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 ビーチ・ボーイズ 
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 フィール・フロウズ  セイル・オン・セイラー 

 ソロ作品 
 ブライアン1  ブライアン2  ブライアン3  ブライアン参加1  ブライアン参加2  ブライアン参加3 
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フィール・フロウズ : サンフラワー&サーフズ・アップ・セッションズ 1969-1971 ('21)
Feel Flows - The Sunflower & Surf's Up Sessions 1969-1971


◎5CD 全133トラック(135曲)  ディスク1  ディスク2  ディスク3  ディスク4  ディスク5
 
2CD 全56トラック(57曲)
 
4LP 全64トラック(65曲)
 
2LP 全30トラック(30曲)

関連リリース 『1970 Release』 『Live In 1970』



◎5CD



アマゾン 日本盤(UICY-79724〜8)  輸入盤  MP3
タワレコ 日本盤  輸入盤
HMV 日本盤  輸入盤

YouTube




全133トラック(うち2トラックはメドレーのため、総曲数は135曲)。
2枚のアルバム本編以外のトラックはほぼ未発表音源だが、既発曲のミックス違いへの「未発表」の記述は省略した。

【Disc 1】
『サンフラワー』 オリジナル・アルバム
2019年リマスター(ただし、パッケージに明記されているのは2CD版のみ)
1-1. Slip On Through (D.Wilson-Gregg Jakobson)  2:19
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/10月ごろ

ディスク3-2 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク3-18 [Alternate 1969 Mix with Session Intro]  5CDのみ収録
ディスク5-23 [Early Version Track]  5CDのみ収録

今回のセットにはアカペラ・ミックスがないが、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6に収録されている。
配信EP 『The Beach Boys 1969 : I'm Going Your Way』('19)に収録の「Early Version」(初期べーシック・トラック)はディスク5-23の編集違い。
1-2. This Whole World (B.Wilson)  1:58
リード・ボーカル:カール プロデュース:ブライアン&カール ベーシック・トラック録音:1969/11/13

ディスク1-14 [Live 1988]  5CD/2CD/4LP/2LPに収録(長さの違いあり)
ディスク3-3 [Long Version Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク3-24 [Backing Vocals Section]  5CD/4LPに収録(長さの違いあり)
ディスク5-1 [Alternate Ending]  5CD/2CD/4LPに収録

今回のセットにはアカペラ・ミックスがないが、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6に収録されている。
1-3. Add Some Music To Your Day (B.Wilson-M.Love-Joe Knott)  3:36
リード・ボーカル:マイク、ブルース、カール、ブライアン&アル プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1969/10/28

ディスク1-15 [Live 1993]  5CDのみ収録
ディスク3-4 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク3-25 [A Cappella]  5CDのみ収録
ディスク5-2 [Alternate Version]  5CD/4LPに収録

旧アカペラ・ミックスが 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク2に収録されている。
1-4. Got To Know The Woman (D.Wilson-Gregg Jakobson)  2:43
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/2/14

ディスク3-26 [A Cappella]  5CDのみ収録
1-5. Deirdre (B.Johnston-B.Wilson)  3:30
リード・ボーカル:ブルース プロデュース:ブルース ベーシック・トラック録音:1969/3/21

ディスク3-5 [Track]  5CDのみ収録
1-6. It's About Time (D.Wilson-Bob Burchman-A.Jardine-C.Wilson)  2:57
リード・ボーカル:カール(とマイク) プロデュース:デニス&カール 録音:1970/6〜7月

ディスク1-18 [Live 1971]  5CD/4LPに収録(長さの違いあり)
ディスク3-6 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク3-27 [Backing Vocals Excerpt]  5CD/4LP/2LPに収録
1-7. Tears In The Morning (B.Johnston)  4:07
リード・ボーカル:ブルース プロデュース:ブルース ベーシック・トラック録音:1969/11/18

ディスク3-7 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
1-8. All I Wanna Do (B.Wilson-M.Love)  2:36
リード・ボーカル:マイク プロデュース:カール ベーシック・トラック録音:1969/3/19

ディスク3-8 [Session Intro, Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク3-28 [A Cappella]  5CD/2CD/4LPに収録(長さの違いあり)
1-9. Forever (D.Wilson-Gregg Jakobson)  2:42
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス&カール ベーシック・トラック録音:1969/3/12

ディスク3-9 [Session Highlights]  5CDのみ収録
ディスク3-10 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク3-29 [2019 A Cappella Mix]  5CDのみ収録

旧アカペラ・ミックスが 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク2に収録されている。
1-10. Our Sweet Love (B.Wilson-C.Wilson-A.Jardine)  2:41
リード・ボーカル:マイク&ブライアン プロデュース:ブライアン、カール、アル、ブルース ベーシック・トラック録音:1969/11/6

ディスク3-11 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク3-19 [String Section]  5CD/2CD/4LPに収録

今回のセットにはアカペラ・ミックスがないが、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6にストリングスと一緒にミックスされたものが収録されている。
1-11. At My Window (A.Jardine-B.Wilson)  2:32
リード・ボーカル:ブルース(とブライアン) プロデュース:アル ベーシック・トラック録音:1969/11/11

ディスク3-12 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
1-12. Cool Cool Water (B.Wilson-M.Love)  5:03
リード・ボーカル:ブライアン&マイク プロデュース:ブライアン、カール、アル、ブルース ベーシック・トラック録音:1967/10/26

ディスク3-13 [Alternate 2019 Mix]  5CDのみ収録
1-13. Sunflower Promo 1  0:59  5CD/2CDに収録
アルバム宣伝のラジオ・スポット。バックに流れる曲が違う別パターンのスポットがディスク3の冒頭に収録されている。
『サンフラワー』 ライブ (プロデュース:ビーチ・ボーイズ)
すべて初登場。パッケージには日付や場所の記載はない。
1-14. This Whole World [live 1988]  2:10  5CD/2CD/4LP/2LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール
1988年5月20日、アリゾナ州メサでの演奏。YouTube の非公式動画
実際のライブでは演奏後のドラムがそのまま「Don't Worry Baby」のイントロとなってメドレー形式で続いていた。

掲示板「smileysmile.net.」にマーク・リネットが「yrplace」の名で投稿した書き込みによれば1988年6月19日のコネチカット州グロトンでの演奏ということだが(英語版ウィキペディアはこれを引用している)、音は上記 YouTube の動画と同じなので、動画の投稿者が間違っていなければアリゾナ州メサの演奏ということになる(実際、ライブ中にメンバーが「アリゾナ」の名を口にしている)。

※5CDでは次のライブ音源とつながっているが、2CD/4LP/2LPは1曲のみの収録になっており、冒頭の司会者がビーチ・ボーイズを紹介する声がカットされ 、演奏後の「サンキュー」ですぐにフェイド・アウトする編集が施されているので数秒短い。
1-15. Add Some Music To Your Day [live 1993]  3:23  5CDのみ収録
リード・ボーカル:マイク、ブルース、カール&アル
1993年11月26日、ニューヨークのパラマウント・シアターでの演奏。YouTube の非公式音源
ディスク2-12「Take A Load Off Your Feet」もこの日の演奏。
このライブから「Vegetables」「Wonderful」「Caroline, No」「You Still Believe In Me」が公式リリースされている。
1-16. Susie Cincinnati [live 1976]  2:46  5CDのみ収録
リード・ボーカル:アル
1976年7月3日、カリフォルニア州アナハイムでの演奏。YouTube の非公式音源
途中2ヵ所ほどカットして短く編集されている。
このライブから他の数曲がDVD 『グッド・ヴァイブレーションズ・ツアー』 で見られる。
1-17. Back Home [live 1976]  3:15  5CDのみ収録
リード・ボーカル:ブライアン&アル
上と同じ1976年7月3日、カリフォルニア州アナハイムでの演奏。YouTube の非公式音源
エンディングを少し短く編集している。
1-18. It's About Time [live 1971]  3:45  5CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール
1971年6月27日、ニューヨークのフィルモア・イーストでの演奏。YouTube の非公式音源
このライブは非公式盤として商品化されているが、リード・ボーカルがほとんど聴こえない曲が多かった。

※5CDでは前後のライブ音源とつながっているが、 4LPは1曲のみの収録になっており、前と後ろに歓声によるフェイド・イン/アウトが加えられているので数秒長い。
1-19. Riot In Cell Block 9 [live 1970]  3:34  5CDのみ収録
リード・ボーカル:マイク、ブルース、カール&アル
1970年10月3日、カリフォルニア州モンタレーで開催された「ビッグ・サー・フォーク・フェスティヴァル」での演奏。
歌い出す前の演奏を少しカットしている。
このライブから「Wouldn't It Be Nice」「Aren't You Glad」が公式リリースされている。
『サンフラワー』 ボーナス・トラック
1-20. Break Away [original 1969 single mix] (B.Wilson-Reggie Dunbar)  2:55  5CDのみ収録
リード・ボーカル:カール、ブライアン&アル(とマイク) プロデュース:ブライアン&マリー・ウィルソン
1969年6月16日にシングルで発売された曲。当時のオリジナル・ステレオ・ミックス。
『ホーソーン、カリフォルニア』('01)と6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に別ミックスを収録。

ディスク3-21 [Backing Vocals Excerpt]  5CD/2CD/4LPに収録
1-21. Celebrate The News [2020 mix] (D.Wilson-Gregg Jakobson)  2:37  5CDのみ収録
リード・ボーカル:デニス(とマイク) プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/2/24
上の曲のB面の新ミックス。頭にカウントが入り、ボーカルは全体的に中央に寄せられ、 楽器の位置も変えられており、エンディングはアカペラになってオリジナルより早くフェイド・アウトする。
1-22. Loop De Loop (Flip Flop Flyin' In An Aeroplane) [original 1969 mix] (B.Wilson-A.Jardine-C.Wilson)  2:59  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:アル プロデュース:アル ベーシック・トラック録音:1969/3/5
『エンドレス・ハーモニー』('98)でアルが新しいリード・ボーカルを入れたバージョンで初めて世に出た曲。
こちらはボーカル差し替え前のオリジナル・バージョンで、『エンドレス・ハーモニー』 バージョンで追加された音もないシンプルなミックス。

ディスク3-15 [Track]  5CDのみ収録
1-23. San Miguel [2020 mix] (D.Wilson-Gregg Jakobson)  2:33  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/1/13
『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』('81)で初めて発表された曲の新ミックス。
バッキング・トラックが増強され、フェイド・アウトが遅い。

※2CD/4LPはフェイド・アウトが早く、10数秒短い。

ディスク3-14 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク3-20 [Backing Vocals Excerpt]  5CD/4LP/2LPに収録(長さの違いあり)
1-24. Susie Cincinnati [2020 mix] (A.Jardine)  3:02  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:アル プロデュース:アル、カール&ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/1/7
アルバム 『15ビッグ・ワンズ』('76)収録曲で、 もともとはアルバム 『サンフラワー』('70)セッションで録音され、1970年2月にシングル「Add Some Music To Your Day」のB面としてリリースされている。
シングル(モノラル)とアルバム(ステレオ)では別ミックスで、それらとは違う2012年ステレオ・ミックスが6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に収録されていた。
今回、5CDに2020年ミックス、2CD/4LPに2019年ミックスが収録されているが、2020年ミックスには車の排気音がなく、2分25秒あたりのハーモニカにエコーがかからない。
この新ミックスは2012年ミックスから楽器の配置を若干変更してアルの リード・ボーカルに強めのエコーをかけた感じの仕上がりになっている。
その後3枚組 『サウンズ・オブ・サマー』('22)ディスク3に2021年ミックスが追加されており、基本は2019/2020年ミックスと同じだが、イントロと2分25秒あたり両方でハーモニカにエコーがかからず、車の排気音はあるがイントロでドアを閉める音のみカットされている。

※5CDは車の排気音のない2020年ミックスで、2CD/4LPは排気音入りの2019年ミックス。
ただしパッケージ裏の曲目では2CDも4LPも「2020 mix」と誤記されている(日本盤2CDは「2019 mix」に修正されている)。
配信版も5CD版は2020年ミックス、2CD版は2019年ミックスだが、2CD版のトラック・リストは「2020 mix」と誤記されている。

車の排気音はイントロと37秒あたり(「…seconds flat」のあと)に入るが、ミックスにより以下の違いがある。
1970年シングル・ミックス(モノラル) イントロのみ、
アルバム 『15ビッグ・ワンズ』 ミックス(ステレオ) 2回目のみ
2012年ミックス(ステレオ) 両方
2019年ミックス(ステレオ) 両方
2020年ミックス(ステレオ) なし
2021年ミックス(ステレオ) 両方

ディスク1-16 [Live 1976]  5CDのみ収録
ディスク5-24 [Basic Session Highlights]  5CDのみ収録
1-25. Good Time [2019 mix] (B. Wilson-A.Jardine)  2:56  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/1/7
アルバム 『サンフラワー』('70)セッションで録音され、アルバム 『ラヴ・ユー』('77)に収録された曲の新ミックス。
楽器の配置を多少変更、バッキング・トラックやコーラスが増強されて前面に出ており(特にコーラス)、エンディングの管楽器のロング・トーンが少し長く聴ける。

ディスク3-16 [Session Intro, Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク3-23 [Backing Vocals Excerpt]  5CDのみ収録
1-26. Two Can Play [2019 mix] (B.Wilson)  2:06  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1969/10/20
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)で「Games Two Can Play」のタイトルで初めて世に出た曲の新ミックス。
旧ミックスはリード・ボーカルもコーラスもモノラルのように中央にまとめられていたが、コーラスが左右に広がっている。
1-27. Cotton Fields (The Cotton Song) [2021 stereo mix] (Huddle Ledbetter)  3:21  5CD/2CD/4LP/2LPに収録(※)
リード・ボーカル:アル プロデュース:アル ベーシック・トラック録音:1969/8/15
アルバム 『20/20』('69)収録のものとは別録音のシングル・バージョン。
リリース時にはモノラル・ミックスしかなかったが、2001年ステレオ・ミックスが 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)と6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に収録されていた。
今回、5CD/2CDに2021年ミックス、4LP/2LPに2020年ミックスが収録されているが、違いは冒頭の子供の声の有無だけ(2021にはあって2020にはない)で、曲自体のミックスは同じ。
この新ミックスは歌い出しのアルのボーカルが遠くからやって来るような処理がされ、2001年ミックスよりオリジナルのシングル・バージョンに近い仕上がりになっている(イントロのギターは2001年ミックスと同様、 オリジナルのモノラル・ミックスより1音多い)。
冒頭の子供の声はアルの息子のマット(2歳半)で、この声は1970年に米TV 『Something Else』 に出演した時にも使われていた。

※5CD/2CDは2021年ステレオ・ミックスで、4LP/2LPは2020年ステレオ・ミックス。違いは冒頭の子供の声の有無。

ディスク3-22 [A Cappella]  5CDのみ収録


【Disc 2】
『サーフズ・アップ』 オリジナル・アルバム
2019年リマスター(ただし、パッケージに明記されているのは5CD版の「A Day In The Life Of A Tree」と2CD版のみ)
2-1. Don't Go Near The Water (A.Jardine-M.Love)  2:41
リード・ボーカル:マイク&アル プロデュース:アル、カール&ダリル・ドラゴン ベーシック・トラック録音:1971/4/3

