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 更新履歴 

エンドレス・ハーモニー ('98)/ 改訂版 ('00)
Endless Harmony Soundtrack


 

日本盤(TOCP-50720)  日本盤(TOCP-66032)  輸入盤  改訂版輸入盤  改訂版MP3
日本盤は初版も新装版も中の音は同じ

YouTube(改訂版)


1. Soulful Old Man Sunshine [writing session excerpt](B.Wilson-Rick Henn)  0:44 モノラル 
69年に行われたセッションの断片。ブライアンの父マーリーの作ったグループ、ザ・サンレイズのリック・ヘンとの共作で、演奏も2人。
2. Soulful Old Man Sunshine (B.Wilson-R.Henn)  3:28 ステレオ
69年10月〜11月に録音( 『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』 によれば11月6日と9日。『フィール・フロウズ』('21)のクレジットではベーシック・トラック録音は8月29日)。本盤で初めて発表された曲。 6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3にも収録。
『フィール・フロウズ』 には2019年ミックスが収録されているが、イントロのアカペラ・コーラス部分が別テイク(旧ミックスよりあっさり歌っている)で、エンディングのカールのスキャットも旧ミックスとは異なる。
バックのコーラスも足したり引いたりで結構違っており、エンディングはコーラスなしになっている。
また、旧ミックスは部分部分で疑似ステレオのような感じになっていたが、 新ミックスは全編すっきりとしたステレオになっており、ピッチも少し速くなっている。
3. Radio Concert Promo 1  0:15 モノラル 
66年3月24日録音。デニスとブライアンの会話によるコンサート告知。
米盤初版の初回プレスはミスによりデニスの関係ないコメントが入っていた。
4. Medley:Surfin' Safari / Fun, Fun, Fun / Shut Down / Little Deuce Coupe / Surfin' U.S.A. [live-1966]  3:31 ステレオ 

66年10月22日のミシガン州立大学でのライブ。この日2回行われたうちの最初のセットから。初版と改訂版で内容が微妙に違う。 
初版は演奏開始までの部分を少しカットしてあるが、改訂版は編集されておらず、少しピッチが早い。
この日のライブのその他の公式リリース
・1998年 『エンドレス・ハーモニー』 1回目のセットから「Medley:Surfin' Safari / Fun, Fun, Fun / Shut Down / Little Deuce Coupe / Surfin' U.S.A.」
・1993年 『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』 2回目のセットから「Good Vibrations」
・2016年 『Graduation Day 1966』 全演奏曲
「Good Vibrations」がライブで演奏されたのはこの日が初めてで、ブライアンが同行してきちんと演奏できるように監督した。

5. Surfer Girl [binaural mix] / [vocals]  2:29 ステレオ
ミックス違い。初版と改訂版で内容が違う。 
初版は「binaural mix(ボーカルを左に、演奏を右に配置)」で、改訂版は「Vocals(ボーカルをステレオで前面に出し、演奏は後ろで小さく聴こえる)」になっている。
「binaural mix」の方は、1970年代の再発シングルで既に世に出たものとのこと。
6. Help Me, Rhonda [alternative single version]  2:52 モノラル 
65年2月24日、3月4日、3月21日に録音。 
アルバム 『トゥデイ』 に収録されていた曲の再録音で、一度このミックスで完成となっていたが、さらに手を加えて現在聴けるシングル・バージョン(=アルバム 『サマー・デイズ』 収録バージョン)になった。
7. Kiss Me, Baby [stereo remix]  2:46 ステレオ
初登場のステレオ・ミックス。初版と改訂版で内容が違う。
初版は頭のメインボーカルが右寄りだが、改訂版は頭のメインボーカルが真ん中で、全体にエコーが深い。
7・8の2曲は、初版ではアンドリュー・サンドヴァルがステレオ・ミックスを行ったが、何が気に入らなかったのかマーク・リネットがミックスをやり直したものが改訂版に収められている。
改訂版は2012年リマスター盤 『トゥデイ<モノ&ステレオ>』 や6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク1にも収録。
8. California Girls [stereo remix]  2:45 ステレオ
初登場のステレオ・ミックス。初版と改訂版で内容が違う。 
初版は頭のブラスが右だが、改訂版は頭のブラスが真ん中で、全体にエコーが深い。
『サウンズ・オブ・サマー』('03)『USシングル・コレクション』('08)『サマー・ラヴ・ソングス』('09)『サマー・デイズ<モノ&ステレオ>』('12)6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク2に収録されているものは改訂版のミックスをほんの少しいじったもの(1回目のサビを2回目のものと差し替えている)。
9. Good Vibrations [live-1968 rehersal]  3:43 ステレオ
68年12月8日のロンドンでのライブ開始前のリハーサルから。 
この日のライブの本番は、『ビーチ・ボーイズ '69(ライヴ・イン・ロンドン)』 としてアルバム化された。
10. Heroes And Villains [demo]  2:25 モノラル 
66年11月4日録音。ブライアンがピアノを弾きながら歌うデモ。初版と改訂版で内容が微妙に違う。 
初版はイントロの途中からフェイド・インしてくるが、改訂版は頭から収録されており、少しピッチが早い。また、改訂版は「Barnyard」に入る前の部分が短く編集されている。エンディングは改訂版の方が長い。
『スマイル・コレクターズ・ボックス』('11)のディスク2の36に同じ音源がもう少し長く収録されている。
11. Heroes And Villains [live]  3:41 ステレオ
72年10月もしくは11月のライブ。
12. God Only Knows [live-1967 rehersal]  2:46 ステレオ

