album version 「mono single
version」と表記されているが、アルバム 『シャット・ダウン Vol.2』 収録のモノラル・ミックスで収録されている。冒頭に残響音がある(詳細)。 モノ・シングル・バージョンはエンディングがアルバム・バージョンより長く、同時にリリースされたステレオ・ミックスはモノ・
アルバム・バージョンと同じ長さだが、エンディングでドラムの音が消えない。 『サマー・ラヴ・ソングス』('09)、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1、配信アルバム 『Keep
An Eye On
Summer』('14)にはモノ・アルバム・バージョンをステレオ化した新ステレオ・ミックスを収録。 モノ・シングル・バージョンは 『シングル・コレクション(日本企画)』('93)、『The
Greatest Hits Volume 2 - 20 More Good
Vibrations』('99)に収録されている。 【2022】 2021 stereo
mix オリジナルのステレオ・ミックスと 『サマー・ラヴ・ソングス』('09)で初登場した新ステレオ・ミックスに続く新規作成のステレオ・ミックス。
この曲にはリリース時からステレオ・ミックスがあり、ボーカルとリード・ギターのみ極端に左右に配されていたが他の楽器は一塊のモノラル状態だった。
今回「抽出技術」を使って楽器の音を分離してあり、右にピアノ、左にドラムが配されている。それほど違和感はない。
オリジナルのステレオ・ミックスはエンディングでバックのドラムが先にフェイド・アウトし、アカペラのようになって終わるが、新ステレオ・ミックスはどちらも
ドラムが最後まで鳴っているモノラル・ミックスの形を踏襲している。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス
モノ・シングル・ミックス オリジナル・ステレオ・ミックス 2009ステレオ・ミックス(アルバムのモノラルのステレオ化)
2021ステレオ・ミックス(アルバムのモノラルのステレオ化) |
|
1-8. Little Deuce Coupe |
【2003】 stereo
『サーファー・ガール』('63)からのステレオ・ミックス。 【2022】
stereo
2003年盤のリマスター。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス オリジナル・ステレオ・ミックス |
|
1-9. Shut Down |
【2003】 new stereo
mix
『サーフィンU.S.A.』('63)収録曲の新ステレオ・ミックス。2003年盤で初登場。『USシングル・コレクション』('08)にも収録。
『サーフィンU.S.A.』 に収録の旧ステレオ・ミックスは右と左の音がはっきりと分かれた時代を感じさせるステレオだが、
その点は改善されているものの、疑似ステレオのようなすっきりしない感じがある。 旧ステレオ・ミックスの左右の音を中央寄りにしたものが
ベスト盤 『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション』('12)ディスク1や6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1に収録されている。 【2022】 2021 stereo
mix 上記2003年の新ステレオ・ミックスに続く新規作成のステレオ・ミックス。 「抽出技術」を使って演奏の音を分離して再ミックスしたもので、音の配置が変更され、疑似ステレオのような感じはなくなった。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス オリジナル・ステレオ・ミックス1
オリジナル・ステレオ・ミックス2(左右の音を中央に寄せている) 2003ステレオ・ミックス 2021ステレオ・ミックス |
|
1-10. Help Me, Rhonda |
【2003】 mono single
version
『サマー・デイズ』('65)からのモノラル・ミックス。 『サマー・デイズ』 に収録のものと同じ再録バージョン=シングル・バージョン。 【2022】 2021 stereo
mix 2012年リマスター盤 『サマー・デイズ<モノ&ステレオ>』 に「抽出技術」を用いた初ステレオ・ミックスが収録されたが、
それに続く新規作成のステレオ・ミックス。 どちらもすっきりしないモコモコとしたステレオで、むしろ2021年版の方がその感じが強まっている。
2012年版はドラムが左寄り、2021年版は右寄りに配されている。
◎この曲(シングル・バージョン)のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス
2012ステレオ・ミックス 2021ステレオ・ミックス この他に、アルバム 『トゥデイ』('65)に収録されている完全な別テイクのステレオとモノラルがある |
|
1-11. Be True To Your School |
【2003】 mono single
version