ディスク4-1 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク4-12 [A Cappella]  5CDのみ収録
ディスク5-3 [Alternate Version]  5CDのみ収録

演奏のみのバージョンが6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6に収録されている。
2-2. Long Promised Road (C.Wilson-Jack Rieley)  3:32
リード・ボーカル:カール プロデュース:カール ベーシック・トラック録音:1971/4/3

ディスク2-13 [Live 1972]  5CDのみ収録
ディスク4-2 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク4-13 [A Cappella]  5CDのみ収録
2-3. Take A Load Off Your Feet (A.Jardine-Gary Winfrey-B.Wilson)  2:32
リード・ボーカル:ブライアン&アル プロデュース:アル&ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/1/17

ディスク2-12 [Live 1993]  5CD/4LPに収録(長さの違いあり)
ディスク4-3 [Alternate Vocal]  5CDのみ収録
2-4. Disney Girls (1957) (B.Johnston)  4:08
リード・ボーカル:ブルース プロデュース:ブルース ベーシック・トラック録音:1971/6/3

ディスク2-14 [Live 1982]  5CD/2CD/4LP/2LPに収録(長さの違いあり)
ディスク4-4 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク4-15 [Backing Vocals Excerpt]  5CD/2CD/4LPに収録(編集の違いあり)
2-5. Student Demonstration Time (based on "Riot In Cell Block 9") (Jerry Lieber-Mike Stoller, new lyrics by M.Love)  3:59
リード・ボーカル:マイク プロデュース:カール ベーシック・トラック録音:1970/10/28

ディスク2-16 [Live 1971]  5CDのみ収録
ディスク4-5 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
2-6. Feel Flows (C.Wilson-Jack Rieley)  4:44
リード・ボーカル:カール プロデュース:カール ベーシック・トラック録音:1971/6月ごろ

この曲は1番の「♪Feel goes (White hot glistening shadowy flows)」のあと(頭から48秒目くらい)で右チャンネルに「プツッ」というノイズのようなパーカッションのような音が聴こえるが、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4に収録のものには少し手が加えられている。 詳細

ディスク4-6 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
ディスク4-14 [Backing Vocals Excerpt]  5CD/2CD/4LP/2LPに収録
2-7. Lookin' At Tomorrow (A Welfare Song) (A.Jardine-Gary Winfrey)  1:57
リード・ボーカル:アル プロデュース:アル ベーシック・トラック録音:1970/8/14

ディスク4-7 [Session Intro and Alternate Mix]  5CDのみ収録
2-8. A Day In The Life Of A Tree (B.Wilson-Jack Rieley)  3:09
リード・ボーカル:ジャック・ライリー(とアル&ヴァン・ダイク・パークス) プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1971/4月ごろ

5CD版のパッケージ裏の曲目リストでは、この曲だけ「2019 master」と記載されている。

ディスク4-8 [Track & Backing Vocals]  5CD/4LP/2LPに収録
ディスク4-16 [Backing Vocals Excerpt]  5CD/4LPに収録
2-9. 'Til I Die (B.Wilson)  2:32
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン&カール ベーシック・トラック録音:1970/8/15

ディスク4-9 [Long Version wth Alternate Lyrics]  5CDのみ収録
ディスク4-17 [A Cappella]  5CD/4LP/2LPに収録(長さの違いあり)
ディスク5-17 [Piano Demo]  5CD/4LPに収録
2-10. Surf's Up (B.Wilson-Van Dyke Parks)  4:14
リード・ボーカル:カール&ブライアン プロデュース:ブライアン、カール、アル&ブルース
第1パートのベーシック・トラック録音:1966/11/4 第2パートのベーシック・トラックとリード・ボーカル録音:1966/12/16 追加のボーカル録音とオーバーダブ: 1971/6月

後半のバックで左チャンネルにかすかに聴こえていた別の音楽のようなものが消されている方のバージョン。 詳細 

ディスク2-15 [Live 1973]  5CD/2CD/4LPに収録(長さの違いあり)
ディスク4-10 [2019 Mix]  5CDのみ収録
ディスク4-18 [A Cappella]  5CDのみ収録
ディスク5-4 [1971 Remake Track with 1966 Brian Vocal]  5CDのみ収録
2-11. Surf's Up Promo  1:02  5CD/2CDに収録
アルバム宣伝のラジオ・スポット。
『サーフズ・アップ』 ライブ (プロデュース:ビーチ・ボーイズ)
すべて初登場。パッケージには日付や場所の記載はない。
2-12. Take A Load Off Your Feet [live 1993]  2:35  5CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール&アル
1993年11月26日、ニューヨークのパラマウント・シアターでの演奏。YouTube の非公式音源
ディスク1-15「Add Some Music To Your Day」もこの日の演奏。
このライブから「Vegetables」「Wonderful」「Caroline, No」「You Still Believe In Me」が公式リリースされている。

※4LPは演奏前後の歓声が短くフェイド・イン/アウト処理されているので数秒短い。
2-13. Long Promised Road [live 1972]  4:14  5CDのみ収録

リード・ボーカル:カール
1972年11月23日、ニューヨークのカーネギー・ホールでの演奏

2022年の 『セイル・オン・セイラー 1972』 6CDのディスク3と4にこの日の全演奏曲が収録されたが、そこに入っているものと同じ。

この日は1日で2回のショーが行われており、そのうち一方の「Long Promised Road」は 『エンドレス・ハーモニー』('98)に収録されており、それとは違う演奏なので、もう一方のショーからのものということになる。

2-14. Disney Girls [live 1982]  4:23  5CD/2CD/4LP/2LPに収録(※)
リード・ボーカル:ブルース
マーク・リネットの掲示板への投稿によれば、1982年6月11日、オハイオ州カヤホガ・フォールズのブロッサム・ミュージック・センターでの演奏らしい。

※5CDはアルの「サンキュー、ブルース。オーライ」の声で終わるが、2CD/4LP/2LPはその前のブルースの「サンキュー」でフェイド・アウトするので数秒短い。
2-15. Surf's Up [live 1973]  4:58  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール
マーク・リネットの掲示板への投稿によれば、1973年8月15日、イリノイ州シカゴのオーディトリアム・シアターでの演奏らしい。
このライブから「It's About Time」が公式リリースされている。

※2CD/4LPは演奏後にマイクが「カール・ウィルソン!」と言った後フェイド・アウトするので2〜3秒短い。
2-16. Student Demonstration Time (based on "Riot In Cell Block 9") [live 1971 1972]  4:42  5CDのみ収録
リード・ボーカル:マイク
掲示板「smileysmile.net.」にマーク・リネットが「yrplace」の名で投稿した書き込みによれば、1972年11月23日、ニューヨークのカーネギー・ホールでの演奏ということだったが、すぐに「1971年のフィルモア・イーストの演奏だった」と訂正されている。

その後 『セイル・オン・セイラー 1972』('22)6CDのディスク3と4にカーネギー・ホールの全演奏曲が収録されたが、そこに入っているものと同じなので、やはりカーネギー・ホールの演奏だった。
『サーフズ・アップ』 ボーナス・トラック
2-17. Big Sur (M.Love)  2:35  5CD/2CD/4LPに収録

リード・ボーカル:マイク プロデュース:ビーチ・ボーイズ ベーシック・トラック録音:1970/8/15
後にアレンジを変えて 『オランダ』('73)に収録されるマイク作のナンバーの初期バージョン。

2-18. H.E.L.P. Is On The Way [2019 mix] (B.Wilson)  2:31  5CD/4LPに収録
リード・ボーカル:マイク プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/8/17
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)で初めて発表された曲の新ミックス。
旧ミックスはリード・ボーカルもコーラスも全体的に中央にまとめられていたが、コーラスが左右に広がっている。
2-19. Sweet And Bitter (B.Wilson-Don Goldberg)  2:33  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:マイク プロデュース:ブライアン 録音:1971/春
初登場の未発表曲。ドン・ゴールドバーグとブライアンの共作 。

※4LPは5CDと2CDの冒頭に付いている録音中の音(すぐにストップするテイク1と「テイク2、ワン、トゥー、スリー、フォー」の声)がカットされているので 10数秒短い。
2-20. My Solution (B.Wilson)  3:44  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン 録音:1970/10/31
初登場の未発表曲。ハロウィンの夜に録音されたノベルティ・ソングっぽい不気味な曲。
冒頭のメロディが、ブライアンのソロ 『イマジネーション』('98)収録の「Happy Days」に流用された。

ディスク5-25 [Track & Backing Vocals]  5CDのみ収録
2-21. 4th Of July [2019 mix] (D.Wilson-Jack Rieley)  3:11  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:カール プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1971/4月ごろ
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)で初めて発表された曲の新ミックス。
旧ミックスでは歌の終わりから途切れることなくピアノの伴奏が続いていくが、新ミックスはしばらくの間が空いてからピアノが鳴ってきて、フェイド・アウトも少し遅い。また、旧ミックスに比べて低域が強調されている。
2-22. Sound Of Free [1970 single mix] (D.Wilson-M.Love)  2:22  5CDのみ収録
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1970/11月ごろ
デニスがダリル・ドラゴン(後のキャプテン&テニールのキャプテン)と組んで「デニス・ウィルソン&ランボ」 名義で1970年にイギリスでリリースしたシングルのA面曲。モノラル。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に収録され、CD化されていた。

ディスク5-15. Settle Down / Sound Of Free [Basic Session Outtake]  5CDのみ収録
2-23. Lady (Fallin' In Love) [1970 stereo mix] (D.Wilson)  2:21  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/12/24
上のシングルB面曲。初登場の1970年ステレオ・ミックス。
当時発売されたシングルはモノラルで、ビーチ・ボーイズのCDには収録されていないが、2005年の 『アンダー・ザ・インフルエンス』 や 2009年の 『キツネ・タブロイド』 などのコンピレーション盤で盤起こし音源がCD化されていた。
アルバム収録曲の候補としてステレオ・ミックスが作られ、シングルにはそれをモノラルにミックス・ダウンしたものが使われた。モノラルよりほんのわずかフェイド・アウトが遅い。
『サマー・ラヴ・ソングス』('09)で初登場し、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3にも収録された新ステレオ・ミックスには冒頭にストリングスのイントロが追加され、 デニスのボーカルは別テイクでエコーがかかっており、フェイド・アウトが遅い。
2-24. Seasons In The Sun (Jack Brel-Rod McKuen)  3:27  5CDのみ収録
リード・ボーカル:カール プロデュース:テリー・ジャックス&アル ベーシック・トラック録音:1970/7/31
初登場の未発表カバー。シャンソン歌手ジャック・ブレルが1961年に発表した「Le Moribond」の英語詞カバー。満足のいく出来にならずお蔵入りとなっていた。
プロデュースしたテリー・ジャックス自身が後にレコーディングし、1973年にシングルでリリースされて大ヒットを記録した (日本語タイトルは「そよ風のバラード」)。

30秒のサンプルしか聴けなかった2020年の 『1970 Release』 では楽器の位置が異なる別ミックスだった(実際の商品に収録されたのは2021年のリミックス版らしい)。
サンプル(Season In The Sun)


【Disc 3】
『サンフラワー』 セッションズ
3-1. Sunflower Promo 2  0:59  5CDのみ収録
アルバム宣伝のラジオ・スポット。バックに流れる曲が違う別パターンのスポットがディスク1-13に収録されている。
3-2. Slip On Through [track & backing vocals]  2:47  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。演奏が終わるまで聴ける。
3-3. This Whole World [long version track & backing vocals]  3:10  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ(冒頭のカールのリード・ボーカル「I'm thinkin' 'bout this whole world」のみ入っている)。
完成版のラストでアカペラになる部分でもドラムの演奏が続き、完成版でフェイド・アウトした後に続く演奏が最後まで聴ける。
3-4. Add Some Music To Your Day [track & backing vocals]  4:35  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。
冒頭1分ほどドラムレスの演奏が流れた後、本演奏へ続く。
エンディングのブライアンの高音コーラス「♪Add some music」が1回目から聴ける(完成版ではカットされ、2回目から入る)。
3-5. Deirdre [track]  3:34  5CDのみ収録
演奏のみ。この曲を特徴付ける管楽器のパートがじっくり楽しめる。
3-6. It's About Time [track & backing vocals]  2:53  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。演奏が終わるまで聴けるが、完成版より少し短い。
3-7. Tears In The Morning [track & backing vocals]  4:08  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。
完成版では後半から小さい音で入っていたトランペットが全編で大きく入っている。
3-8. All I Wanna Do [session intro, track & backing vocals]  3:46  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。
冒頭1分ほど別テイクの演奏が流れ、演奏ミスで中断した後、「(テイク)15」のコールが入って本演奏へ続く。演奏が終わるまで聴ける。
3-9. Forever [session highlights]  3:36  5CDのみ収録
セッション音源のハイライト。途中で「(テイク)37」のコールが入る。
3-10. Forever [track & backing vocals]  3:01  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。
3-11. Our Sweet Love [track & backing vocals]  2:39  5CDのみ収録

ストリングスと間奏のギター抜きの演奏とブライアンのバック・ボーカルのみ。
このブライアンのボーカルは6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6に収録のアカペラ・ ミックスでも聴けたが、2分すぎぐらいからの部分は完成版ではまるまるカットされている。


30秒のサンプルしか聴けなかった2020年の 『1970 Release』 ではストリングスとカールのバック・ボーカルも入ったもの(おそらく完成版からリード・ボーカルのみ抜いたもの)がサンプルとして公開されていたが、結局このセットには収録されていない。
サンプル(Our Sweet Love)

3-12. At My Window [track & backing vocals]  2:50  5CDのみ収録

演奏とバック・ボーカルのみ。
エンディングは演奏がフェイド・アウトして
コーラスのみになり、歌うのを止めるところまで聴ける。

3-13. Cool Cool Water [alternate 2019 mix]  6:24  5CDのみ収録
新ミックス…というより、残っている別テイクや別ミックスの素材を使って新たに構成したもの。
まず、完成版では第2パートの「♪Now now now…」の部分から始まってコーラスを止めるところで一旦終わり、カウントが入って第1パートの「♪Cool'n so cool'n cool'n me」が流れ、第2パート、第3パートへ続く。
3-14. San Miguel [track & backing vocals]  2:57  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。
3-15. Loop De Loop (Flip Flop Flyin' In An Aeroplane) [track]  2:49  5CDのみ収録
演奏のみ。
3-16. Good Time [session intro, track & backing vocals]  4:27  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。
テイク1からスタートし、演奏をミスして何度か繰り返す様子が1分30秒ほど流れた後、本演奏へ続く。
3-17. When Girls Get Together [track]  1:47  5CDのみ収録
演奏のみ。

ディスク4-21 [2020 mix]  5CD/2CD/4LPに収録(ミックス違いあり)
3-18. Slip On Through [alternate 1969 mix with session intro]  3:25  5CDのみ収録
1969年の別ミックス。
テイク15のコールで始まる演奏が中断した後、テイク18のコールで歌入りの本演奏が始まる。
アルバム収録に際してスピードを上げたようで、ここでは元のスピードで聴ける。
3-19. Our Sweet Love [string section]  1:00  5CD/2CD/4LPに収録
ストリングスのみ。
完成版の間奏から1分ほどの部分の抜粋。
1969-1970 ア・カペラ
3-20. San Miguel [backing vocals excerpt]  1:00  5CD/4LP/2LPに収録(※)
バック・コーラスの1分ほどの抜粋。