未発表の疑似ライブ・アルバム 『レイド・イン・ハワイ』 セッションでのスタジオ録音。67年9月11日。
このテイクはこれまで以下の3つの編集版がリリースされている。
・2017年 『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』 ディスク2 モノラル
・1998年 『エンドレス・ハーモニー』 ステレオ
・2017年 『1967 - Sunshine Tomorrow 2』 ステレオ(別ミックス)
『1967 - サンシャイン・トゥモロウ』 版で聴ける以下の音が、他の版では消されている。
『エンドレス・ハーモニー』 版 … イントロのスティック音/1:51〜2:03あたりのパーカッション/演奏後の声「Thank you」をカット
『1967 - Sunshine Tomorrow 2』 版 … 1:10のスティック音/1:35のコーラス「♪ザアウチュー」をカット
この時のライブ音源についてはライブのページで。

13. Radio Concert Promo 2  0:15 モノラル 
アルの語りによるコンサート告知。3曲目と同じく66年3月24日録音。
14. Darlin' [live-1980]  2:17(初版) / 2:27(改訂版) ステレオ
80年6月21日の英ネブワースでのライブ。初版と改訂版で内容が微妙に違う。 
初版はいきなりドラムから始まり、少しピッチが早いが、改訂版は歓声がフェイド・インしてから始まる。また、初版は演奏後の歓声が次の曲とつながっているが、改訂版はフェイド・アウトするので曲間が空いている。 
カールのギターとグループのバック・ボーカルは後からスタジオでオーバーダブされたもの。
このライブはCD・DVD 『ライヴ・アット・ネブワース』 として商品化されている。
15. Wonderful / Don't Worry Bill [live-1972]
  
(B.Wilson-V.D.Parks / Ricky Fataar-Blondie Chaplin-Steve Fataar-Brother Fataar)  5:55 ステレオ

72年11月23日のカーネギー・ホール(ニューヨーク)でのライブ。2人の黒人メンバー、リッキー・ファターとブロンディ・チャップリン在籍時で、将来的なリリースを想定して録音が行われた。22曲目の「Long Promised Road」もこの日の演奏。

『セイル・オン・セイラー 1972』('22)6CDのディスク3と4にこの日の全演奏曲が収録されており、この曲も入っているが、「Don't Worry Bill」の間奏のみこの日のもう1回のショーの演奏と差し替えられている。