『リトル・デュース・クーペ』('63)収録曲のモノ・シングル・バージョン。チアガールのコーラスが入る。 『リトル・デュース・クーペ』 のボーナス・トラック、
『シングル・コレクション(日本企画)』('93)、『USシングル・コレクション』('08)、『ザ・ビーチ・ボーイズ・ボックス』('80)、『グレイテスト・ヒッツ1』('00)などにも収録。 【2022】 mono single
version 2003年盤のリマスター。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス(チアガールなし)
モノ・シングル・ミックス(チアガールあり) オリジナル・ステレオ・ミックス(チアガールなし) |
|
1-12. When I Grow Up (To Be A Man) |
【2003】 mono
『トゥデイ』('65)からのモノラル・ミックス。 【2022】 2021
stereo mix 新規作成のステレオ・ミックス。 この曲のステレオ・ミックスは微妙な編集違いで都合3バージョン作られていた。『USシングル
・コレクション』('08)の初ステレオはボーカルにかかるエコーが左右に広がっている。2012年リマスター盤 『トゥデイ<モノ&ステレオ>』 収録のものは
エコーの強さは同じだが中央にまとめる編集が行われている。ベスト盤 『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション』('12)と6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1と2015年の Analogue
Productions 盤収録のものは「モノ&ステレオ」盤のバージョンをさらに編集したもので、エコーが弱められている。 これまでのステレオはハープシコードとハーモニカが左、
ドラムが右寄りに配されていたが、2021年版ではハープシコードとハーモニカは右、ドラムは中央になっている。
この曲と次の曲の曲間になぜかヒスノイズが入っている。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス 2008ステレオ・ミックス 2012ステレオ・ミックス 2012ステレオ・ミックス改訂版
2021ステレオ・ミックス |
|
1-13. In My Room |
【2003】 stereo
『サーファー・ガール』('63)からのオリジナル・ステレオ・ミックス。 【2022】 2021 stereo
mix オリジナルのステレオ・ミックスに続く新規作成のステレオ・ミックス。 この曲にはリリース時からステレオ・ミックスがあり、ボーカルは左右に配されていたが
バッキング・トラックは一塊のモノラル状態だった。 今回「抽出技術」を使って楽器の音を分離してあり、左と中央に配置されている。
この曲と前の曲の曲間になぜかヒスノイズが入っており、この曲だけ聴こうとすると頭に一瞬ノイズが流れてから曲が始まる。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス オリジナル・ステレオ・ミックス 2021ステレオ・ミックス |
|
1-14. God Only Knows |
【2003】 1996 stereo
mix 『ペット・サウンズ』('66)収録曲のステレオ・ミックス。『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)が初出。
エンディングの頭のリード・ボーカルがモノラルではブライアンだがステレオではカール。 【2022】 1996 stereo mix
2003年盤のリマスター。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス 1996ステレオ・ミックス |
|
1-15. Sloop John B. |
【2003】 1996 stereo
mix
『ペット・サウンズ』('66)収録曲のステレオ・ミックス。『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)が初出。 【2022】 1996 stereo mix
2003年盤と同じミックスだがフェイド・アウトが少し長い。 この曲のフェイド・アウトは、『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)では「♪go
home」で音が消えたが、『ペット・サウンズ<モノ&ステレオ>』('12)と Mobile
Fidelity のSACD('12)と 『ペット・サウンズ』 50周年記念盤('16)ではその先の「♪yeah
yeah」で消え、2015年の Analogue
Productions 盤ではさらに7秒ほど長く聴ける。 この盤には「♪year
year」で消えるものを収録。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス 1996ステレオ・ミックス |
|
1-16. Wouldn't It Be Nice |
【2003】 2001 stereo