※4LP/2LPは5CDの開始から25秒ぐらいのところから収録されているのでその分短い。
3-21. Break Away (Tag) [backing vocals excerpt]  0:18  5CD/2CD/4LPに収録
録音:1969/4月
「♪I can break away…」で始まる部分のバック・コーラスの短い抜粋。
3-22. Cotton Fields (The Cotton Song) [a cappella]  2:44  5CDのみ収録
シングル・バージョンのボーカルのみ。
3-23. Good Time [backing vocals excerpt]  0:19  5CDのみ収録
「♪Maybe it won't last but what do we care…」で始まる部分のバック・コーラスの短い抜粋。
3-24. This Whole World [backing vocals section]  1:05  5CD/4LPに収録(※)
後半1分の部分のバック・コーラスのみ。

※4LPは5CDの開始から29秒ぐらいのところから収録されているのでその分短い。
3-25. Add Some Music To Your Day [a cappella]  3:30  5CDのみ収録
ボーカルのみ。新アカペラ・ミックス。
旧アカペラ・ミックスは 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク2に収録されていた。
旧ミックスは低音が強く、声の響きも大きく、ボーカル以外の音はほぼ聴こえない。
新ミックスは旧ミックスほど音に効果を付けていないようで、より生々しい感があり、ところどころで楽器の音やノイズが聴こえる。
新旧ミックスとも、エンディングのブライアンの高音コーラス「♪Add some music」が1回目から聴ける(完成版ではカットされ、2回目から入る)。
大きく違う点は、新ミックスには「♪Music when you're alone…」の直前の「パッパーッパ、ディリリッ」というコーラスがないこと(完成版も同じだが旧アカペラ・ミックスには入っている)と、2ヵ所でブライアンの高音ボーカルを前面に出したミックスになっているこ と(1分10秒あたりからの「♪Music, music, music everywhere…」のパートと、3分7秒からのエンディング)。
3-26. Got To Know The Woman [a cappella] 2:52  5CDのみ収録
ボーカルのみ。
3-27. It's About Time [backing vocals excerpt]  0:50  5CD/4LP/2LPに収録

バック・コーラスの1分ほどの抜粋。

3-28. All I Wanna Do [a cappella]  2:58  5CD/2CD/4LPに収録(※)

ボーカルのみ。

※5CDは歌い終わった後の会話まで聴けるが、2CD/4LPは歌っている途中でフェイド・アウトするので10数秒短い。

3-29. Forever [2019 a cappella mix]  2:52  5CDのみ収録
ボーカルのみ。新アカペラ・ミックス。
旧アカペラ・ミックスは 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク2に収録されていた。
旧ミックスは低音が強く、声の響きも大きく、ボーカル以外の音はほぼ聴こえない(ブレス音をカットするためにほんのわずか短くしている部分もある)。
新ミックスは旧ミックスほど音に効果を付けていないようで、より生々しい感があり、ブレス音もそれほど消されていない。
大きく違う点は、新ミックスは2番の歌詞が完成版と異なること。
コーラスの左右の配置が若干異なっていたり、最後にブライアンが甲高い声を上げた直後の笑い声が新ミックスではカットされているなど細かい違いもある。


【Disc 4】
『サーフズ・アップ』 セッションズ
4-1. Don't Go Near The Water [track & backing vocals]  3:45  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。
エンディングのコーラス部分はボーカルのみのアカペラ・ミックスになり、一旦終わった後、この部分の伴奏用のピアノ演奏が続く。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6に収録されている演奏のみのミックスのエンディング部分にはピアノの伴奏が入っている。
完成版ではピアノは聴こえない。
4-2. Long Promised Road [track & backing vocals]  3:38  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。
4-3. Take A Load Off Your Feet [alternate vocal]  2:28  5CDのみ収録
ボーカルの異なるバージョン。完成版ではブライアンが冒頭と中間部でリード・ボーカルを取るが、このバージョンでは中間部のみで、あとはアルが歌っている。演奏のミックスも結構違っている。
4-4. Disney Girls (1957) [track & backing vocals]  4:17  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。演奏が終わるまで聴ける。
イントロの最初の1音(ベース・ギター?)は完成版ではカットされている。
4-5. Student Demonstration Time (based on "Riot In Cell Block 9") [track & backing vocals]  3:46  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。
4-6. Feel Flows [track & backing vocals]  5:02  5CDのみ収録
演奏とバック・ボーカルのみ。冒頭に15秒ほど曲中のピアノ・パートが付け加えられている。
間奏にエレキ・ギターやフルートが入っておらず、完成版ではあまり聴こえなかったサックスのみになっている。
エンディングは演奏がフェイド・アウトしてコーラスのみになる。
4-7. Lookin' At Tomorrow (A Welfare Song) [session intro and alternate mix]  2:43  5CDのみ収録
アコースティック・ギターの演奏と「テイク11」「テイク12」のコールの後、完成版とは別ミックスの本演奏が始まる。
完成版はスピードを速めた上にフェイザーのような効果がかかっているが、このミックスはノーマルな状態で、間奏になる所から別テイクのボーカルになる (完成版でスキャットで歌われている部分も歌詞入りで歌われる)。
4-8. A Day In The Life Of A Tree [track & backing vocals]  2:55  5CD/4LP/2LPに収録
演奏とバック・ボーカルのみ。
4-9. 'Til I Die [long version wth alternate lyrics]  4:47  5CDのみ収録
『エンドレス・ハーモニー』('98)収録の「alternative mix」の別ミックス&一部ボーカル違い。
前半はインストで、後半が完成版と同じ構成だが、「I lost my way」「It kills my soul」の部分を違う歌詞で歌っている。
エンディングは演奏がフェイド・アウトしてアカペラになり、さらに「These things I'll be until I die」のボーカルもフェイド・アウトして「アー」「ウー」のコーラスだけになってフェイド・アウトで終わる。
4-10. Surf's Up [2019 mix]  4:08  5CDのみ収録
2011年のビーチ・ボーイズ版 『スマイル』('11)の12曲目の同曲(CDはモノラルのみ、アナログLPにはボーナス・トラックとしてステレオ・ミックスも収録)をさらに改変したもの。

この新ミックスは 『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)ディスク2や 『スマイル』('11)に収録されている1966年のデモ音源を使用し、 バッキング・トラックにブライアンのボーカルを重ねて、ほぼ全編ブライアンのリード・ボーカルにしたものだが、ブライアンが1番の「Canvass the town and brush the backdrop / Are you sleeping?」の部分を歌っておらず、2番の同じ場所の「Canvass the town and brush the backdrop」では歌い回しが違うため、2011年ミックスではそこだけ1971年の完成版のカールのボーカルを使い、「Are you sleeping?」は2番のブライアンのボーカルを使っていた。

今回の2019ミックスでは、カールのボーカルを使わずに、歌い回しの違うブライアンの2番のボーカルを使っている(つまり、1番の「Canvass the town and brush the backdrop / Are you sleeping?」は2番の同じ場所のボーカルのコピペ)。
4-11. (Wouldn't It Be Nice To) Live Again [extended 2019 mix] (D.Wilson-Stanley Shapiro)  6:50  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1971/5/23
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4に収録された未発表曲の新ミックスで、2分以上長い。
旧ミックスでは3分30秒すぎから曲調が変わる部分が短く編集されて1分ぐらいでフェイド・アウトしていたが、新ミックスは3分以上続く。
それより前の部分のミックスは各音の大きさ以外は大して変わらない。

※2CD/4LPはフェイド・アウトが早く、2分以上短くなっている。
『サーフズ・アップ』 ア・カペラ
4-12. Don't Go Near The Water [a cappella]  2:36  5CDのみ収録
ボーカルのみ。
4-13. Long Promised Road [a cappella]  4:00  5CDのみ収録
ボーカルのみ。
完成版でフェイド・アウトした後のボーカルも少し聴ける。
4-14. Feel Flows [backing vocals excerpt]  0:33  5CD/2CD/4LP/2LPに収録
バック・コーラスの30秒ほどの抜粋。
4-15. Disney Girls [backing vocals excerpt]  0:36  5CD/2CD/4LPに収録(※)

バック・コーラスの30秒ほどの抜粋。

※5CDは同じコーラスが2回歌われるが、2CD/4LPは1回のみの収録。
2CD/4LPは5CDの1回目の息継ぎまでの部分と2回目のそれ以降の部分を編集でつないで1回にしている。

4-16. A Day In The Life Of A Tree [backing vocals excerpt]  0:32  5CD/4LPに収録
バック・コーラスの30秒ほどの抜粋。
4-17. 'Til I Die [a cappella]  2:36  5CD/4LP/2LPに収録(※)
ボーカルのみ。エンディングの途中で「These things I'll be until I die」のボーカルがフェイド・アウトして「アー」「ウー」のコーラスだけになってフェイド・アウトで終わる。

※4LP/2LPは「These things I'll be until I die」のボーカルがフェイド・アウトする前に全体がフェイド・アウトして終わるので20数秒短い。
4-18. Surf's Up [a cappella]  4:04  5CDのみ収録

1971年リリース版のボーカルのみ。

ボーナス・トラック
4-19. I Just Got My Pay [2019 mix] (B.Wilson-A.Jardine)  2:43  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:マイク プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/1/5
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)で初めて発表された曲の新ミックス。
ミックス自体に大きな違いはないが、新ミックスはフェイド・アウトが17〜8秒遅くなっている。
4-20. Walkin' [2019 mix] (B.Wilson-A.Jardine)  2:44  5CDのみ収録
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1968/6/19 ボーカル録音:1969/10月
配信アルバム 『1968 - I Can Hear Music』('18)で初めて発表された曲の新ミックス。
ミックス自体に大きな違いはないが、新ミックスには冒頭のカウントとイントロの話し声が加わっている。
4-21. When Girls Get Together [2020 mix?] (B.Wilson-M.Love)  3:45  5CD/2CD/4LPに収録(※)

リード・ボーカル:マイク&ブライアン プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1969/11/4

アルバム 『キーピン・ザ・サマー・アライヴ』('80)に収録された曲の新ミックス。
旧ミックスよりボーカルがクリアになっており、フェイド・アウトが10数秒遅くなっている。
今回、5CD/2CDにミックスA、4LPにミックスBが収録されているが、違いは低音パートを吹いている トロンボーンの位置(ぐらいしか私にはわからない)で、ミックスAは右寄りの中央、ミックスBは完全に右、旧ミックスは左寄りの中央。


※5CD/2CDはミックスA(2020年?)で、4LPはミックスB(2019年?)。違いは低音パートを吹いているトロンボーンの位置。
パッケージ版の曲目リストでは、5CDが「2020 mix」、2CD/4LPが「2019 mix」になっている。
配信版は5CD版、2CD版ともミックスAで収録されているが、曲目リストの表記は「2019ミックス」になっている。
ということで、表記があまりにもバラバラなので、どちらが「2020 mix」でどちらが「2019 mix」なのかはっきりわからない。

ディスク3-17 [Track]  5CDのみ収録

4-22. Baby Baby (D.Wilson-Daryl Dragon)  3:13  5CDのみ収録
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス 録音:1971
初登場の未発表曲。デニスがダリル・ドラゴン(後のキャプテン&テニールのキャプテン)と共作した曲で、デニスのソロ・アルバム用に録られたもの。
4-23. Awake (Floyd Tucker)  3:44  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン 録音:1971/10月ごろ
初登場の未発表曲(曲自体は後にリリースされる)。ブライアンのボーカルとピアノ伴奏のみによるデモ。
他にスライド・ギターの伴奏のものとブライアンのアカペラのみの2種のデモも録られたらしい。
ブライアンの妻マリリンと姉のダイアンのデュオ、スプリングのバージョンが1972年の同名タイトルのアルバムに収録されている。

※2CD/4LPは冒頭のスタジオの会話をカットしているので25秒ほど短い。
4-24. It's A New Day (D.Wilson-Daryl Dragon-Stanley Shapiro)  2:20  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:ブロンディ・チャップリン プロデュース:デニス 録音:1971/7/8
初登場の未発表曲。ディスク4-22「Baby Baby」と同様、デニスとダリル・ドラゴンの共作曲。
リード・ボーカルはアルバム 『ソー・タフ』('72)『オランダ』('73)期のビーチ・ボーイズの正式メンバーとなるブロンディ・チャップリン。


【Disc 5】 ボーナス・ディスク
5-1. This Whole World [alternate ending]  1:41  5CD/2CD/4LPに収録
アラン・ボイド(このセットのプロデューサーの1人)によれば「1970年にイースタン航空のCMのために製作されたバージョン」とのことで、『サンフラワー』('70)収録バージョンとはカールのリード・ボーカルが別テイクで、 「When girls get mad at boys…」の部分はカールではなくブライアンが歌っており(2013年の6枚組 『カリフォルニアの夢』 ディスク6収録のアカペラ・ミックスもそうだった)、 エンディングがフェイド・アウトではなくきちんと終了するようなコーラス・アレンジになっている。

このCMはスタジオで演奏するビーチ・ボーイズの姿を捉えたもので、ほんの数秒が YouTube で見られる。
5-2. Add Some Music To Your Day [alternate version]  3:27  5CD/4LPに収録
完成版でボーカルを差し替える前のバージョン。
歌詞が異なり、コーラスのみの部分にも歌詞があり、各メンバーが担当する部分の区分けも細かい。
エンディングは「Add some music / To your day」のボーカルがなく、演奏とバック・コーラスのみになる。
5-3. Don't Go Near The Water [alternate version]  2:42  5CDのみ収録
前半部分のリード・ボーカルが別テイクで、中間部にリード・ボーカルがなく、エンディングがコーラスではなくバンジョーとピアノとハーモニカの演奏のみで終わる。
5-4. Surf's Up Part 1 [1971 remake track with 1966 Brian vocal]  1:41  5CDのみ収録
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン&カール バッキング・トラック録音:1971/6/18
ディスク4-10「Surf's Up [2019 mix]」でも使われている1966年のブライアンによるデモ音源に合わせてバッキング・トラックを新たに録音したもの。冒頭から「Brother John?」までの第1パートの部分。
「Surf's Up」を完成させるために最初に試みられた録音だと思われる。

結局この方法はボツになり、バッキング・トラックは1967年に録られたものを流用し、ブライアンがどうしても歌いたがらなかったためカールが リード・ボーカルを追加録音することになった。
5-5. Soulful Old Man Sunshine [2019 mix] (B.Wilson-Rick Henn-Don Ralke)  3:14  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール プロデュース:リック・ヘン&ブライアン ベーシック・トラック録音:1969/8/29
『エンドレス・ハーモニー』('98)で初登場し、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3にも収録された曲の新ミックス。
イントロのアカペラ・コーラス部分が別テイク(旧ミックスよりあっさり歌っている)で、 エンディングのカールのスキャットも旧ミックスとは異なる。
バックのコーラスも足したり引いたりで結構違っており、エンディングはコーラスなしになっている。
また、旧ミックスは部分部分で疑似ステレオのような感じになっていたが、 新ミックスは全編すっきりとしたステレオになっており、ピッチも少し速くなっている。

