【Disc 2】 |
■ Smiley Smile Sessions : June-July
1967 『スマイリー・スマイル』
セッション(1967年6月3日〜7月末) |
2-1. Heroes And Villains [single version backing
track] 3:38 ステレオ |
『スマイル』 セッションでの録音素材(1966年10月〜1967年6月下旬)。 アルバム 『スマイリー・スマイル』('67)収録バージョンそのままのバッキング・トラックではなく、使われたテイクを並べたもの。 |
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2-2. Vegetables [long version] 2:55 ステレオ |
アルバム 『スマイリー・スマイル』('67)収録バージョンと同じテイクのステレオ・ミックスで、野菜をかじる音が聴こえる中間部分が45秒ほど長い。
『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク2に収録の「Vegetables [stereo extended
mix]」とほぼ同じで(ただし音の定位は多少異なる)、そちらはエンディングが少し長く、パートの継ぎ目がこちらよりなめらかになっている。 |
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2-3. Fall Breaks And Back To Winter [alternate
mix] 2:28 ステレオ |
アルバム 『スマイリー・スマイル』('67)収録バージョンより音数が少ない。後半でコーラスが加わり、演奏が終わるまで収録されている。 |
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2-4. Wind Chimes [alternate tag section] 0:48 ステレオ |
アルバム 『スマイリー・スマイル』('67)収録バージョンのエンディングで聴こえるコーラスの部分のみ。 |
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2-5. Wonderful [backing track] 2:23 ステレオ |
アルバム 『スマイリー・スマイル』('67)収録バージョンのバッキング・トラック。 |
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2-6. With Me Tonight [alternate version with session
intro] 0:51 ステレオ |
アップ・テンポで演奏されている未発表セクション。 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク2に収録の「You're
With Me
Tonight」で聴けるのも同じテイクのようだが、コーラスが増えている。
『スマイル・コレクターズ・ボックス』('11)ディスク4に収録の「You're
With Me Tonight」はこの音源とは異なる未発表セクション。 |
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2-7. Little Pad [backing track] 2:40 ステレオ |
アルバム 『スマイリー・スマイル』('67)収録バージョンのバッキング・トラック。完成バージョンで細かい編集がされる前のもの。 |
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2-8. All Day All Night (Whistle In) [alternate version
1] 1:04 ステレオ |
アルバム 『スマイリー・スマイル』('67)最後の曲「Whistle
In」の別テイク。 |
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2-9. All Day All Night (Whistle In) [alternate version
2] 0:50 ステレオ |
アルバム 『スマイリー・スマイル』('67)最後の曲「Whistle
In」の別テイク。 |
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■ 未発表曲(録音日不詳) |
2-10. Untitled (Redwood)
(B.Wilson) 0:35 ステレオ |
未発表曲の断片(インスト)。録音日不明で、テープ・ボックスに「Redwood」と記入されている。
後にスリー・ドッグ・ナイトとなるグループ、レッドウッドのために1967年10月14日にブライアンがプロデュースして録音した3曲のうちの1曲かもしれない。 この時録音された「Time
To Get Alone」は1993年発売のスリー・ドッグ・ナイトのアンソロジーに収録されている。 もう1曲の「Darlin'」は現在まで未発表。 |
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■ Lei'd In Hawaii “Live” Album : September
1967 未発表“ライブ”アルバム
『レイド・イン・ハワイ』(1967年9月)とその時期の録音 |
1967年8月25日と26日の2日間、ハワイのホノルルで行われたビーチ・ボーイズのコンサートは、久しぶりにブライアンが参加したが、ブルースは不参加だった。
ライブ・アルバム化の計画があったため、すべて録音、一部は撮影されたが、録音の技術的な問題や演奏の出来などの理由から、この時の録音は使わずに、スタジオでレコーディングしたものに歓声などを加えて疑似ライブ・アルバムを作ることになった。 スタジオでの録音は1967年9月11日に行われ、9月29日には追加録音が行われたが、結局この録音も発表されることはなかった。 その後、これらの録音のうち数曲は、1990年から編集盤などに収録されて小出しにリリースされていたが、2017年の配信アルバム 『1967
- Sunshine Tomorrow 2』 『1967 - Live
Sunshine』 でそのほとんどが聴けるようになった。
これら一連の演奏は、アルバム 『スマイリー・スマイル』('67)のように、楽器が少なくボーカルを中心にしたアレンジになっているのが特徴。
この時の音源についてはライブのページで。 |
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2-11. Fred Vail Intro 0:24 モノラル |
フレッド・ヴェイルはビーチ・ボーイズのマネージャーをしていた人物。 ハワイのビーチ・ボーイズのライブをカリフォルニアから紹介するという内容の語り。 |
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2-12. The Letter (Wayne
Carson) 1:54 モノラル |