mix
『ペット・サウンズ』('66)収録曲のステレオ・ミックス。2001年の改訂版ステレオ。 中間部のリード・ボーカルがモノラル・ミックス同様マイクになっている(1996ミックスではここがブライアン)。 【2022】 2013 stereo
mix 6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク2に収録されたステレオ・ミックス。
「抽出技術」を使ってモノラル・ミックスからマイクのボーカルのみ取り出して中間部のミックスをやり直した再修正版。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス 1996ステレオ・ミックス 中間部のボーカルがブライアン(マイクのボーカルのみの音声がなかったため)
『ペット・サウンズ・セッションズ』('97)に収録 2001ステレオ・ミックス 中間部のボーカルをモノラル同様マイクに戻した修正版(モノラルの音声をバッキング・トラックごと重ねてミックス)
『ペット・サウンズ』 40周年記念盤('06)はこれと同じだが、『ペット・サウンズ<モノ&ステレオ>』('12)と Mobile
Fidelity
のSACD('12)と 『ペット・サウンズ』 50周年記念盤('16)はこのミックスの中間部以降に何らかの編集が加えられた形跡があり、2015年の Analogue
Productions 盤にはそこからさらにイントロ部分に何らかの編集が加えられた形跡がある 2013ステレオ・ミックス 「抽出技術」を使った再修正版 6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)が初出 |
|
1-17. Getcha Back |
【2003】 『ビーチ・ボーイズ』('85)から。 【2022】 2003年盤のリマスター。
◎この曲のミックスまとめ アルバム収録のステレオ・ミックスのみ |
|
1-18. Come Go With Me |
【2003】 『M.I.U.アルバム』('78)から。オリジナル・バージョン。
『M.I.U.アルバム』 の初回CD(エピック盤、日本ではソニー盤)にピアノが大きくフィーチャーされた別ミックスが収録されている。 【2022】 2003年盤のリマスター。
◎この曲のミックスまとめ(全てステレオ) オリジナル・ミックス 別ミックス |
|
1-19. Rock And Roll Music |
【2003】 『15ビッグ・ワンズ』('76)から。アルバム・バージョン。
1番にコーラスが入らず一部ボーカルが別テイクのシングル・バージョンは 『グレイテスト・ヒッツ3(ベスト・オブ・ブラザー・イヤーズ)』('00)
や 『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』('81、ただし1991年CDを除く)で聴ける。 【2022】 2013 stereo mix
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4に収録の「2012 mix w/extra
verse」(最終的に削除されたヴァースを含み、一部コーラスを追加)の1分52秒〜2分29秒をカットしてアルバム・バージョンとほぼ同じ長さにしたもの。
このエディット版は今回が初登場だが、2013年に制作されたということか。
◎この曲のミックスまとめ(全てステレオ) アルバム・ミックス シングル・ミックス
2013ミックス |
|
1-20. Dance, Dance, Dance |
【2003】 new stereo
mix 『トゥデイ』('65)収録曲の2つ目のステレオ・バージョン。
この盤と 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)と 『USシングル・コレクション』('08)にそれぞれ違うステレオ・ミックスが収録されている。
この新ステレオ・ミックスではイントロのギターが左右両方で鳴るが 『ホーソーン、カリフォルニア』 収録のミックスでは中央で鳴り、
『USシングル・コレクション』 収録のミックスでは最初のフレーズは左で次のフレーズから左右になる。
2012年リマスター盤の 『トゥデイ<モノ&ステレオ>』 に収録されているのは 『USシングル・コレクション』 版。 【2022】 2021 stereo mix
4つ目のステレオ・ミックス。 イントロのギターは中央で鳴り、ドラムは右(2001年版と2003年版は中央、2008年版は左)。
また、この曲には1990年にアルバム 『トゥデイ』 が 『サマー・デイズ』 との2イン1でCD化された際にボーナス収録された別テイク(ステレオ)があるが、それにも2つ目のステレオが作られており、配信アルバム 『Keep
An Eye On
Summer』('14)に収録されている。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス 2001ステレオ・ミックス 2003ステレオ・ミックス 2008ステレオ・ミックス
2021ステレオ・ミックス |
|