※2CD/4LPはフェイド・アウトが早く、10数秒短い。
5-6. I'm Goin' Your Way [alternate mix] (D.Wilson)  2:24  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/7/8
配信EP 『I'm Goin' Your Way』('19)で発表された曲の別ミックス。デニスのボーカルが別テイク。
バッキング・トラックは同じようだが、新ミックスは少しピッチが速く、音の厚みを足さないシンプルなミックスになっている。
旧ミックスの方がフェイド・アウトが遅い。

※2CD/4LPは冒頭のスタジオの会話をカットしているので10数秒短い。
5-7. Where Is She [2019 mix] (B.Wilson)  2:22  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン 録音:1969/11月ごろ
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク6に収録された未発表曲の新ミックス。
旧ミックスは始まる前に20秒ほどピアノの試し演奏が加えられており、全体に深いエコーがかけられていたが、新ミックスはエコー抑えめで、エレキ・ギターの配置位置も変っている。
また、中央にまとめられていたダブル・トラックのリード・ボーカルが左右に振り分けられ、1分57秒あたりに旧ミックスではカットされていたコーラスが付いている。

2021年11月17日追記
※5CD/2CD/4LPとも「2019 mix」表記だが、4LPのみミックスが異なる。
4LPは1分40秒あたりからの「Maybe she's on her way home…」で始まる裏声のパートにバック・コーラスがなく、最初のメロディに戻る直前に息継ぎの音が入るが、5CD/2CDにはバック・コーラスがあり、息継ぎの音はない。
5-8. Carnival (Over The Waves / Sobra Las Olas) [2019 mix] (Juventino Rosas)  1:34  5CDのみ収録
プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/1/5
メキシコの作曲家フベンティーノ・ローサスが1884年に出版したワルツ「波濤を越えて」のカバー。
配信EP 『I'm Goin' Your Way』('19)に収録されていたが、そちらには頭にカウントがあり、2分30秒ぐらいまで続いて演奏が終わるところまで聴けたのに対して、こちらはカウントがカットされ、始まって1分30秒ぐらいでフェイド・アウトして終わる。
5-9. It's Natural (David Sandler)  2:35  5CDのみ収録
リード・ボーカル:マイク プロデュース:ブライアン&デヴィッド・サンドラー 録音:1971/春
初登場の未発表曲。スプリングのアルバムでブライアンと共に作曲やプロデュースを担当したデヴィッド・サンドラーの作品。
5-10. Medley : All Of My Love / Ecology (D.Wilson-Daryl Dragon)  5:05  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス 録音:1971
初登場の未発表曲。デニスとダリル・ドラゴンの共作曲。いくつかの短いメロディーをつないだ組曲風の作品。
デニスのソロ・アルバム用に録られた曲のひとつ。

※2CD/4LPは5CDの冒頭に付いている録音中の音がカットされ、中間部の「run run, river run」のパートが25秒ほど短くされている。
5-11. Before (D.Wilson-Daryl Dragon)  2:25  5CDのみ収録
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス 録音:1971
初登場の未発表曲。デニスとダリル・ドラゴンの共作曲。未完成のまま残されたようで、歌は一部分しか入っていない。
デニスのソロ・アルバム用に録られた曲のひとつ。
5-12. Behold The Night (D.Wilson-Daryl Dragon)  2:26  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1971/7/7
初登場の未発表曲。デニスとダリル・ドラゴンの共作曲。
デニスのソロ・アルバム用に録られた曲のひとつ。

※5CDでは最後の音が鳴り終わった後の余韻と「ガタッ」という音が聴こえるが、2CD/4LPはこの部分をカットしているので3秒くらい短い。
5-13. Old Movie (Cuddle Up) (D.Wilson-Daryl Dragon)  3:37  5CDのみ収録

プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1971/3/15
アルバム 『ソー・タフ』('72)に収録された「Cuddle Up」の初期テイク。演奏とコーラスのみでリード・ボーカルは入っていない。
デニスとダリル・ドラゴンの共作曲で、デニスのソロ・アルバム用に録られた曲のひとつ。

5-14. Hawaiian Dream (D.Wilson-Daryl Dragon)  4:33  5CDのみ収録
プロデュース:デニス 録音:1971
初登場の未発表曲。デニスとダリル・ドラゴンの共作曲。演奏のみ。デニスがよく作るタイプの雄大な曲調のナンバー。
デニスのソロ・アルバム用に録られた曲のひとつ。
5-15. Settle Down / Sound Of Free [basic session outtake] (D.Wilson-Mike Love)  2:17  5CDのみ収録

プロデュース:デニス 録音:1971/11月ごろ
ディスク2-22「Sound Of Free」のベーシック・トラック(「Settle Down、テイク1」とコールされている)。
ソロ・アルバム用に再録音されたものか。

5-16. I've Got A Friend (D.Wilson)  2:26  5CDのみ収録
プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1971/秋
初登場の未発表曲。デニスのソロ・アルバム用に録られた曲のひとつ。
レコードでのリリースはなかったが、当時のライブでは歌入りで演奏されていた。YouTube
5-17. 'Til I Die [piano demo]  1:55  5CD/4LPに収録
プロデュース:ブライアン 録音:1969/11月初旬
ピアノ演奏のみによるデモ。
5-18. Back Home [demo] (B.Wilson-A.Jardine-Bob Norberg)  2:20  5CDのみ収録
リード・ボーカル:アル&ブライアン プロデュース:ブライアン&アル
「Back Home」はアルバム 『15ビッグ・ワンズ』('76)収録曲だが、リリースされた形になるまでに何度かレコーディングされており、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)に1963年6月14日録音バージョンと1970年録音バージョンが収録されていた。
これはピアノ伴奏によるデモで、1970年録音バージョンと同じメロディで歌われている。

ディスク1-17 [Live 1976]  5CDのみ収録
5-19. Back Home [alternate version]  2:34  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:マイク プロデュース:アル ベーシック・トラック録音:1969/12/24
上記 『カリフォルニアの夢』 の1970年録音バージョンと同じオケだがボーカルが異なり、
歌い始めからの部分が 『15ビッグ・ワンズ』 バージョンにより近いメロディで歌われている。
1分45秒あたりからのエンディングのコーラス部分は 『カリフォルニアの夢』 バージョンと同じ録音だが、『カリフォルニアの夢』 バージョンは繰り返しの3回目の途中でアカペラになり、 4回目でフェイド・アウトするのに対して、こちらは3回目でアカペラになり、4回目で伴奏が戻って6回目の途中でフェイド・アウトする。
5-20. Won't You Tell Me [demo] (Murry Wilson-B.Wilson)  2:01  5CDのみ収録
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン 録音:1971/春
初登場の未発表曲(曲自体は後にリリースされる)。ブライアンの父マリーがビーチ・ボーイズに歌わせようと作った曲。
マリーも参加したレコーディング時にブライアンがオルガンを弾きながら歌ったもの。
5-21. Won't You Tell Me [2019 mix]  2:54  5CDのみ収録
リード・ボーカル:ブライアン&カール プロデュース:マリー・ウィルソン&リック・ヘン ベーシック・トラック録音:1971/6/29
この曲はザ・サンレイズ (マリーがビーチ・ボーイズから追い出された後に作ったグループ)が1971年に録音したものがコンピレーション盤 『Vintage Rays』('96)に収録されていた(デニスがピアノなどで参加しているらしい)が、そのオケとコーラスを流用してブライアンとカールがボーカルを重ねたもの。
サンレイズ版より若干フェイド・アウトが遅い。
5-22. Barbara [2020 mix] (D.Wilson-Daryl Dragon)  2:59  5CDのみ収録
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス 録音:1971/秋
『エンドレス・ハーモニー』('98)で初登場したデニスの未発表曲の新ミックス。
旧ミックスでは間奏後のスキャットの音量を下げてエコーをかけ、遠くの方で歌っているような効果を出していたが、新ミックスは何もされていない。
5-23. Slip On Through [early version track]  2:48  5CDのみ収録
プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/7/8
配信EP 『I'm Goin' Your Way』('19)で発表された初期インスト・テイクの別ミックス。
EP版の方は冒頭に「サード・ジェネレーション、テイク3」のコールが入り、2分13秒あたりからのエンディングの繰り返しは8回目で終わり、 最後はブツ切れになる(配信の際のミス?)が、こちらは冒頭のコールがなく、エンディングの繰り返しが短くされて4回目で終わり、演奏が終わるまできっちり聴ける。
また、中央にあったエレキ・ギターが左へ移動している。
5-24. Susie Cincinnati [basic session highlights]  3:05  5CDのみ収録
ディスク1-24に収録されている曲のベーシック・トラック。冒頭1分ほどはセッション音源のハイライト。
5-25. My Solution [track & backing vocals]  3:42  5CDのみ収録
ディスク2-20に収録されている曲の演奏とバック・ボーカルのみ。
パッケージには時間が「3:04」と記載されているが間違い。
5-26. You Never Give Me Your Money (John Lennon-Paul McCartney)  0:40  5CDのみ収録
プロデュース:ビーチ・ボーイズ 録音:1970/1/7
初登場の未発表カバー。ビートルズの曲。
と言ってもレコーディング中にキーボードでなんとなく弾いただけのようなインストの断片。
5-27. Medley: Happy Birthday, Brian / God Only Knows  2:47  5CDのみ収録
リード・ボーカル:ブルース プロデュース:ビーチ・ボーイズ 録音:1971/6/20
初登場の未発表音源。ブライアンの29歳の誕生日に自宅スタジオで行われたパーティの模様を録音したもの。
皆で「ハッピー・バースデイ」を歌った後、ブルースが「God Only Knows」をコミカルに歌い、29枚のレコードがプレゼントされ、マネージャーのジャック・ライリーに「気分はどう?」と聞かれたブライアンは「腹が減った」と答えている。
5-28. You Need A Mess Of Help To Stand Alone [track & backing vocals] (B.Wilson-Jack Rieley)  3:32  5CD/2CDに収録(※)  2021ミックス

プロデュース:カール 録音:1971/12月ごろ
アルバム 『ソー・タフ』('73)収録曲の演奏とバック・ボーカルのみ。

オリジナルのアルバム・バージョンより、3枚組 『サウンズ・オブ・サマー』('22)ディスク2に収録された2022年ミックスのリード・ボーカル抜きという方が近い。
ピアノ、エレキギター、ドラムがメインのミックスになっており、バンジョーやエレキ・バイオリンの音がほとんど聴こえなくなっている。
エンディングで演奏の音のみフェイド・アウトしてアカペラになって終わる。

※2CDはフェイド・アウトが早く、10数秒短いので、マイクがふざけておかしな歌詞を歌う部分が聴けない。

『セイル・オン・セイラー 1972』('22)にも同じミックスが収録されているが、そちらはエンディングでアカペラにならず、最後まで演奏が消えない。

5-29. Marcella [a cappella] (B.Wilson-Jack Rieley)  3:27  5CDのみ収録  2021ミックス
リード・ボーカル:カール プロデュース:カール 録音:1971/12月ごろ
アルバム 『ソー・タフ』('72)収録曲のボーカルのみ。
完成版ではカットされたカールの「アーオゥー!」というシャウトが冒頭で聴ける。

『セイル・オン・セイラー 1972』('22)には新ミックスを収録。
・冒頭の息の音などのノイズを消去
・ボーカルが休んでいる部分のガイドとして小さく入っている演奏が、2021年版はほぼエレキ・ギター1本だけだったが、完成版に近いような形に直されている
・エンディングのコーラスが折り重なる部分にブライアンのボーカルが追加された(右チャンネル)
・エンディングのフェイド・アウトが15秒ほど長くなった




◎2CD



アマゾン 日本盤(UICY-15996〜7)  輸入盤  MP3
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HMV 日本盤  輸入盤


『サンフラワー』 『サーフズ・アップ』 全曲とセッション音源などの抜粋で全56トラック(うち1トラックはメドレーのため、総曲数は57曲)。
各曲の解説は上の5CD版と同じ。既発曲のミックス違いへの「未発表」の記述は省略した。

【Disc 1】
『サンフラワー』 オリジナル・アルバム
1-1. Slip On Through (D.Wilson-Gregg Jakobson) 2:19
1-2. This Whole World (B.Wilson) 1:58
1-3. Add Some Music To Your Day (B.Wilson-M.Love-Joe Knott) 3:36
1-4. Got To Know The Woman (D.Wilson-Gregg Jakobson]) 2:43
1-5. Deirdre (B.Johnston-B.Wilson) 3:30
1-6. It's About Time (D.Wilson-Bob Burchman-A.Jardine-C.Wilson) 2:57
1-7. Tears In The Morning [B.Johnston) 4:07
1-8. All I Wanna Do (B.Wilson-M.Love) 2:36
1-9. Forever (D.Wilson-Gregg Jakobson) 2:42
1-10. Our Sweet Love (B.Wilson-C.Wilson-A.Jardine) 2:41
1-11. At My Window (A.Jardine-B.Wilson]) 2:32
1-12. Cool, Cool Water (B.Wilson-M.Love) 5:03
『サンフラワー』 ボーナス・トラック
1-13. Loop De Loop (Flip Flop Flyin' In An Aeroplane) [original 1969 mix] (B.Wilson-A.Jardine-C.Wilson)  2:58  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:アル プロデュース:アル ベーシック・トラック録音:1969/3/5
『エンドレス・ハーモニー』('98)でアルが新しいリード・ボーカルを入れたバージョンで初めて世に出た曲。
こちらはボーカル差し替え前のオリジナル・バージョンで、『エンドレス・ハーモニー』 バージョンで追加された音もないシンプルなミックス。
1-14. San Miguel [2020 mix] (D.Wilson-Gregg Jakobson)  2:19  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/1/13
『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』('81)で初めて発表された曲の新ミックス。
バッキング・トラックが増強され、フェイド・アウトが遅い。

※2CD/4LPはフェイド・アウトが早く、10数秒短い。
1-15. Susie Cincinnati [2019 mix] (A.Jardine)  3:01  5CD/2CD/4LPに収録(※)

リード・ボーカル:アル プロデュース:アル、カール&ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/1/7
アルバム 『15ビッグ・ワンズ』('76)収録曲で、 もともとはアルバム 『サンフラワー』('70)セッションで録音され、1970年2月にシングル「Add Some Music To Your Day」のB面としてリリースされている。
シングル(モノラル)とアルバム(ステレオ)では別ミックスで、それらとは違う2012年ステレオ・ミックスが6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に収録されていた。
今回、5CDに2020年ミックス、2CD/4LPに2019年ミックスが収録されているが、2020年ミックスには車の排気音がなく、2分25秒あたりのハーモニカにエコーがかからない。
この新ミックスは2012年ミックスから楽器の配置を若干変更してアルの リード・ボーカルに強めのエコーをかけた感じの仕上がりになっている。
その後3枚組 『サウンズ・オブ・サマー』('22)ディスク3に2021年ミックスが追加されており、基本は2019/2020年ミックスと同じだが、イントロと2分25秒あたり両方でハーモニカにエコーがかからず、車の排気音はあるがイントロでドアを閉める音のみカットされている。