16. Do It Again [early version]  2:32 モノラル(初版) / ステレオ(改訂版) 
68年5月26日録音の初期テイク。初版と改訂版で内容が違う。
初版はモノラルだが、改訂版は疑似っぽいステレオ。また、初版はコーラスしながらのフェイド・アウトで終わるが、改訂版は演奏するのをやめる形で終わる。
配信アルバム 『1968 - I Can Hear Music』('18)にこれの新ミックスが収録されている。
17. Break Away [demo]  2:41 モノラル 
69年3月31日と4月10日録音のデモ( 『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』 によれば3月31日と4月2日と23日)。
ボーカルはすべてブライアン1人で行っている。
18. Sail Plane Song (B.Wilson-C.Wilson)  2:13 ステレオ
68年6月8日録音。次の曲の初期テイク。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク3に新ステレオ・ミックスが収録されている。
配信アルバム 『1968 - I Can Hear Music』 には更なる新ステレオ・ミックスが収録されている。
19. Loop De Loop(Flip Flop Flyin' In An Aeroplane) (B.Wilson-C.Wilson-A.Jardine)  2:59 ステレオ
69年3月5日〜7月4日録音。本盤で初めて発表された曲。 
本盤収録のため、1998年7月にアルが新たにリード・ボーカルを入れた。
1969年のオリジナル・ミックスは 『フィール・フロウズ』('21)に収録されている。
20. Barbara (D.Wilson)  3:00 ステレオ
71年4月録音(2021年の 『フィール・フロウズ』 のクレジットでは71年の秋)。本盤で初めて発表されたデニスの曲。
『フィール・フロウズ』('21)ディスク5に2020年ミックスが収録されており、旧ミックスでは間奏後のスキャットの音量を下げてエコーをかけ、遠くの方で歌っているような効果を出していたが、新ミックスは何もされていない。
21. 'Til I Die [alternative mix]  4:59 / 4:54 ステレオ
ミックス違い。
前半はインストで、後半が完成版と同じ構成。
『フィール・フロウズ』('21)ディスク4にはこれの別ミックス&一部ボーカル違いのバージョンが収録されている。
22. Long Promised Road [live-1972]  4:18 ステレオ
15曲目と同じ72年11月23日カーネギー・ホール(ニューヨーク)でのライブ。

『フィール・フロウズ』('21)5CDのディスク2と 『セイル・オン・セイラー 1972』('22)6CDのディスク3に収録の同曲もこの日のものだが別演奏なので、この日2回行われたショーの両方が公式リリースされたことになる。
23. All Alone (Carli Munoz)  3:40 ステレオ
78年6月録音開始。デニスの2枚目のソロ・アルバム 『バンブー』 のために録音されたもの。結局アルバムは出なかった。
24. Brian's Back (M.Love) 4:09 ステレオ
78年10月〜11月録音。マイクの初ソロ・アルバム 『ファースト・ラヴ』 のために録音されたもの。結局アルバムは出なかった。
6枚組 『カリフォルニアの夢』('13)ディスク4にショート・エディットの新ミックスを収録。
25. Endless Harmony  3:10 / 3:32(改訂版、シークレット・トラックを含む) ステレオ
80年のアルバム 『キーピン・ザ・サマー・アライヴ』 に収録されているものと同じ。
改訂版のみ、このあとにシークレット・トラック: 「Kiss Me, Baby」のコーラスの一部(アカペラ)(約20秒)
「Kiss Me, Baby」のアカペラ・ミックスは、このあと 『ホーソーン、カリフォルニア』('01)ディスク1の15曲目に収録された。



1998年にアメリカでテレビ放送された同名のドキュメンタリーのサントラ盤として出たレア・トラック集。

1984年に作られたドキュメンタリー 『アン・アメリカン・バンド』 はデニスの死までを取り上げていたが、こちらはカールの死後に作られており、最後に2人が画面の外に去っていくラストが泣かせた。

非常に雑多な感じの選曲ではあるが、ベスト盤やボックス・セット等の中に散在させるのではなく、1枚まるごとレア・トラック集というのは買う側にとってはありがたいやり方である。

レア・トラック集ではあるが、同じレア・トラック集 『ホーソーン、カリフォルニア』 と比べて中途半端な状態のトラックが少ないので、初心者がいきなりこれから聴いても問題なさそうに思える。

2000年にジャケットを変えて出た再発盤は、数曲のミックスや編集が違う改訂版になっていた。日本盤も再発の際に新しいジャケットになっているのだが、中の音は初版と同じなので注意。

付属のブックレットに各曲の詳しい解説がちゃんと掲載されているので、マニアの方はぜひご一読下さい(日本盤は対訳付き)。


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