1-21. Barbara Ann |
【2003】 mono single
version
『パーティ』('65)収録曲のシングル・バージョン。フェイド・アウトで終わらせている。 この曲がベスト盤に収録される時はほとんどこのバージョンなので、特に珍しくはない。
【2022】 2021 stereo mix
新規作成のステレオ・ミックス。 この曲は2012年リマスター盤 『パーティ<モノ&ステレオ>』 で初ステレオ化され、
ベスト盤 『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション』('12)と6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク2にはシングル・バージョン
と同じ長さにフェイド・アウト処理したものが収録されていた。 2012年版はボーカルが左右に響き、ギターが左、手拍子が右に配されていたが、
2021年版はボーカルは中央でモノラル状態で、やはりギターが左寄り、手拍子が右寄りに配されているものの、2012年版よりは中央寄りになっている。
◎この曲(シングル・バージョン)のミックスまとめ モノ・シングル・ミックス 2012ステレオ・ミックス 2021ステレオ・ミックス |
|
1-22. Do You Wanna Dance? |
【2003】 mono
『トゥデイ』('65)からのモノラル・ミックス。 【2022】 2021 stereo
mix 2012年の初ステレオ・ミックスに続く新規作成のステレオ・ミックス。 2012年版.は演奏の大部分は左に配されていたが、2021年版ではドラムが右、
ギターが左に分けられている。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス 2012ステレオ・ミックス 2021ステレオ・ミックス |
|
1-23. Heroes And Villains |
【2003】 2002 stereo
mix
『スマイリー・スマイル』('67)収録曲のステレオ・ミックス。 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)に収録された初ステレオ・ミックスに手を入れたもののようだが、
どこが違うのかさっぱりわからず、おそらく調整程度の編集がされたものだと思われる(強いて言えば、2002年版の方がエンディングで音が消えるのがほんのわずか早い)。 【2022】 2017 stereo mix → 2012 stereo mix修正版? 「2017 stereo
mix」と表記されているが、2012年に出ていた2012ステレオ・ミックス修正版と同じような感じがする。 上記2001(2002)ステレオ・ミックスの後、2012年リマスター
盤 『スマイリー・スマイル<モノ&ステレオ>』 に2012ステレオ・ミックスが収録されたが、先に出た日本盤のものは冒頭から18秒や38秒のところで鳴る楽器
(管楽器?ハーモニウム?)の音が欠落しており、遅れて出た輸入盤やベスト盤 『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション』('12)ディスク2、
6枚組 『カリフォルニアの夢』 ディスク2には修正版(18秒のところは欠落がないが、38秒のところは欠落のまま)が収録されていた。
今回の2017年版はその2012年版の修正版と同じにしか聴こえない。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス
2001ステレオ・ミックス 2002ステレオ・ミックス(2001と同じ?) 2012ステレオ・ミックス
2012ステレオ・ミックス修正版 2017ステレオ・ミックス(2012修正版と同じ?) |
|
1-24. Good Timin' |
【2003】 『L.A.(ライト・アルバム)』('79)から。 【2022】 2003年盤のリマスター。
◎この曲のミックスまとめ アルバム収録のステレオ・ミックスのみ |
|
1-25. Kokomo |
【2003】 『スティル・クルージン』('89)から。 【2022】 2003年盤のリマスター。
◎この曲のミックスまとめ アルバム収録のステレオ・ミックスのみ |
|
1-26. Do It Again |
【2003】 mono → mono
single version 『20/20』('69)収録曲のシングル・バージョン。
特に表記されていないが、アルバム・バージョンのエンディングで聴ける大工道具の効果音(スマイル・セッションで録られたもの)がないシングル・バージョンで収録されている。
『MADE IN
U.S.A.』('86)、『シングル・コレクション(日本企画)』('93)、『グレイテスト・ヒッツ2』('00)にも収録。 【2022】 2021 stereo mix
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に収録の2012ステレオ・ミックスに続く新規作成のシングル・バージョンのステレオ。