※5CDは車の排気音のない2020年ミックスで、2CD/4LPは排気音入りの2019年ミックス。
ただしパッケージ裏の曲目では2CDも4LPも「2020 mix」と誤記されている(日本盤2CDは「2019 mix」に修正されている)。
配信版も5CD版は2020年ミックス、2CD版は2019年ミックスだが、2CD版のトラック・リストは「2020 mix」と誤記されている。

車の排気音はイントロと37秒あたり(「…seconds flat」のあと)に入るが、ミックスにより以下の違いがある。
1970年シングル・ミックス(モノラル) イントロのみ、
アルバム 『15ビッグ・ワンズ』 ミックス(ステレオ) 2回目のみ
2012年ミックス(ステレオ) 両方
2019年ミックス(ステレオ) 両方
2020年ミックス(ステレオ) なし
2021年ミックス(ステレオ) 両方

1-16. Good Time [2019 mix] (B. Wilson-A.Jardine)  2:55  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/1/7
アルバム 『サンフラワー』('70)セッションで録音され、アルバム 『ラヴ・ユー』('77)に収録された曲の新ミックス。
楽器の配置を多少変更、バッキング・トラックやコーラスが増強されて前面に出ており(特にコーラス)、エンディングの管楽器のロング・トーンが少し長く聴ける。
1-17. I Just Got My Pay [2019 mix] (B.Wilson-A.Jardine)  2:43  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:マイク プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/1/5
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)で初めて発表された曲の新ミックス。
ミックス自体に大きな違いはないが、新ミックスはフェイド・アウトが17〜8秒遅くなっている。
1-18. Two Can Play [2019 mix] (B.Wilson)  2:06  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1969/10/20
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)で「Games Two Can Play」のタイトルで初めて世に出た曲の新ミックス。
旧ミックスはリード・ボーカルもコーラスもモノラルのように中央にまとめられていたが、コーラスが左右に広がっている。
1-19. I'm Goin' Your Way [alternate mix] (D.Wilson)  2:10  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/7/8
配信EP 『I'm Goin' Your Way』('19)で発表された曲の別ミックス。デニスのボーカルが別テイク。
バッキング・トラックは同じようだが、新ミックスは少しピッチが速く、音の厚みを足さないシンプルなミックスになっている。
旧ミックスの方がフェイド・アウトが遅い。

※2CD/4LPは冒頭のスタジオの会話をカットしているので10数秒短い。
1-20. Where Is She [2019 mix] (B.Wilson)  2:21  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン 録音:1969/11月ごろ
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4に収録された未発表曲の新ミックス。
旧ミックスは始まる前に20秒ほどピアノの試し演奏が加えられており、全体に深いエコーがかけられていたが、新ミックスはエコー抑えめで、エレキ・ギターの配置位置も変っている。
また、中央にまとめられていたダブル・トラックのリード・ボーカルが左右に振り分けられ、1分57秒あたりに旧ミックスではカットされていたコーラスが付いている。

2021年11月17日追記
※5CD/2CD/4LPとも「2019 mix」表記だが、4LPのみミックスが異なる。
4LPは1分40秒あたりからの「Maybe she's on her way home…」で始まる裏声のパートにバック・コーラスがなく、最初のメロディに戻る直前に息継ぎの音が入るが、5CD/2CDにはバック・コーラスがあり、息継ぎの音はない。
1-21. Break Away (Tag) [backing vocals excerpt] (B.Wilson-Reggie Dunbar)  0:17  5CD/2CD/4LPに収録
録音:1969/4月
「♪I can break away…」で始まる部分のバック・コーラスの短い抜粋。
1-22. Our Sweet Love [string section]  1:00  5CD/2CD/4LPに収録
ストリングスのみ。
完成版の間奏から1分ほどの部分の抜粋。
1-23. This Whole World [alternate ending]  1:41  5CD/2CD/4LPに収録
アラン・ボイド(このセットのプロデューサーの1人)によれば「1970年にイースタン航空のCMのために製作されたバージョン」とのことで、『サンフラワー』('70)収録バージョンとはカールのリード・ボーカルが 別テイクで、「When girls get mad at boys…」の部分はカールではなくブライアンが歌っており(2013年の6枚組 『カリフォルニアの夢』 ディスク6収録のアカペラ・ミックスもそうだった)、 エンディングがフェイド・アウトではなくきちんと終了するようなコーラス・アレンジになっている。

このCMはスタジオで演奏するビーチ・ボーイズの姿を捉えたもので、ほんの数秒が YouTube で見られる。
1-24. Soulful Old Man Sunshine [2019 mix] (B.Wilson-Rick Henn-Don Ralke)  3:00  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール プロデュース:リック・ヘン&ブライアン ベーシック・トラック録音:1969/8/29
『エンドレス・ハーモニー』('98)で初登場し、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3にも収録された曲の新ミックス。
イントロのアカペラ・コーラス部分が別テイク(旧ミックスよりあっさり歌っている)で、 エンディングのカールのスキャットも旧ミックスとは異なる。
バックのコーラスも足したり引いたりで結構違っており、エンディングはコーラスなしになっている。
また、旧ミックスは部分部分で疑似ステレオのような感じになっていたが、 新ミックスは全編すっきりとしたステレオになっており、ピッチも少し速くなっている。

※2CD/4LPはフェイド・アウトが早く、10数秒短い。
1-25. All I Wanna Do [a cappella]  2:41  5CD/2CD/4LPに収録(※)

ボーカルのみ。

※5CDは歌い終わった後の会話まで聴けるが、2CD/4LPは歌っている途中でフェイド・アウトするので10数秒短い。

1-26. Back Home [alternate version] (B.Wilson-A.Jardine-Bob Norberg)  2:34  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:マイク プロデュース:アル ベーシック・トラック録音:1969/12/24
「Back Home」はアルバム 『15ビッグ・ワンズ』('76)収録曲だが、リリースされた形になるまでに何度かレコーディングされており、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)に1963年6月14日録音バージョンと1970年録音バージョンが収録されていた。
ここに収録されたものは1970年録音バージョンと同じオケだがボーカルが異なり、歌い始めからの部分が 『15ビッグ・ワンズ』 バージョンにより近いメロディで歌われている。
1分45秒あたりからのエンディングのコーラス部分は 『カリフォルニアの夢』 バージョンと同じ録音だが、『カリフォルニアの夢』 バージョンは繰り返しの3回目の途中でアカペラになり、 4回目でフェイド・アウトするのに対して、こちらは3回目でアカペラになり、4回目で伴奏が戻って6回目の途中でフェイド・アウトする。
1-27. When Girls Get Together [2020 mix?] (B.Wilson-M.Love)  3:45  5CD/2CD/4LPに収録(※)

リード・ボーカル:マイク&ブライアン プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1969/11/4

アルバム 『キーピン・ザ・サマー・アライヴ』('80)に収録された曲の新ミックス。
旧ミックスよりボーカルがクリアになっており、フェイド・アウトが10数秒遅くなっている。
今回、5CD/2CDにミックスA、4LPにミックスBが収録されているが、違いは低音パートを吹いている トロンボーンの位置(ぐらいしか私にはわからない)で、ミックスAは右寄りの中央、ミックスBは完全に右、旧ミックスは左寄りの中央。

※5CD/2CDはミックスA(2020年?)で、4LPはミックスB(2019年?)。違いは低音パートを吹いているトロンボーンの位置。
パッケージ版の曲目リストでは、5CDが「2020 mix」、2CD/4LPが「2019 mix」になっている。
配信版は5CD版、2CD版ともミックスAで収録されているが、曲目リストの表記は「2019ミックス」になっている。
ということで、表記があまりにもバラバラなので、どちらが「2020 mix」でどちらが「2019 mix」なのかはっきりわからない。

1-28. Cotton Fields (The Cotton Song) [2021 stereo mix] (Huddle Ledbetter)  3:21  5CD/2CD/4LP/2LPに収録(※)

リード・ボーカル:アル プロデュース:アル ベーシック・トラック録音:1969/8/15
アルバム 『20/20』('69)収録のものとは別録音のシングル・バージョン。
リリース時にはモノラル・ミックスしかなかったが、2001年ステレオ・ミックスが 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)と6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に収録されていた。
今回、5CDと2CDに2021年ミックス、4LPと2LPに2020年ミックスが収録されているが、違いは冒頭の子供の声の有無だけ(2021にはあって2020にはない)で、曲自体のミックスは同じ。
この新ミックスは歌い出しのアルのボーカルが遠くからやって来るような処理がされ、2001年ミックスよりオリジナルのシングル・バージョンに近い仕上がりになっている(イントロのギターは2001年ミックスと同様、 オリジナルのモノラル・ミックスより1音多い)。 
 
冒頭の子供の声はアルの息子のマット(2歳半)で、この声は1970年に米TV 『Something Else』 に出演した時にも使われていた。

※5CD/2CDは2021年ステレオ・ミックスで、4LP/2LPは2020年ステレオ・ミックス。違いは冒頭の子供の声の有無。

1-29. This Whole World [Live 1988]  2:01  5CD/2CD/4LP/2LPに収録(※)

リード・ボーカル:カール
初登場のライブ音源。1988年5月20日、アリゾナ州メサでの演奏。YouTube の非公式動画
実際のライブでは演奏後のドラムがそのまま「Don't Worry Baby」のイントロとなってメドレー形式で続いていた。

掲示板「smileysmile.net.」にマーク・リネットが「yrplace」の名で投稿した書き込みによれば1988年6月19日のコネチカット州グロトンでの演奏ということだが(英語版ウィキペディアはこれを引用している)、音は上記 YouTube の動画と同じなので、動画の投稿者が間違っていなければアリゾナ州メサの演奏ということになる(実際、ライブ中にメンバーが「アリゾナ」の名を口にしている)。

※5CDでは次のライブ音源とつながっているが、2CD/4LP/2LPは1曲のみの収録になっており、冒頭の司会者がビーチ・ボーイズを紹介する声がカットされ、演奏後の「サンキュー」で すぐにフェイド・アウトする編集が施されているので数秒短い。

1-30. Sunflower Promo 1  0:59  5CD/2CDに収録
アルバム宣伝のラジオ・スポット。バックに流れる曲が違う別パターンのスポットがディスク3の冒頭に収録されている。

【Disc 2】
『サーフズ・アップ』 オリジナル・アルバム
2-1. Don't Go Near The Water (A.Jardine-M.Love) 2:41
2-2. Long Promised Road (C.Wilson-Jack Rieley) 3:32
2-3. Take A Load Off Your Feet (A.Jardine-Gary Winfrey-B.Wilson) 2:32
2-4. Disney Girls (1957) (B.Johnston) 4:08
2-5. Student Demonstration Time  (based on "Riot In Cell Block 9")(Jerry Lieber-Mike Stoller, new lyrics by M.Love) 3:59
2-6. Feel Flows (C.Wilson-Jack Rieley) 4:44
2-7. Lookin' At Tomorrow (A Welfare Song) (A.Jardine-Gary Winfrey) 1:57
2-8. A Day In The Life Of A Tree (B.Wilson-Jack Rieley) 3:09
2-9. 'Til I Die (B.Wilson) 2:32
2-10. Surf's Up (B.Wilson-Van Dyke Parks) 4:14
『サーフズ・アップ』 ボーナス・トラック
2-11. It's A New Day (D.Wilson-Daryl Dragon-Stanley Shapiro)  2:20  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:ブロンディ・チャップリン プロデュース:デニス 録音:1971/7/8
初登場の未発表曲。デニスとダリル・ドラゴンの共作。
リード・ボーカルはアルバム 『ソー・タフ』('72)『オランダ』('73)期のビーチ・ボーイズの正式メンバーとなるブロンディ・チャップリン。
2-12. Big Sur (M.Love)  2:35  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:マイク プロデュース:ビーチ・ボーイズ ベーシック・トラック録音:1970/8/15
後にアレンジを変えて 『オランダ』('73)に収録されるマイク作のナンバーの初期バージョン。
2-13. (Wouldn't It Be Nice To) Live Again [2019 mix] (D.Wilson-Stanley Shapiro)  4:36  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1971/5/23
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4に収録された未発表曲の新ミックスで、2分以上長い。
旧ミックスでは3分30秒すぎから曲調が変わる部分が短く編集されて1分ぐらいでフェイド・アウトしていたが、新ミックスは3分以上続く。
それより前の部分のミックスは各音の大きさ以外は大して変わらない。

※2CD/4LPはフェイド・アウトが早く、2分以上短くなっている。
2-14. 4th Of July [2019 mix] (D.Wilson-Jack Rieley)  3:09  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:カール プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1971/4月ごろ
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)で初めて発表された曲の新ミックス。
旧ミックスでは歌の終わりから途切れることなくピアノの伴奏が続いていくが、新ミックスはしばらくの間が空いてからピアノが鳴ってきて、フェイド・アウトも少し遅い。 また、旧ミックスに比べて低域が強調されている。
2-15. Lady (Fallin' In Love) [1970 stereo mix] (D.Wilson)  2:21  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/12/24
デニスがダリル・ドラゴン(後のキャプテン&テニールのキャプテン)と組んで「デニス・ウィルソン&ランボ」 名義で1970年にイギリスでリリースしたシングル「Sound Of Free」のB面曲。初登場の1970年ステレオ・ミックス。
当時発売されたシングルはモノラルで、ビーチ・ボーイズのCDには収録されていないが、 2005年の 『アンダー・ザ・インフルエンス』 や 2009年の 『キツネ・タブロイド』 などの コンピレーション盤で盤起こし音源がCD化されていた。
アルバム収録曲の候補としてステレオ・ミックスが作られ、シングルにはそれをモノラルにミックス・ダウンしたものが使われた。モノラルよりほんのわずかフェイド・アウトが遅い。
『サマー・ラヴ・ソングス』('09)で初登場し、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3にも収録された新ステレオ・ミックスには冒頭にストリングスのイントロが追加され、 デニスのボーカルは別テイクでエコーがかかっており、フェイド・アウトが遅い。
2-16. Behold The Night (D.Wilson-Daryl Dragon)  2:23  5CD/2CD/4LPに収録(※)

リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1971/7/7
初登場の未発表曲。デニスとダリル・ドラゴンの共作曲。
デニスのソロ・アルバム用に録られた曲のひとつ。

※5CDでは最後の音が鳴り終わった後の余韻と「ガタッ」という音が聴こえるが、2CD/4LPはこの部分をカットしているので3秒くらい短い。

2-17. Medley : All Of My Love / Ecology (D.Wilson-Daryl Dragon)  4:16  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス 録音:1971
初登場の未発表曲。デニスとダリル・ドラゴンの共作曲。いくつかの短いメロディーをつないだ組曲風の作品。
デニスのソロ・アルバム用に録られた曲のひとつ。

※2CD/4LPは5CDの冒頭に付いている録音中の音がカットされ、中間部の「run run, river run」のパートが25秒ほど短くされている。
2-18. Sweet And Bitter (B.Wilson-Don Goldberg)  2:34  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:マイク プロデュース:ブライアン 録音:1971/春
初登場の未発表曲。ドン・ゴールドバーグとブライアンの共作。