1967年9月11日のスタジオ録音。 『レアリティーズ』('83)に収録のものと同じだが、フェイド・アウトではなく演奏を最後まで聴ける。 このディスクの23曲目にステレオ・ミックスが収録されている。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク5と配信アルバム
『1967 - Live
Sunshine』('17)には8月25日のリハーサルでの演奏が収録されている(ステレオ)。 |
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2-13. You're So Good To Me 2:31 モノラル |
1967年9月11日のスタジオ録音。 |
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2-14. Help Me, Rhonda 2:24 モノラル |
1967年9月11日のスタジオ録音。歌詞の中の「I, My, Me」がすべて「You, Your,
You」に変えられている。 6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6に収録の「Help You, Rhonda
["Lei'd In Hawaii" studio version]」と同じだが、そちらはステレオ。 |
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2-15. California Girls 2:30 モノラル |
1967年9月11日のスタジオ録音。 このテイクはこれまで以下の3つの編集版がリリースされている。 ・2017年 『1967
-
サンシャイン・トゥモロウ』 ディスク2 モノラル ・2013年 『カリフォルニアの夢』 ディスク6 ステレオ ・2017年 『1967
- Sunshine Tomorrow 2』 ステレオ(別ミックス) 『1967 -
サンシャイン・トゥモロウ』 版では29秒の「♪make you feel
alright」の「♪ラ、ハ、ハイ」というコーラスがカットされている。また、『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』
版と 『カリフォルニアの夢』 版ではエンディングの繰り返しが3回で終るように編集されているが、『1967 -
Sunshine Tomorrow 2』 版は4回で終る。 |
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2-16. Surfer Girl 2:17 モノラル |
1967年9月11日のスタジオ録音。 『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)ディスク5に収録の「Surfer
Girl [live in Hawaii rehearsals
1967]」と同じだが、そちらはステレオで、歌い出しの前のベースの1音が残され、演奏が終わった後にかすかに聴こえる会話がほんの少し長い。 このディスクの34曲目に、ボーカルのみをステレオにミックスしたものが収録されている。
配信アルバム 『1967
- Sunshine Tomorrow 2』('17)に、同じ日に録られた別テイクが収録されている。 |
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2-17. Sloop John B 2:50 モノラル |
1967年9月11日のスタジオ録音。 |
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2-18. With A Little Help From My Friends (J.Lennon-P.McCartney) 2:21 モノラル |
1967年9月23日録音。ビートルズのカバー。 『レアリティーズ』('83)に収録のものと同じテイクだが、少しスピードが上げられている。 もともとブルースのリード・ボーカルはスピードが遅くされていて、『レアリティーズ』 では誰の声かわかりづらかったが、今回のスピードでもノーマル・スピードよりは遅い。
このディスクの24曲目にステレオ・ミックスが収録されている。
配信アルバム 『1967 -
Sunshine Tomorrow
2』('17)にセッション中の音源とバッキング・トラック(コーラス入り)が収録されている。 |
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2-19. Their Hearts Were Full Of Spring (Bobby Troup) 2:33 モノラル |
この演奏は1990年リマスターの 『ワイルド・ハニー』('67)のボーナス・トラックと 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)のディスク1に収録されているものと同じだが、そちらのライナーでは8月25日のリハーサルと記載されていた。 今回は1967年8月26日のリハーサルでの演奏と記載されているので、今までの情報は誤りだったということらしい。
配信アルバム 『1967
- Live Sunshine』('17)に別テイクの演奏と一緒に収録されている。 |
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2-20. God Only Knows 2:45 モノラル |
1967年9月11日のスタジオ録音。 このテイクはこれまで以下の3つの編集版がリリースされている。 ・2017年 『1967
-
サンシャイン・トゥモロウ』 ディスク2 モノラル ・1998年 『エンドレス・ハーモニー』 ステレオ ・2017年 『1967
- Sunshine Tomorrow 2』 ステレオ(別ミックス) 『1967 -
サンシャイン・トゥモロウ』 版で聴ける以下の音が、他の版では消されている。 『エンドレス・ハーモニー』 版 …
イントロのスティック音/1:51〜2:03あたりのパーカッション/演奏後の声「Thank you」をカット 『1967 -
Sunshine Tomorrow 2』 版 …
1:10のスティック音/1:35のコーラス「♪ザアウチュー」をカット
DVD 『エンドレス・ハーモニー』 では、8月25日の本番での演奏が1コーラスだけ聴ける。 |
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2-21. Good Vibrations 4:13 モノラル |
1967年9月11日のスタジオ録音。
『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク2には8月25、26日のリハーサルでの演奏を編集したものが収録されている(ステレオ)。 |
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2-22. Game Of Love (Clint Ballard
Jr.) 2:11 ステレオ |
1967年9月録音の未発表のカバー。ウェイン・フォンタナ&ザ・マインドベンダーズが1965年にリリースした曲。 『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』