25秒あたりからのブラスと手拍子の位置が逆になっている(2012年版は右がブラスで左が手拍子)など音の配置が変っている他、低音が強調されている感じ。
◎この曲(シングル・バージョン)のミックスまとめ モノ・シングル・ミックス 2012ステレオ・ミックス 2021ステレオ・ミックス |
|
1-27. Wild Honey |
【2003】 mono
『ワイルド・ハニー』('67)からのモノラル・ミックス。 【2022】 2021
stereo mix
新規作成の3つ目のステレオ・ミックス。 ベスト盤 『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション』('12)ディスク2の初ステレオは、モノラルでは聴こえる1分12秒〜19秒のバックコーラス(「♪Sweet,
sweet, a honey bee / Eat, eat up, eat up
honey」)が1回分消えてしまっている。 『1967 -
サンシャイン・トゥモロウ』('17)ディスク1の2つ目のステレオではこのコーラスが復活している他、エンディングのフェイド・アウトが少し遅く、若干ボーカルのエコーが浅めで、
間奏のオルガンのミックスもちょっと違う感じ。 2021年版はイントロのピアノが左寄りになった他、2017年版より音がクリアになった印象。
と言ってもミックス自体はどれも大差なく、なぜこんなに何度も作るのか理解に苦しむ。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス
2012ステレオ・ミックス 2017ステレオ・ミックス 2021ステレオ・ミックス |
|
1-28. Darlin' |
【2003】 mono
『ワイルド・ハニー』('67)からのモノラル・ミックス。 【2022】 2021
stereo mix → 2017 stereo mix? 輸入盤のパッケージ、公式サイト、米アマゾンの配信、YouTube では「2021 stereo mix」と表記されている。 日本のユニバーサル公式、アマゾンの配信では最初は「2021ステレオ・ミックス」だったが、商品発売時には「2017ステレオ・ミックス」に修正された。
ミックス自体は2017年版と同じだが、何か音質調整的な処理がされているのかもしれない。
ベスト盤 『グレイテスト・ヒッツ
デラックス・エディション』('12)ディスク2の初ステレオは1分57秒あたりの「♪Darlin'〜」が消えていた。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3には修正版が収録され、モノラル・ミックス通りに
「♪Darlin'〜」の「ダ」が欠けた状態で復活している。 『1967 -
サンシャイン・トゥモロウ』('17)ディスク1には更なる修正版が収録され、「♪Darlin'〜」の「ダ」が欠けていない他、エンディングのフェイド・アウトが少し遅く、ボーカルのエコーが若干浅めな感じ。
と言ってもミックス自体はどれも大差なく、単純に最初のミックスの修正版を2つ作ったという感じ。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス
2012ステレオ・ミックス 2012ステレオ・ミックス修正版 2017ステレオ・ミックス 2021ステレオ・ミックス(2017と同じ?) |
|
1-29. I Can Hear Music |
【2003】 『20/20』('69)からのステレオ・ミックス。 【2022】 2003年盤のリマスター。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・ステレオ・ミックス
オリジナル・モノラル・ミックス(シングル用にステレオをモノラルにしただけ) |
|
1-30. Good Vibrations |
【2003】 mono
『スマイリー・スマイル』('67)からのモノラル・ミックス。 【2022】
2021 stereo
mix 2012年リマスター盤 『スマイリー・スマイル<モノ&ステレオ>』 の初ステレオに続く2つ目のステレオ・ミックス。
出だしのカールの「♪アァァア」の頭が一瞬切れてしまっている。 2012年版はリード・ボーカルが中央、コーラスを2つに分けて右寄り左寄りに配していたが、
2021年版ではすべて中央に配してエコーを強くかけている。 楽器の配置はあまり変わらないが、1分41秒からの「♪テイショ〜〜ン」のパートのピアノは2021年版では
大きく広げて配置されている。また、2021年版にはエンディング間際の「♪ナ〜ナナナナ〜ナナナ〜」のパートでモノラルではカットされていたピアノの音が入っている。
2012年版はオリジナル・モノラル・ミックスとほぼ同じ長さでフェイド・アウトしていたが、2021年版はそれより少し長く、1995年のDCCのゴールドCD 『Endless
Summer』 に収録されていたモノ・ロング・バージョンとほぼ同じところで音が消える。 公式サイトのみ「2019 stereo
mix」と表記されているが間違いだと思われる。
◎この曲のミックスまとめ オリジナル・モノラル・ミックス
2012ステレオ・ミックス 2021ステレオ・ミックス |