※4LPは5CDと2CDの冒頭に付いている録音中の音(すぐにストップするテイク1と「テイク2、ワン、トゥー、スリー、フォー」の声)がカットされているので10数秒短い。
2-19. My Solution (B.Wilson)  3:43  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン 録音:1970/10/31
初登場の未発表曲。ハロウィンの夜に録音されたノベルティ・ソングっぽい不気味な曲。
冒頭のメロディが、ブライアンのソロ 『イマジネーション』('98)収録の「Happy Days」に流用された。
2-20. Awake (Floyd Tucker)  3:17  5CD/2CD/4LPに収録(※)

リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン 録音:1971/10月ごろ
初登場の未発表曲(曲自体は後にリリースされる)。ブライアンのボーカルとピアノ伴奏のみによるデモ。
他にスライド・ギターの伴奏のものとブライアンのアカペラのみの2種のデモも録られたらしい。
ブライアンの妻マリリンと姉のダイアンのデュオ、スプリングのバージョンが1972年の同名タイトルのアルバムに収録されている。

※2CD/4LPは冒頭のスタジオの会話をカットしているので25秒ほど短い。

2-21. Disney Girls [live 1982]  4:19  5CD/2CD/4LP/2LPに収録(※)

リード・ボーカル:ブルース
初登場のライブ音源。マーク・リネットの掲示板への投稿によれば、1982年6月11日、オハイオ州カヤホガ・フォールズのブロッサム・ミュージック・センターでの演奏らしい。

※5CDはアルの「サンキュー、ブルース。オーライ」の声で終わるが、2CD/4LP/2LPはその前のブルースの「サンキュー」でフェイド・アウトするので数秒短い。

2-22. Surf's Up [live 1973]  4:55  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール
初登場のライブ音源。マーク・リネットの掲示板への投稿によれば、1973年8月15日、イリノイ州シカゴのオーディトリアム・シアターでの演奏らしい。
このライブから「It's About Time」が公式リリースされている。

※2CD/4LPは演奏後にマイクが「カール・ウィルソン!」と言った後フェイド・アウトするので2〜3秒短い。
2-23. You Need A Mess Of Help To Stand Alone [track & backing vocals] (B.Wilson-Jack Rieley)  3:15  5CD/2CDに収録(※)  2021ミックス

プロデュース:カール 録音:1971/12月ごろ
アルバム 『ソー・タフ』('72)収録曲の演奏とバック・ボーカルのみ。

オリジナルのアルバム・バージョンより、3枚組 『サウンズ・オブ・サマー』('22)ディスク2に収録された2022年ミックスのリード・ボーカル抜きという方が近い。
ピアノ、エレキギター、ドラムがメインのミックスになっており、バンジョーやエレキ・バイオリンの音がほとんど聴こえなくなっている。
エンディングで演奏の音のみフェイド・アウトしてアカペラになって終わる。

※2CDはフェイド・アウトが早く、10数秒短いので、マイクがふざけておかしな歌詞を歌う部分が聴けない。

『セイル・オン・セイラー 1972』('22)にも同じミックスが収録されているが、そちらはエンディングでアカペラにならず、最後まで演奏が消えない。

2-24. Feel Flows [backing vocals excerpt]  0:32  5CD/2CD/4LP/2LPに収録
バック・コーラスの30秒ほどの抜粋。
2-25. Disney Girls [backing vocals excerpt]  0:19  5CD/2CD/4LPに収録(※)

バック・コーラスの20秒ほどの抜粋。

※5CDは同じコーラスが2回歌われるが、2CD/4LPは1回のみの収録。
2CD/4LPは5CDの1回目の息継ぎまでの部分と2回目のそれ以降の部分を編集でつないで1回にしている。

2-26. Surf's Up Promo  1:02  5CD/2CDに収録
アルバム宣伝のラジオ・スポット。




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『サンフラワー』 『サーフズ・アップ』 全曲とセッション音源などの抜粋で全64トラック(うち1トラックはメドレーのため、総曲数は65曲)。
各曲の解説は上の5CD版と同じ。既発曲のミックス違いへの「未発表」の記述は省略した。

【Disc 1、Side A】
『サンフラワー』 オリジナル・アルバムA面
1A-1. Slip On Through (D.Wilson-Gregg Jakobson) 2:19
1A-2. This Whole World (B.Wilson) 1:58
1A-3. Add Some Music To Your Day (B.Wilson-M.Love-Joe Knott) 3:36
1A-4. Got To Know The Woman (D.Wilson-Gregg Jakobson]) 2:43
1A-5. Deirdre (B.Johnston-B.Wilson) 3:30
1A-6. It's About Time (D.Wilson-Bob Burchman-A.Jardine-C.Wilson) 2:57
ボーナス・トラック
1A-7. Cotton Fields (The Cotton Song) [2020 stereo mix] (Huddle Ledbetter)  3:16  5CD/2CD/4LP/2LPに収録(※)

リード・ボーカル:アル プロデュース:アル ベーシック・トラック録音:1969/8/15
アルバム 『20/20』('69)収録のものとは別録音のシングル・バージョン。
リリース時にはモノラル・ミックスしかなかったが、2001年ステレオ・ミックスが 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)と6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に収録されていた。
今回、5CDと2CDに2021年ミックス、4LPと2LPに2020年ミックスが収録されているが、違いは冒頭の子供の声の有無だけ(2021にはあって2020にはない)で、曲自体のミックスは同じ。
この新ミックスは歌い出しのアルのボーカルが遠くからやって来るような処理がされ、2001年ミックスよりオリジナルのシングル・バージョンに近い仕上がりになっている(イントロのギターは2001年ミックスと同様、 オリジナルのモノラル・ミックスより1音多い)。
5CDと2CDで聴ける冒頭の子供の声はアルの息子のマット(2歳半)で、この声は1970年に米TV 『Something Else』 に出演した時にも使われていた。

※5CD/2CDは2021年ステレオ・ミックスで、4LP/2LPは2020年ステレオ・ミックス。違いは冒頭の子供の声の有無。

1A-8. San Miguel [backing vocals excerpt] (D.Wilson-Gregg Jakobson)  0:35  5CD/4LP/2LPに収録(※)
バック・コーラスの抜粋。

※4LP/2LPは5CDの開始から25秒ぐらいのところから収録されているのでその分短い(5CDは1:00)。
1A-9. It's About Time [backing vocals excerpt]  0:50  5CD/4LP/2LPに収録
バック・コーラスの1分ほどの抜粋。
【Disc 1、Side B】
『サンフラワー』 オリジナル・アルバムB面
1B-1. Tears In The Morning [B.Johnston) 4:07
1B-2. All I Wanna Do (B.Wilson-M.Love) 2:36
1B-3. Forever (D.Wilson-Gregg Jakobson) 2:42
1B-4. Our Sweet Love (B.Wilson-C.Wilson-A.Jardine) 2:41
1B-5. At My Window (A.Jardine-B.Wilson]) 2:32
1B-6. Cool, Cool Water (B.Wilson-M.Love) 5:03
ボーナス・トラック
1B-7. This Whole World [Live 1988]  2:01  5CD/2CD/4LP/2LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール
初登場のライブ音源。1988年5月20日、アリゾナ州メサでの演奏。YouTube の非公式動画
実際のライブでは演奏後のドラムがそのまま「Don't Worry Baby」のイントロとなってメドレー形式で続いていた。

掲示板「smileysmile.net.」にマーク・リネットが「yrplace」の名で投稿した書き込みによれば1988年6月19日のコネチカット州グロトンでの演奏ということだが(英語版ウィキペディアはこれを引用している)、音は上記 YouTube の動画と同じなので、動画の投稿者が間違っていなければアリゾナ州メサの演奏ということになる(実際、ライブ中にメンバーが「アリゾナ」の名を口にしている)。

※5CDでは次のライブ音源とつながっているが、2CD/4LP/2LPは1曲のみの収録になっており、冒頭の司会者がビーチ・ボーイズを紹介する声がカットされ、演奏後の「サンキュー」で すぐにフェイド・アウトする編集が施されているので数秒短い。


【Disc 2、Side A】
『サンフラワー』 ボーナス・トラック
2A-1. Loop De Loop (Flip Flop Flyin' In An Aeroplane) [original 1969 mix] (B.Wilson-A.Jardine-C.Wilson)  2:59  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:アル プロデュース:アル ベーシック・トラック録音:1969/3/5
『エンドレス・ハーモニー』('98)でアルが新しいリード・ボーカルを入れたバージョンで初めて世に出た曲。
こちらはボーカル差し替え前のオリジナル・バージョンで、『エンドレス・ハーモニー』 バージョンで追加された音もないシンプルなミックス。
2A-2. San Miguel [2020 mix] (D.Wilson-Gregg Jakobson)  2:20  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/1/13
『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』('81)で初めて発表された曲の新ミックス。
バッキング・トラックが増強され、フェイド・アウトが遅い。

※2CD/4LPはフェイド・アウトが早く、10数秒短い。
2A-3. Susie Cincinnati [2019 mix] (A.Jardine)  3:02  5CD/2CD/4LPに収録(※)

リード・ボーカル:アル プロデュース:アル、カール&ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/1/7
アルバム 『15ビッグ・ワンズ』('76)収録曲で、もともとは アルバム 『サンフラワー』('70)セッションで録音され、1970年2月にシングル「Add Some Music To Your Day」のB面としてリリースされている。
シングル(モノラル)とアルバム(ステレオ)では別ミックスで、それらとは違う2012年ステレオ・ミックスが6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に収録されていた。
今回、5CDに2020年ミックス、2CD/4LPに2019年ミックスが収録されているが、2020年ミックスには車の排気音がなく、2分25秒あたりのハーモニカにエコーがかからない。
この新ミックスは2012年ミックスから楽器の配置を若干変更してアルの リード・ボーカルに強めのエコーをかけた感じの仕上がりになっている。
その後3枚組 『サウンズ・オブ・サマー』('22)ディスク3に2021年ミックスが追加されており、基本は2019/2020年ミックスと同じだが、イントロと2分25秒あたり両方でハーモニカにエコーがかからず、車の排気音はあるがイントロでドアを閉める音のみカットされている。

※5CDは車の排気音のない2020年ミックスで、2CD/4LPは排気音入りの2019年ミックス。
ただしパッケージ裏の曲目では2CDも4LPも「2020 mix」と誤記されている(日本盤2CDは「2019 mix」に修正されている)。
配信版も5CD版は2020年ミックス、2CD版は2019年ミックスだが、2CD版のトラック・リストは「2020 mix」と誤記されている。

車の排気音はイントロと37秒あたり(「…seconds flat」のあと)に入るが、ミックスにより以下の違いがある。
1970年シングル・ミックス(モノラル) イントロのみ、
アルバム 『15ビッグ・ワンズ』 ミックス(ステレオ) 2回目のみ
2012年ミックス(ステレオ) 両方
2019年ミックス(ステレオ) 両方
2020年ミックス(ステレオ) なし
2021年ミックス(ステレオ) 両方

2A-4. Good Time [2019 mix] (B. Wilson-A.Jardine)  2:56  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/1/7
アルバム 『サンフラワー』('70)セッションで録音され、アルバム 『ラヴ・ユー』('77)に収録された曲の新ミックス。
楽器の配置を多少変更、バッキング・トラックやコーラスが増強されて前面に出ており(特にコーラス)、エンディングの管楽器のロング・トーンが少し長く聴ける。
2A-5. I Just Got My Pay [2019 mix] (B.Wilson-A.Jardine)  2:43  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:マイク プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/1/5
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)で初めて発表された曲の新ミックス。
ミックス自体に大きな違いはないが、新ミックスはフェイド・アウトが17〜8秒遅くなっている。
2A-6. Two Can Play [2019 mix] (B.Wilson)  2:06  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1969/10/20
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)で「Games Two Can Play」のタイトルで初めて世に出た曲の新ミックス。
旧ミックスはリード・ボーカルもコーラスもモノラルのように中央にまとめられていたが、コーラスが左右に広がっている。
2A-7. I'm Goin' Your Way [alternate mix] (D.Wilson)  2:10  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/7/8
配信EP 『I'm Goin' Your Way』('19)で発表された曲の別ミックス。デニスのボーカルが別テイク。
バッキング・トラックは同じようだが、新ミックスは少しピッチが速く、音の厚みを足さないシンプルなミックスになっている。
旧ミックスの方がフェイド・アウトが遅い。

※2CD/4LPは冒頭のスタジオの会話をカットしているので10数秒短い。
2A-8. Where Is She [2019 mix] (B.Wilson)  2:22  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン 録音:1969/11月ごろ
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4に収録された未発表曲の新ミックス。
旧ミックスは始まる前に20秒ほどピアノの試し演奏が加えられており、全体に深いエコーがかけられていたが、 新ミックスはエコー抑えめで、エレキ・ギターの配置位置も変っている。
また、中央にまとめられていたダブル・トラックのリード・ボーカルが左右に振り分けられ、 1分57秒あたりに旧ミックスではカットされていたコーラスが付いている。

2021年11月17日追記
※5CD/2CD/4LPとも「2019 mix」表記だが、4LPのみミックスが異なる。
4LPは1分40秒あたりからの「Maybe she's on her way home…」で始まる裏声のパートにバック・コーラスがなく、最初のメロディに戻る直前に息継ぎの音が入るが、5CD/2CDにはバック・コーラスがあり、息継ぎの音はない。
2A-9. Break Away (Tag) [backing vocals excerpt] (B.Wilson-Reggie Dunbar)  0:18  5CD/2CD/4LPに収録
録音:1969/4月
「♪I can break away…」で始まる部分のバック・コーラスの短い抜粋。
2A-10. Our Sweet Love [string section]  1:00  5CD/2CD/4LPに収録
ストリングスのみ。
完成版の間奏から1分ほどの部分の抜粋。
【Disc 2、Side B】 
『サンフラワー』 ボーナス・トラック
2B-1. This Whole World [alternate ending]  1:41  5CD/2CD/4LPに収録
ストリングスのみ。
アラン・ボイド(このセットのプロデューサーの1人)によれば「1970年にイースタン航空のCMのために製作されたバージョン」とのことで、『サンフラワー』('70)収録バージョ ンとはカールのリード・ボーカルが別テイクで、「When girls get mad at boys…」の部分はカールではなくブライアンが歌っており(2013年の6枚組 『カリフォルニアの夢』 ディスク6収録のアカペラ・ミックスもそうだった)、 エンディングがフェイド・アウトではなくきちんと終了するようなコーラス・アレンジになっている。

このCMはスタジオで演奏するビーチ・ボーイズの姿を捉えたもので、ほんの数秒が YouTube で見られる。
2B-2. Add Some Music To Your Day [alternate version]  3:27  5CD/4LPに収録
完成版でボーカルを差し替える前のバージョン。
歌詞が異なり、コーラスのみの部分にも歌詞があり、各メンバーが担当する部分の区分けも細かい。
エンディングは「Add some music / To your day」のボーカルがなく、演奏とバック・コーラスのみになる。
2B-3. Soulful Old Man Sunshine [2019 mix] (B.Wilson-Rick Henn-Don Ralke)  2:59  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール プロデュース:リック・ヘン&ブライアン ベーシック・トラック録音:1969/8/29
『エンドレス・ハーモニー』('98)で初登場し、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3にも収録された曲の新ミックス。
イントロのアカペラ・コーラス部分が別テイク(旧ミックスよりあっさり歌っている)で、エンディングのカールの スキャットも旧ミックスとは異なる。
バックのコーラスも足したり引いたりで結構違っており、エンディングはコーラスなしになっている。
また、旧ミックスは部分部分で疑似ステレオのような感じになっていたが、 新ミックスは全編すっきりとしたステレオになっており、ピッチも少し速くなっている。