では1967年10月29日〜11月3日録音とされている。 |
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2-23. The Letter [alternate take]
(Wayne Carson) 1:56 ステレオ |
このディスクの12曲目のステレオ・ミックスだが、エンディングのインストは別テイクが使用されている。 |
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2-24. With A Little Help From My Friends [stereo
mix] (J.Lennon-P.McCartney) 2:21 ステレオ |
このディスクの18曲目のステレオ・ミックス。 |
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■ Live In Hawaii : August 1967 ライブ・イン・ハワイ(1967年8月25日、26日) |
2-25. Hawthorne Boulevard (The
Beach Boys) 1:05 ステレオ |
ショウの開幕に軽く演奏されたオリジナルのインスト。 ブックレットには日付の記載がないが、この曲は1967年8月26日にしか演奏していない。 |
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2-26. Surfin' 1:40 ステレオ |
ブックレットには日付の記載がないが、配信アルバム 『1967 - Live
Sunshine』('17)に収録された2日分の全音源で確認してみると、1967年8月26日の演奏と同じ。 |
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2-27. Gettin' Hungry 3:19 ステレオ |
ブックレットには日付の記載がないが、配信アルバム 『1967 - Live
Sunshine』('17)に収録された2日分の全音源で確認してみると、1967年8月25日と26日の演奏をパートごとに細かくつないで編集したものだとわかる(例えば、最初の「♪Get
hungry...」のパートは26日、2回目の同じパートは25日の演奏)。 |
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2-28. Hawaii [rehearsal take] 1:11 ステレオ |
ブックレットには日付の記載がないが、配信アルバム 『1967 - Live
Sunshine』('17)に収録された音源で確認してみると、1967年8月26日のリハーサルのうちの最初のテイクをベースに、25日か26日録音の別のテイク(未発表)を使って作った編集版だろうと推測される。 |
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2-29. Heroes And Villains [rehearsal] 4:45 ステレオ |
ブックレットには日付の記載がないが、配信アルバム 『1967 - Live
Sunshine』('17)に収録された音源で確認してみると、1967年8月26日のリハーサルと同じ。ただし 『1967 -
Live
Sunshine』 収録のものの方が演奏後の音が長く聴ける。
1990年リマスターの 『ビーチ・ボーイズ
'69』 のボーナス・トラックに収録されているのは8月25日の本番での演奏。 |
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■ Thanksgiving Tour 1967 : Live In Washington,
D.C. & Boston サンクスギビング・ツアー1967(ワシントンDC &
ボストン) |
2-30. California Girls [recorded in Washington, DC,
November 19, 1967] 2:32 モノラル |
1967年11月19日のワシントンDCでのライブから。 この日は昼にバージニア州リッチモンドで1公演、夜にワシントンDCで2公演が行われているが、この録音はワシントンDCの2回目の公演のもの。 同じ2回目の公演から「Good
Vibrations」「God Only Knows」「Wouldn't It Be
Nice」が 『ペット・サウンズ』 50周年記念盤('16)に収録されている。 また、配信アルバム 『1967
- Live Sunshine』('17)にこのライブの全曲が収録された。 |
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2-31. Graduation Day [recorded in Washington, DC,
November 19, 1967]
(J.Sherman-N.Sherman) 2:56 モノラル |
上と同じ1967年11月19日のワシントンDCでのライブから。 |
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2-32. I Get Around [recorded in Boston, November 23,
1967] 2:53 モノラル |
1967年11月23日のボストンでのライブから。 配信アルバム 『1967 -
Live Sunshine』('17)にこのライブの全曲が収録されている。 |
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■ その他の1967年のスタジオ録音 |
2-33. Surf's Up [1967 version] 5:25 ステレオ |
1967年11月の 『ワイルド・ハニー』 セッションから。 既発の下の2つと同じテイクだが、その前の部分が1分30秒追加されている。
・2011年 『スマイル・コレクターズ・ボックス』
『スマイル・デラックス・エディション』 ディスク1に収録の「Surf's Up 1967 [solo version, new
Brian demo]」 ・2013年の6枚組 『カリフォルニアの夢』 ディスク6に収録の「Surf's Up
[1967 version, 2012
mix]」
1966年12月録音のデモ音源が、『スマイル・コレクターズ・ボックス』('11)ディスク3と 『スマイル・デラックス・エディション』('11)ディスク2にステレオで、『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)ディスク2にモノラルで収録されている。 |
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2-34. Surfer Girl [1967 a capella mix] 2:17 ステレオ |
このディスクの16曲目(『レイド・イン・ハワイ』 セッション)のボーカルのみをステレオで収録したもの。 |