※2CD/4LPはフェイド・アウトが早く、10数秒短い。
2B-4. All I Wanna Do [a cappella]  2:41  5CD/2CD/4LPに収録(※)

ボーカルのみ。

※5CDは歌い終わった後の会話まで聴けるが、2CD/4LPは歌っている途中でフェイド・アウトするので10数秒短い。

2B-5. Back Home [alternate version] (B.Wilson-A.Jardine-Bob Norberg)  2:34  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:マイク プロデュース:アル ベーシック・トラック録音:1969/12/24
「Back Home」はアルバム 『15ビッグ・ワンズ』('76)収録曲だが、リリースされた形になるまでに何度かレコーディングされており、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)に 1963年6月14日録音バージョンと1970年録音バージョンが収録されていた。
ここに収録されたものは1970年録音バージョンと同じオケだがボーカルが異なり、歌い始めからの部分が 『15ビッグ・ワンズ』 バージョンに より近いメロディで歌われている。
1分45秒あたりからのエンディングのコーラス部分は 『カリフォルニアの夢』 バージョンと同じ録音だが、『カリフォルニアの夢』 バージョンは繰り返しの 3回目の途中でアカペラになり、 4回目でフェイド・アウトするのに対して、こちらは3回目でアカペラになり、4回目で伴奏が戻って6回目の途中でフェイド・アウトする。
2B-6. When Girls Get Together [2019 mix?] (B.Wilson-M.Love)  3:45  5CD/2CD/4LPに収録(※)

リード・ボーカル:マイク&ブライアン プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1969/11/4

アルバム 『キーピン・ザ・サマー・アライヴ』('80)に収録された曲の新ミックス。
旧ミックスよりボーカルがクリアになっており、フェイド・アウトが 10数秒遅くなっている。
今回、5CD/2CDにミックスA、4LPにミックスBが収録されているが、違いは低音パートを吹いている トロンボーンの位置(ぐらいしか私にはわからない)で、ミックスAは右寄りの中央、ミックスBは完全に右、旧ミックスは左寄りの中央。

※5CD/2CDはミックスA(2020年?)で、4LPはミックスB(2019年?)。違いは低音パートを吹いているトロンボーンの位置。
パッケージ版の曲目リストでは、5CDが「2020 mix」、2CD/4LPが「2019 mix」になっている。
配信版は5CD版、2CD版ともミックスAで収録されているが、曲目リストの表記は「2019ミックス」になっている。
ということで、表記があまりにもバラバラなので、どちらが「2020 mix」でどちらが「2019 mix」なのかはっきりわからない。

2B-7. It's About Time [live 1971]  3:54  5CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール
初登場のライブ音源。1971年6月27日、ニューヨークのフィルモア・イーストでの演奏。YouTube の非公式音源
このライブは非公式盤として商品化されているが、リード・ボーカルがほとんど聴こえない曲が多かった。

※5CDでは前後のライブ音源とつながっているが、4LPは1曲のみの収録になっており、 前と後ろに歓声によるフェイド・イン/アウトが加えられているので数秒長い。
2B-8. This Whole World [backing vocals section]  0:34  5CD/4LPに収録(※)
後半30秒ほどの部分のバック・コーラスのみ。

※4LPは5CDの開始から29秒ぐらいのところから収録されているのでその分短い(5CDは1:05)。


【Disc 3、Side A】
『サーフズ・アップ』 オリジナル・アルバムA面
3A-1. Don't Go Near The Water (A.Jardine-M.Love) 2:41
3A-2. Long Promised Road (C.Wilson-Jack Rieley) 3:32
3A-3. Take A Load Off Your Feet (A.Jardine-Gary Winfrey-B.Wilson) 2:32
3A-4. Disney Girls (1957) (B.Johnston) 4:08
3A-5. Student Demonstration Time  (based on "Riot In Cell Block 9")(Jerry Lieber-Mike Stoller, new lyrics by M.Love) 3:59
ボーナス・トラック
3A-6. Disney Girls [live 1982]  4:19  5CD/2CD/4LP/2LPに収録(※)
リード・ボーカル:ブルース
初登場のライブ音源。マーク・リネットの掲示板への投稿によれば、1982年6月11日、オハイオ州カヤホガ・フォールズのブロッサム・ミュージック・センターでの演奏らしい。

※5CDはアルの「サンキュー、ブルース。オーライ」の声で終わるが、2CD/4LP/2LPはその前のブルースの「サンキュー」でフェイド・アウトするので数秒短い。
3A-7. Feel Flows [backing vocals excerpt]  0:33  5CD/2CD/4LP/2LPに収録
バック・コーラスの30秒ほどの抜粋。
【Disc 3、Side B】
『サーフズ・アップ』 オリジナル・アルバムB面
3B-1. Feel Flows (C.Wilson-Jack Rieley) 4:44
3B-2. Lookin' At Tomorrow (A Welfare Song) (A.Jardine-Gary Winfrey) 1:57
3B-3. A Day In The Life Of A Tree (B.Wilson-Jack Rieley) 3:09
3B-4. 'Til I Die (B.Wilson) 2:32
3B-5. Surf's Up (B.Wilson-Van Dyke Parks) 4:14
ボーナス・トラック
3B-6. A Day In The Life Of A Tree [track & backing vocals]  2:54  5CD/4LP/2LPに収録
演奏とバック・ボーカルのみ。
3B-7. 'Til I Die [a cappella]  2:11  5CD/4LP/2LPに収録(※)

ボーカルのみ。

※5CDはエンディングの途中で「These things I'll be until I die」のボーカルがフェイド・アウトして「アー」「ウー」のコーラスだけになってフェイド・アウトで終わるが、4LP/2LPは「These things I'll be until I die」のボーカルがフェイド・アウトする前に全体がフェイド・アウトして終わるので20数秒短い。



【Disc 4、Side A】
『サーフズ・アップ』 ボーナス・トラック
4A-1. It's A New Day (D.Wilson-Daryl Dragon-Stanley Shapiro)  2:20  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:ブロンディ・チャップリン プロデュース:デニス 録音:1971/7/8
初登場の未発表曲。デニスとダリル・ドラゴンの共作。
リード・ボーカルはアルバム 『ソー・タフ』('72)『オランダ』('73)期のビーチ・ボーイズの正式メンバーとなるブロンディ・チャップリン。
4A-2. Big Sur (M.Love)  2:35  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:マイク プロデュース:ビーチ・ボーイズ ベーシック・トラック録音:1970/8/15
後にアレンジを変えて 『オランダ』('73)に収録されるマイク作のナンバーの初期バージョン。
4A-3. (Wouldn't It Be Nice To) Live Again [2019 mix] (D.Wilson-Stanley Shapiro)  4:35  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1971/5/23
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4に収録された未発表曲の新ミックスで、2分以上長い。
旧ミックスでは3分30秒すぎから曲調が変わる部分が短く編集されて1分ぐらいでフェイド・アウトしていたが、新ミックスは3分以上続く。
それより前の部分のミックスは各音の大きさ以外は大して変わらない。

※2CD/4LPはフェイド・アウトが早く、2分以上短くなっている。
4A-4. H.E.L.P. Is On The Way [2019 mix] (B.Wilson)  2:31  5CD/4LPに収録
リード・ボーカル:マイク プロデュース:ブライアン ベーシック・トラック録音:1970/8/17
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)で初めて発表された曲の新ミックス。
旧ミックスはリード・ボーカルもコーラスも全体的に中央にまとめられていたが、コーラスが左右に広がっている。
4A-5. 4th Of July [2019 mix] (D.Wilson-Jack Rieley)  3:09  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:カール プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1971/4月ごろ
『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』('93)で初めて発表された曲の新ミックス。
旧ミックスでは歌の終わりから途切れることなくピアノの伴奏が続いていくが、新ミックスはしばらくの間が空いてからピアノが鳴ってきて、 フェイド・アウトも少し遅い。また、旧ミックスに比べて低域が強調されている。
4A-6. Lady (Fallin' In Love) [1970 stereo mix] (D.Wilson)  2:21  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1969/12/24
デニスがダリル・ドラゴン(後のキャプテン&テニールのキャプテン)と組んで「デニス・ウィルソン&ランボ」 名義で1970年にイギリスでリリースしたシングル「Sound Of Free」のB面曲。初登場の1970年ステレオ・ミックス。
当時発売されたシングルはモノラルで、ビーチ・ボーイズのCDには収録されていないが、 2005年の 『アンダー・ザ・インフルエンス』 や 2009年の 『キツネ・タブロイド』 などの コンピレーション盤で盤起こし音源がCD化されていた。
アルバム収録曲の候補としてステレオ・ミックスが作られ、シングルにはそれをモノラルにミックス・ダウンしたものが使われた。モノラルよりほんのわずかフェイド・アウトが遅い。
『サマー・ラヴ・ソングス』('09)で初登場し、6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3にも収録された新ステレオ・ミックスには冒頭にストリングスのイントロが追加され、 デニスのボーカルは別テイクでエコーがかかっており、フェイド・アウトが遅い。
4A-7. Behold The Night (D.Wilson-Daryl Dragon)  2:24  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス ベーシック・トラック録音:1971/7/7
初登場の未発表曲。デニスとダリル・ドラゴンの共作曲。
デニスのソロ・アルバム用に録られた曲のひとつ。

※5CDでは最後の音が鳴り終わった後の余韻と「ガタッ」という音が聴こえるが、2CD/4LPはこの部分をカットしているので3秒くらい短い。
4A-8. 'Til I Die [piano demo]  1:55  5CD/4LPに収録
プロデュース:ブライアン 録音:1969/11月初旬
ピアノ演奏のみによるデモ。
【Disc 4、Side B】
『サーフズ・アップ』 ボーナス・トラック
4B-1. Medley : All Of My Love / Ecology (D.Wilson-Daryl Dragon)  4:15  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:デニス プロデュース:デニス 録音:1971
初登場の未発表曲。デニスとダリル・ドラゴンの共作曲。いくつかの短いメロディーをつないだ組曲風の作品。
デニスのソロ・アルバム用に録られた曲のひとつ。

※2CD/4LPは5CDの冒頭に付いている録音中の音がカットされ、中間部の「run run, river run」のパートが25秒ほど短くされている。
4B-2. Sweet And Bitter (B.Wilson-Don Goldberg)  2:21  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:マイク プロデュース:ブライアン 録音:1971/春
初登場の未発表曲。ドン・ゴールドバーグとブライアンの共作。

※4LPは5CDと2CDの冒頭に付いている録音中の音(すぐにストップするテイク1と「テイク2、ワン、トゥー、スリー、フォー」の声)がカットされているので10数秒短い。
4B-3. My Solution (B.Wilson)  3:43  5CD/2CD/4LPに収録
リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン 録音:1970/10/31
初登場の未発表曲。ハロウィンの夜に録音されたノベルティ・ソングっぽい不気味な曲。
冒頭のメロディが、ブライアンのソロ 『イマジネーション』('98)収録の「Happy Days」に流用された。
4B-4. Awake (Floyd Tucker)  3:17  5CD/2CD/4LPに収録(※)

リード・ボーカル:ブライアン プロデュース:ブライアン 録音:1971/10月ごろ
初登場の未発表曲(曲自体は後にリリースされる)。ブライアンのボーカルとピアノ伴奏のみによるデモ。
他にスライド・ギターの伴奏のものとブライアンのアカペラのみの2種のデモも録られたらしい。
ブライアンの妻マリリンと姉のダイアンのデュオ、スプリングのバージョンが1972年の同名タイトルのアルバムに収録されている。

※2CD/4LPは冒頭のスタジオの会話をカットしているので25秒ほど短い。

4B-5. Take A Load Off Your Feet [live 1993]  2:26  5CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール&アル
初登場のライブ音源。1993年11月26日、ニューヨークのパラマウント・シアターでの演奏。YouTube の非公式音源
5CDのディスク1-15「Add Some Music To Your Day」もこの日の演奏。

※4LPは演奏前後の歓声が短くフェイド・イン/アウト処理されているので数秒短い。
4B-6. Surf's Up [live 1973]  4:56  5CD/2CD/4LPに収録(※)
リード・ボーカル:カール
初登場のライブ音源。マーク・リネットの掲示板への投稿によれば、1973年8月15日、イリノイ州シカゴのオーディトリアム・シアターでの演奏らしい。
このライブから「It's About Time」が公式リリースされている。

※2CD/4LPは演奏後にマイクが「カール・ウィルソン!」と言った後フェイド・アウトするので2〜3秒短い。
4B-7. A Day In The Life Of A Tree [backing vocals excerpt]  0:32  5CD/4LPに収録
バック・コーラスの30秒ほどの抜粋。
4B-8. Disney Girls [backing vocals excerpt]  0:20  5CD/2CD/4LPに収録(※)

バック・コーラスの20秒ほどの抜粋。

※5CDは同じコーラスが2回歌われるが、2CD/4LPは1回のみの収録。
2CD/4LPは5CDの1回目の息継ぎまでの部分と2回目のそれ以降の部分を編集でつないで1回にしている。





◎2LP



輸入盤のみ アマゾン  タワレコ  HMV


『サンフラワー』 『サーフズ・アップ』 全曲とセッション音源などの抜粋で全30トラック。

上記4LPの ディスク1 および ディスク3 と同じ。






1970年の 『サンフラワー』 と1971年の 『サーフズ・アップ』 のリマスター版と、この時期のセッションからの音源で構成した5枚組。

アルバムに入らなかった曲はこれまでの編集盤などで小出しにリリースされているものが多いが、すべてリミックスされており、他にはアルバム収録曲のバッキング・トラックやアカペラ・ミックス、 別テイク、ライブなどがたっぷり収録されている。

コロナの影響と、ビーチ・ボーイズでは恒例の発売延期が重なって随分待たされたが、内容は充実したものになっている。

2枚組CDとLPに収録されているものの中には短く編集されているものがあり、これは収録時間の都合かと思えるが、「Susie Cincinnati」「Cotton Fields」「When Girls Get Together」の3曲はフォーマットによってミックス違い(と言っても大した違いはない)で収録されており、なぜこんなことになっているのかよくわからない。
しかも発表された種々のトラック・リストにちょこちょこ間違いがあり、発売前にそうとう混乱させられた。

2021年11月17日追記
上記3曲の他、「Where Is She」は5CD/2CD/4LPとも「2019 mix」表記だが、4LPのみミックスが異なる。



実際の中身 パッケージ表記

公式ストア

ユニバjp
日本盤
ユニバjp
輸入盤
配信
実際の中身
配信
表記
5CD 5CD 5CD 5CD 5CD Super Deluxe Super Deluxe
Susie Cincinnati 2020mix 2020mix 2020mix 2020mix 2020mix 2020mix 2020mix
Cotton Fields 2021mix 2021mix 2021mix 2021mix 2021mix 2021mix 2021mix
When Girls Get Together 2020mix(?) 2020mix 2020mix 2020mix 2019mix 2020mix(?) 2019mix
2CD 2CD    2CD 2CD 2CD Deluxe Deluxe
Susie Cincinnati 2019mix 輸入盤 2020mix
日本盤 2019mix
2019mix 2019mix 2019mix 2019mix 2020mix
Cotton Fields 2021mix 2021mix 記載なし 2021mix 2021mix 2021mix 2021mix
When Girls Get Together 2020mix(?) 2019mix 2019mix 2019mix 2019mix 2020mix(?) 2019mix
4LP 4LP 4LP 4LP
Susie Cincinnati 2019mix 2020mix 2020mix 2020mix
Cotton Fields 2020mix 2020mix 2020mix 2021mix
When Girls Get Together 2019mix(?) 2019mix 2019mix 2019mix
赤文字は誤記だと思われる。
※公式ストアの2CDのトラック・リストは実際の商品と異なっており、ディスク1に「Cotton Fields [2021 stereo mix]」と「Sunflower Promo [part 1]」が入っておらず、実際には収録されていない「Add Some Music To Your Day [alternate version]」が入っている。
※「When Girls Get Together」は4LP以外はすべて同じミックスだが、表記のどれが正しいのかよくわからず、どちらが2020ミックスでどちらが2019ミックスなのかわからない。


セールスや評価はそこそこ良かったようなので(ただし5枚組CDの生産数は少なめだったようで、すぐに売り切れになってしまった)、 今後のアーカイブ・リリースにつながるものと期待したい。


◎2013年以降にリリースされた未発表音源を含むコンピレーション
2013年 『カリフォルニアの夢』『The Big Beat 1963』
2014年 『Keep An Eye On Summer - The Beach Boys Sessions 1964』『Live In Sacramento 1964』
2015年 『ビーチ・ボーイズ・パーティ!〜アンカヴァード・アンド・アンプラグド』『Live In Chicago 1965』『Sessions '64!!』
2016年 『ペット・サウンズ 50周年記念エディション』『Graduation Day 1966 : Live At The University Of Michigan』
2017年 『サンシャイン・トゥモロウ』『Sunshine Tomorrow 2 - The Studio Sessions』『Live Sunshine』
2018年 『The Friends Sessions』『The 20/20 Sessions』 『The Beach Boys On Tour :1968』
2019年 『The Beach Boys 1969 : I'm Going Your Way』
2021年 『フィール・フロウズ』
2022年 『セイル・オン・セイラー 1972』



●関連リリース 『1970 Release』 と 『Live In 1970』

『フィール・フロウズ』 は著作隣接権保護期間の延長のため、本来2020年中に発売される予定だったが、種々の理由により2021年に発売延期となった。
代わりに2020年に以下の変則リリースが行われた。


1970 Release  2020年11月16日リリース?

P.1970.JPG - 2,507BYTES

『フィール・フロウズ』 に収録された音源からなるコンピレーション。
実際にはこのコンピレーションを入手する方法はなかったものと思われる。

2020年11月22日ごろ、「AllMusic」のサイトにこのコンピレーションが掲載されたことに気付いたファンにより存在が発覚した。
そのページでは「2020年11月16日リリース」と記載され、全64トラックのサンプル(各30秒)が試聴可能だったが、11月25日の時点で既にそのページは削除されていた。

この時点では 『フィール・フロウズ』 のリリースは宙に浮いた状態であったが、1970年録音のマテリアルは2020年中にリリースしないと著作隣接権が切れる国があるため、何らかの手を打つ必要があり、 該当する音源だけをひっそりと発表し(具体的な方法については不明)、 形だけのリリースで既成事実を作ったと推測される。

AllMusic(Internet Archive) 1970 Release 元のページは削除されている
YouTube "Feel Flows" box set - samples(ファンがサンプルをまとめて上げたもの)

【収録曲】
AllMusic のトラック・リストではタイトルのみしか記載されていない。
「Our Sweet Love [track & backing vocals]」と「Season In The Sun」は 『フィール・フロウズ』 に収録されたものとはミックスが違っている。
1. Good Time [2019 mix] 2:56  5CDディスク1-25
2. Carnival (Over The Waves) - Sobra Las Olas 1:34  5CDディスク5-8
3. Susie Cincinnati [2019 mix] 3:02  2CDディスク1-15
4. I Just Got My Pay [2019 mix] 2:43  5CDディスク4-19
5. This Whole World [alternate ending] 1:41  5CDディスク5-1
6. Add Some Music To Your Day [alternate version] 3:27  5CDディスク5-2
7. Our Sweet Love [string section] 1:00  5CDディスク3-19
8. Slip On Through [track & backing vocals] 2:48  5CDディスク3-2
9. This Whole World [long version track & backing vocals] 3:11  5CDディスク3-3
10. Add Some Music To Your Day [track & backing vocals] 4:35  5CDディスク3-4
11. Deirdre [track] 3:35  5CDディスク3-5
12. It's About Time [track & backing vocals] 2:53  5CDディスク3-6
13. Tears In The Morning [track & backing vocals] 4:13  5CDディスク3-7
14. All I Wanna Do [session intro, track & backing vocals] 3:46  5CDディスク3-8
15. Forever [session highlights] 3:37  5CDディスク3-9
16. Forever [track & backing vocals] 2:59  5CDディスク3-10
17. Our Sweet Love [track & backing vocals] 2:39  5CDディスク3-11
 実際の商品に収録されたものとは別ミックス サンプル 
18. At My Window [track & backing vocals] 2:51  5CDディスク3-12
19. Cool, Cool Water [alternate 2019 mix] 6:26  5CDディスク3-13
20. Loop De Loop (Flip Flop Flyin' In An Aeroplane) [track] 2:49  5CDディスク3-15
21. San Miguel [track & backing vocals] 2:59  5CDディスク3-14
22. Good Time [session intro, track & backing vocals] 4:27  5CDディスク3-16
23. When Girls Get Together [track] 1:51  5CDディスク3-17
24. Susie Cincinnati [basic session highlights] 3:04  5CDディスク5-24
25. Back Home [demo] 2:23  5CDディスク5-18
26. Slip On Through [alternate 1969 mix with session intro] 3:25  5CDディスク3-18
27. This Whole World [backing vocals section] 1:05  5CDディスク3-24
28. Add Some Music To Your Day [2019 a capella] 3:30  5CDディスク3-25
29. Got To Know The Woman [a capella] 2:55  5CDディスク3-26
30. All I Wanna Do [a capella] 2:58  5CDディスク3-28
31. Forever [2019 a capella] 2:52  5CDディスク3-29
32. Sunflower Promo 1 1:00  5CDディスク1-13
33. Student Demonstration Time [2019 master] 4:02  5CDディスク2-5
34. 'Til I Die [2019 master] 2:38  5CDディスク2-9
35. Big Sur 2:36  5CDディスク2-17
36. Seasons In The Sun 3:30  5CDディスク2-24
 実際の商品に収録されたものとは別ミックス サンプル
37. Sound Of Free [1970 single mix] 2:22  5CDディスク2-22
38. Sweet And Bitter 2:33  5CDディスク2-19
39. My Solution 3:44  5CDディスク2-20
40. H.E.L.P. Is On The Way [2019 mix] 2:31  5CDディスク2-18
41. You Never Give Me Your Money 0:40  5CDディスク5-26
42. Don't Go Near The Water [alternate version] 2:42  5CDディスク5-3
43. Surf's Up Promo 1:02  5CDディスク2-11
44. Good Time [backing vocals excerpt] 0:19  5CDディスク3-23
45. Don't Go Near The Water [track & backing vocals] 3:41  5CDディスク4-1
46. Long Promised Road [track & background vocals] 3:40  5CDディスク4-2
47. Take A Load Off Your Feet [alternate vocal] 2:29  5CDディスク4-3
48. Disney Girls (1957) [track & backing vocals] 4:17  5CDディスク4-4
49. Student Demonstration Time [track & backing vocals] 3:46  5CDディスク4-5
50. Feel Flows [track & backing vocals] 5:02  5CDディスク4-6
51. Lookin' At Tomorrow (A Welfare Song) [session intro & alternate mix] 2:43  5CDディスク4-7
52. A Day In The Life Of A Tree [track & backing vocals] 2:54  5CDディスク4-8
53. Surf's Up, Pt.1 [1971 remake track with 1966 Brian's vocal] 1:41  5CDディスク5-4
54. Surf's Up [2019 mix] 4:08  5CDディスク4-10
55. Feel Flows [backing vocals excerpt] 0:35  5CDディスク4-14
56. Disney Girls (1957) [backing vocals excerpt] 0:36  5CDディスク4-15
57. Medley: All Of My Love / Ecology 5:06  5CDディスク5-10
58. Medley: Happy Birthday, Brian / God Only Knows 2:47  5CDディスク5-27
59. 'Til I Die [piano demo] 1:56  5CDディスク5-17
60. Riot In Cell Block #9 [live 1970] 3:31  5CDディスク1-19
61. Cotton Fields (The Cotton Song) [a capella] 2:44  5CDディスク3-22
62. My Solution [track & backing vocals] 3:43  5CDディスク5-25
63. Sunflower Promo 2 1:02  5CDディスク3-1
64. It's About Time [backing vocals excerpt] 0:50  5CDディスク3-27



Live In 1970  2021年1月8日アップロード

P.1970LIVE.JPG - 4,054BYTES

1970年のライブ音源(一部1971年)のコンピレーション。
YouTube にアップロードされているが、ヨーロッパ地域でしか視聴できない。
ただし中身は海賊盤の音源をそのまま使ったような劣悪な音質で、著作隣接権保護期間の延長だけが目的のビジネス上のリリースだと思われる。

YouTube(Internet Archive) Live In 1970 元のページは非公開になっている
ヨーロッパではアマゾンなどでダウンロード販売も行われていた。
Spotify にもページがあるが聴けない。

【収録曲】
YouTube ではタイトルがもれている曲があったり、メドレー形式での演奏でないものに「メドレー」と記載されたりしているので、正しい内容に修正してある。
ライブの日付と場所は私の推測で、公表されているわけではない。

■ビッグ・サー・フォーク・フェスティバル、カリフォルニア州モンタレー 1970/10/3 Big Sur Music Festival, Monterey CA
ブライアンは不参加、デニスも映画 『断絶』 撮影のため不参加
1. Intro / 2. Wouldn't It Be Nice / 3. Sloop John B / 4. Country Air / 5. California Girls / 6. Aren't You Glad / 7. Tears In The Morning / 8. Wake The World / 9. Vegetables / 10. God Only Knows / 11. Cotton Fields / 12. Their Hearts Were Full Of Spring / 13. Riot In Cell Block #9 / 14. Good Vibrations

・1〜6と11〜14の10トラックのみステレオ
・公式の商品として出せそうな音質のものはこの10トラックのみで、他は大きいヒス・ノイズや音揺れや途切れそうになる部分があるなど、 一昔前の海賊盤の音源をそのまま使っているような劣悪な音質
・1と11には音声に割り込む形で何かのCMが入っている
・2と6と13は公式に商品化されている(こちら

■米TV 『David Frost Show』 1971/2 or 3月収録 David Frost TV show, New York NY
ブライアンは不参加
15. Wouldn't It Be Nice / 16. Cool Cool Water

・16はDVD 『エンドレス・ハーモニー』 で一部が見られる

■フェスティバル・ホール、メルボルン、オーストラリア 1970/4/23 Festival Hall, Melbourne VIC, Australia
ブライアンは不参加
17. Concert Intro / 18. Do It Again / 19. Darlin' / 20. I Get Around / 21. Wouldn't It Be Nice / 22. Sloop John B / 23. Medley : Warmth Of The Sun - Don't Worry Baby - Please Let Me Wonder - Surfer Girl - In My Room / 24. California Girls / Help Me Rhonda / 25. God Only Knows / 26. Cotton Fields (The Cotton Song) / 27. Their Hearts Were Full Of Spring / 28. Good Vibrations / 29. Riot In Cell Block #9 / 30. Barbara Ann, Johnny B. Goode / 31. Papa-Oom-Mow-Mow / 32. Surfin' U.S.A.

・30はメドレーと記載されているがメドレー形式には演奏していない

■ハマースミス・オデオン、ロンドン、イギリス 1970/11/20 Hammersmith Odeon, London
ブライアンは不参加
33. Country Air

■デ・ドーレン、ロッテルダム、オランダ 1970/12/19 De Doelen, Rotterdam
ブライアンは不参加
34. Intro / 35. Cotton Fields / 36. Aren't You Glad / 37. Country Air / 38. Vegetables / 39. Tears In The Morning

■シアトル・オペラ・ハウス、ワシントン州シアトル 1970/2/28 Seattle Opera House, Seattle WA
ブライアンは参加、マイクは病気のため不参加
40. Intro / 41. Do It Again / 42. Darlin' / 43. Surfer Girl / 44. Sloop John B / 45. Help Me Rhonda / 46. I Can Hear Music / 47. Wouldn't It Be Nice / 48. Add Some Music To Your Day / 49. Cotton Fields / 50. God Only Knows / 51. Barbara Ann / 52. The Nearest Faraway Place / 53. Good Vibrations

・53は途中でフェイド・アウトして終る

■オーストラリアTV 『Tommy Leonetti Show』 か? 1970/5/14収録 The Tommy Leonetti Show (?), ATN 7 TV studio, Sydney NSW
ブライアンは不参加
54. I Get Around, California Girls / 55. Help Me Rhonda, Their Hearts Were Full Of Spring / 56. Sloop John B / 57. Wouldn't It Be Nice / 58. Graduation Day / 59. Cotton Fields / 60. Good Vibrations / 61. God Only Knows / 62. Johnny B Goode

・54、55はメドレーと記載されているがメドレー形式には演奏していない
・58はメドレーではなく「Cotton Fields」も入っていない
・59は途中からの収録

■ウィスキー・ア・ゴーゴー、カリフォルニア州ロサンゼルス 1970/11/6 Whisky A Go-Go, Los Angeles CA
ブライアンは不参加
63. Intro / 64. Darlin' / 65. Aren't You Glad / 66. Wouldn't It Be Nice / 67. Wake The World / 68. Cotton Fields / 69. Country Air / 70. Sloop John B, Riot In Cell Block #9 / 71. God Only Knows / 72. Good Vibrations / 73. It's About Time / 74. I Get Around, Johnny B. Goode

・70の「Riot In Cell Block #9」は途中からの収録


以下は YouTube に上がっている海賊盤の音源で、今回の配信はこれと全く同じ
 Live at Big Sur 1970/10/03  1〜14と同じ 編集のミス(「Cotton Fields」の曲紹介が「Tears In The Morning」の前に配されている)も全く同じ
 Live in London 1970/11/20  33と同じ
 Live in Rotterdam 1970/12/19  34〜39と同じ
 Live In Seattle 2/28/1970  40〜53と同じ
 Live At The Whiskey A Go Go, Hollywood, California (06-11-1970)  63〜74と同じ




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